YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

今年のカスタムランキング

2017年12月30日 | 雑記

 カスタムの定義は不明だけど、今年行った我がYB号の
改造などを思い返してみたよ。その中で特に印象的だった
事や効果的だった物を幾つかピックアップしてみた。

第5位 油水分離器

これは効果が無い笑いのネタとして入手してみたら、意外にも
効果が出た部品。
目に見える結果があんなに楽しいのかと思わせる部品だった。
別に無くても困らないし、速くもカッコよくもならないカスタム。

第4位 赤いYSSリアサス

これも体感できるカスタムパーツ。
高価でなくても効果はある。w

第3位 前スプロケット変更

YBR125の時はかえって坂道が苦手になったけど、YBの場合は
総合減速比の関係で前スプロケットを純正14Tから15Tに変更す
のは改善と言えるカスタムだった。お勧めです。

第2位 クラッチケーブルの代替品を発見!

特に速くもカッコよくもならない地味なカスタムだけど、なぜか
切れやすいと評判(笑)のYB/YBR系クラッチケーブルを強化する
意味では大発見だった。
国産車用ゆえに、どこの店でも注文できるメリットは見逃せない。
社外品も色々販売されているのも特徴。

第1位 暖気シム!

元は他人から教えてもらった手法だが、これが厳冬期に暖気する
際、極めて有効なアイテム。M4の平ワッシャ1枚を挟むだけで
手放しで暖気できちゃうんだから、もう手放せないw
キャブヒーター並みにお勧めです。

こんな感じで印象的なカスタマイズだったよ。
どれも甲乙つけがたいけど、簡単で確実な物が一番だよね。

 さて、いよいよ今年もあとわずかです。
皆さま、こんな殴り書きなブログに一年間お付き合いをありがと
うございました。

我がYB号も構想通り、スクランブラー風に改造できて、今や
YB125SPG越野号になったと思いたい。
もうカスタムネタはほとんど無いが、春ごろにエンジンでもいじっ
て遊ぼうと思うよ。

それでは皆さま、良いお年を!


BS25型キャブレターを開けてみた

2017年12月28日 | YB&YBR関係雑記

 ちょっと我がYB125SP純正のミクニBS25型キャブレターを開
けてみたよ。
これは2011年式YBRから採用された型だけど、どうやら中国ヤマ
ハ専用の設計みたい。
以前から社外マフラーやボアアップ時に、このキャブレターのパイ
ロットジェットのオーバーサイズジェットが見つからなくてとん挫
している記事をよく見かけたので、ちょっと調べてみた。

ついでに色々なところを確認してみたよ。
メインスタンドで車体を立てて、燃料コックをOFF。


用意した30㎝長で内径4mmの透明チューブをドレンホースと繋
ぎ変えてU字に固定。

トレンボルトを緩めるとフロート室内の燃料が流れ出す。

油面距離を測定。

本体とフロート室の合わせ目から約6mmの位置が、内部の油面
になっていた。
絶好調な状態のキャブなので、不調になったりオーバーフローを
起こした時に外から判断する基準として、この距離をメモして
おきたかったのだ。

そのままチューブをメスシリンダーへ。

これでフロート室内の燃料量を測れるのだ。
出し切ったらドレンボルトを締める事。

約35cc。

これを知っておくと、キャブ不具合時の参考になるのだ。
確認したから燃料タンク内に戻した。

さて、本題のパイロットジェットを見るためにキャブを開けな
ければならない。
色々な接続品を外す。

スロットルケーブルを外す。
固定ナットを目一杯上に回してから抜けば良い。

ワイヤープーリーを回す。

これでワイヤーに余裕が生まれるから、タイコを抜けばOK。

タンク内燃料蒸気還元用ホースを抜く。

狭い場所だからやりにくい。

リモートチョークワイヤーを外す。

12mmのスパナで回すけれど、ここは樹脂製だしOリングもあ
るので、締める時は手回し+ほんの少しで十分。
分解・組み立て時に破損させるとちょっと厄介な場所。
現時点で修理用部品の入手が可能か否かは分からないのだ。


キャブヒーターの配線だけを外す。

後付け品なので、ここが無い車体もあるだろう。

フロート室内の気圧を外気圧と同じにする大気開放ホース
外す。

このホースの意味を知らない人が結構多いらしい。

 大気開放ホースはこんな感じに配管されている。

走行中に飛来するホコリや雨水が乱気流でキャブレター
内に侵入しないように、屋根代わりの燃料タンク下部へ
ホースを導いてフロート室内と外気の気圧を同じにする
理屈だよ。

インテーク固定バンドを緩める。

2番+ドライバーが適合。

コネクティングチューブバンドを緩める。

3mmのヘキサレンチが適合する。

これで準備は完了。

キャブレターを横倒しにする。

真横までしなくても構わないから、底にあるフロート室固定ボルト
を外す。先端精度が高い2番+ドライバーで行わないとナメやすい。

メインジェットを確認してみたくなった。

ここのマイナス溝はなかなか合うドライバーが見つからず、
ビット交換式ドライバー用がピッタリだった。

メインジェット。

これはミクニ丸小型なので、社外品でも多くのサイズを見つ
ける事ができる。
このキャブレター付属のサイズは110番。

さて、問題のパイロットジェットの
取り外し写真は無い!

撮り忘れたので、各自観察して場所を
見つけてください。w


パイロットジェット。

サイズは17.5番が付いていた。
この形と大きさに合うミクニのパイロットジェットが日本国内に
存在しないらしい。
でも見た事があるんだよな~。

ケーヒンのキャブレターのスロージェットが似ている。
でも手持ちの物と比較してみたところ、太さが違う。

とりあえず採寸してみた。

嘆いていた人たちは、なぜか採寸していない。
ちょっとの手間でヒントを得られるから、部品の採寸は重要だと
思うよ。

結果はこんな寸法だった。

ネジ径が5mmってのが重要。

で、見つけてしまったのだ。

ケーヒン(ケイヒン)のPB16、PB18用のスロージェ
ットが
近い形状・寸法でネジ径は同じ。先端形状も同じ
なので、機能的に問題ない。

ただし今回採寸した時にうっかりネジのピッチを測らなかった
ので確証は持てないけれど、オーバーサイズの代替品として
使えれば、アクセル低開度域の燃調ができるようになるね。

問題はミクニとケーヒンは表示番数が同じじゃなくて、
同じ穴径でも数字が異なる事。

ミクニは流量(面積)、ケーヒンは穴径で表記しているって
情報を掴んだ。
そしてこのBS25のミクニ17.5番は
ケーヒン33番に
相当するらしいが、
実際にこの目で見たり測定していない
のであしからず。
ジェットクリーニング針などで見当を
付けてから純正互換と思われる番数を
基準に、あれこれ探すと良いと思う。


って事は、ケーヒンのPB16/18用スロージェットをオーバーサ
イズとして流用できそうなのは、社外品の35番~数種類ってかな?
「PB16 PB18 スロージェット」で検索すればオーバーサイズ
セットが何社も見つかるし、ケーヒンを採用しているミニバイク
では
APE50 純正パイロットジェット番数 #35
XR50モタード 純正パイロットジェット番数 #35

APE100-09 純正パイロットジェット番数 #38
JAZZ 純正パイロットジェット番数 #38
MAGNA50 純正パイロットジェット番数 #38
XR100モタード 純正パイロットジェット番数 #38

と言うホンダ純正部品流用もできるだろう。

KSR110も純正#38が同一形状だと社外品ジェットセットの
説明や写真で分かった。「カワサキもか・・・」

後日ネジピッチの互換性は読者様の一報にて流用可
能なのが判明しました!
例のスロージェットですが無事に取り付けできま
 した!」 情報公開に多謝!

左が純正、右がポッシュのPB16/18用セット#38#40#42。
ただし写真のようにエアーブリード穴の大きさに違いがある。
これが影響しているらしくて#38に換装してもパイロットスク
リューを大きく開けないと燃調がとれないとの事なので、この
エアーブリード穴の仕様の社外品では番数を大きく読み替える
か、あるいは細いドリルとピンバイスで穴を純正同等に広げる工夫
は必要だ。
後日、BS25付属のパイロットジェットのエアブリード穴径を
ギターの弦で簡易測定した結果、0.8mmだと判明したよ。

よってPB16/18のスロージェットを流用する時には、ブリード
穴を0.8mmに広げれ
ば良い。

細いドリル歯は扱いにくいけれど、こんな物が売られている。

100円ショップのダイソーがピンバイス型のキリを扱ってるので、
見かけたら買い置きしておけば役立つだろう。

なんにしても今まで何年もパイロットジェットの代替品が見つから
ずに手も足も出なかったBS25キャブレターユーザーには、大きな
前進と言えよう。
抜けの良い社外マフラーやボアアップ時にきっと役立つでしょう。

余談だけど中国スズキGN125-2FのキャブレターはBS26型らしいが、
なぜかパイロットジェットの形が中国ヤマハとまったく違うんだよ。
中身や構造も違っていたし吸気口径も違う。
同じミクニで名前が似ていても別物って感じだから、各社の仕様に
合わせて中国ミクニが供給しているんだと思うよ。

 長期間の放置の結果、キャブ内がデロデロな汚れ方になってた場合
は「純正キャブレターBS25メンテナンス」(リンク)を見て、徹底
清掃をする事をお勧めします。

以上、YB125SP、YBR125系、YX125などの純正キャブレター
BS25型のお話でした。


オカルトパーツの中身

2017年12月25日 | YB&YBR関係雑記

点火系オカルトパーツのその後の話。
スパークプラグの花火を強くして色々ご利益があるとの宣伝だ
った中国製の怪しい点火増強器(花火増強器)
検索用語「摩托车改装点火增强器」

結局大きな変化は感じ取れず、しばらく様子見していたのだ。
あまり長距離走行後の比較はしていないが、こんな結果になったよ。

1:装着前の燃費傾向
・平均的に約41~43㎞/Lくらい
2:装着後、給油毎の結果
・49.5km(普通に走って)
・47.3km(普通に走って)
・43.7km(わざと元気よく走って)
3:取り外し後
・43.3km(普通に走って)

あれれ? なんだか少し燃費が良くなる傾向だったぞ?
と言うわけで日曜日に増強器の接地線を付けたり外したりしながら
同じ道をなん往復もしてみた。

ほんの少しだけ差があるような感じ。
具体的には3~5速ギアでの加速が4500回転から少し増す感じ。
だけど「ほんの少し」

さて、せっかくのオカルトパーツなので中身を見てみたくなったよ。
こんな感じのフェイク物を期待しているのだ。w

これはUSBフラッシュメモリの中が単なるコネクタ配線の切れっ
ぱしなダマシ商品。

意を決して接着してあったフタを強くこじって開けてみた。

あ、なにか部品がある。
防湿や振動対策、リバースエンジニアリング阻止のために充填剤
で埋める製造仕様は日本の電子機器でもおなじみなので驚かない
けれど、運よく部品が顔をのぞかせている。w

見た事がある電子部品だ。

再度テスターで測定してみたら、直流回路は成立せず、静電容量
は82pF(0.082nF)くらい。

もう中身の回路は判明した。
昔流行ったコンデンサー系の点火増強器、ガンスパークやホットワ
イヤーと同じ考え方だと思う。
点火波形を変えるためのコンデンサー式。
また、回路的にはイグニッションコイルの2次側と並列に接続して
いるため、並列共振回路になって一定の回転域で点火電圧が上がる
理屈も考えられるけれど、本当のところはさっぱりわからん!!

電子部品の高圧セラミックコンデンサー。

こいつが正体だと思う。
高圧コンデンサ セラミック・ディスクタイプ。
これに高圧用シリコン被覆電線をハンダ付けし、絶縁用収縮チュ
ーブを被せ、ケースに収めて保護充填剤を流し込んで完成。
意外と手間がかかっている。

後日、この手の増強器の構成や動作比較実験の動画を見つけたよ。
https://www.youtube.com/watch?v=qQFx1jmgiic

自分で作ろうと思えば作れる内容だけれど、材料入手や手間を
考えると約50元(1000円くらい)で完成品を買った方が得な
気もするが、そこまでして付ける価値があるかどうかは各自の
判断だよね。

とにかく、中味を見た感じではフェイク品とは思えず、一応
少しの変化は起きている。
また、雑な構造による将来的な故障を心配していたけれど、
一応丁寧な仕上がりだったので、また付けて運用してみる事に
したよ。

ネタとして購入・運用してみた製品だけど、日本国内で開発製造
販売している他の燃費向上パーツも中を見てみたいものだ。
既にお持ちの方は是非、中味を公開してください。w


ブーツやオイルを交換

2017年12月23日 | YB125SP整備

破れたフォークブーツの代わりにYB125SP純正のブーツを仮組
して過ごしていたけど、適切な長さの物を入手した。

さすがにこれ1セットのためだけに輸入代理店を通すのは総額的に
バカらしいから、ア〇ゾンで汎用品を見つけて買ったのだ。
送料無料で560円。
自由長210mmで径がYBR125G型フォークに適合する。
中国からの発送なので少し時間はかかったし、見ての通り、
仕上がりはあまり良くない。

とにかく安いし防塵用なので気にしていたらきりがない。

長さはピッタリ。
しばらくこれで過ごす事にした。

油水分離器の様子。

しっかり水分を確保してくれている。
ただし、エアークリーナーボックスの穴を少し拡大した効果は
あまり出て居なくて、なんでシビアコンディションの人と違うの
か不明になってしまった。(^ω^;)アセッ!
もしかして短距離シビアコンディションだと油温が温まらないから、
オイルミストが発生しにくくて、ブローバイガスとして出にくく
なっているのかも?

ついでに年末恒例のオイル交換を実施した。

廃油を透かしてみると実に綺麗な透明感。

YBR125時代の12月のオイル交換画像を見てるみると・・・

コーヒーに数滴ミルクを垂らしたような濁り具合だった。
やはり油水分離器の効果は出ていると思うよ。

作業後、昼ご飯を食べにちょいと海方面へ南下してみた。
もう山方面は凍結情報が舞い込み始めいる。

目星をつけておいた平塚の食堂に到着すると日・祭日がお休み。
あ、今日は祭日だったよ。(´・ω・`)ショボーン

仕方ないから次の食堂を目指して茅ヶ崎界隈をウロウロ探して
いるうちにお腹がぐーぐー鳴り出した。
もう2時過ぎだもんなあ。w

道中で目に入った食堂に急きょ入ってみた。

ラーメンや定食がメインで夜の時間帯は居酒屋。

で、本日のランチを頼む。

ラーメンと半丼物+サラダ・冷奴で864円也。
超腹へり状態でも大満足な量と味だった。
今日で廃業する大月の食堂・こまっちゃんの学生ラーメンセット
に迫る量だったよ。

時間が時間だけに先客はひとりだけだったけど、昼間っから
ジョッキビールを5杯飲みほしてて、すっかり出来上がって
いた。
あまにりに大声でマスターにお話ししていたため、うるさく感じた
から落ち着かず、食べ終わってさっさと店を出てしまったよ。w

昨日は冬至だったのでまだまだ日が出てる時間は短い。

川沿いの土手ダート道なんか軽く流しながら帰路につく。

明日は大掃除とか色々やらねばならない。
一応わがYB125SP越野号の今年の整備・改造はこれで済んだの
かな?


短いケーブルか?

2017年12月22日 | YB&YBR関係雑記

先日、中華市場サイト(淘宝网)を徘徊していたら、気になる
物を見つけてしまった。

中国ヤマハの関係会社JHANSHEが出している自社ブランド車の
JS125-28関係の部品
見ての通り、エンジンはYBR系だけどハンドル形状に注目すると、
YB/YBR系よりも低いのだ。
ハンドルが低い分、もしかしたらケーブル類が短いのかも?

クラッチケーブルは JS125-28 离合线 で検索。

逆に少し長いのか?

YB純正を実測した結果AB間が1.20mだったから8㎝長いようだ
けど、机上調査なので確証は持てない。
なお引き回しの関係でYB/YBR系にあるL字型の筒が無くて直線
になっている。

この分ゆるやかなに曲げれば抵抗は低いはず。

さらに気になる写真を見つけた。

JS125系などはこんな感じに一旦フレームに添わせてからクラッチ
ケース上部に寄せて引き回しているらしい。
これらの仕様をYB/YBR系に応用すれば、セパレートやスワロー、
コンドル、ヨーロピアンハンドルなど低いハンドルへの改造時に
余長になるクラッチケーブルをうまく引き回す事ができるのでは
ないか?
こんな事を妄想してみたのだ。

ついでにハンドルも探してみた。 JS125手把

低いが絞りが強いので、不自然な前のめりにならないだろう。

JS125系で他の型式のハンドル。

これはYB/YBR系の純正ハンドルに近い高さだけど、形状が
カッコイイ。
純正はやたらと垂直に立っているが、これなら見慣れた普通の
曲がり具合だと個人的には思う。

てな感じで寒い季節はネットウインドウショッピングに最適なのだ。w
この手の発見は探している時は見つからなくて、色々眺めている時に
偶然見つかるもんだね。

余談だけど、中国現地の方に言わせるとJS125系は中国国内向けの
あまり品質がよろしく無いモデルらしい。(^ω^;)
細かい点では中国ヤマハ(建設雅马哈)製造の方が良いとの事だけ
れど、部品単位で上記のような流用可能部品が安価に入手できるなら、
非正規輸入のYB/YBR系の改造用には有難い存在だと思うよ。
実際、これで随分助かっている。


赤いYSSリアサス

2017年12月17日 | YB125SP改造

秘かに入手していた社外リアサスペンションに交換したよ。

YB/YBR界で大人気なYSS社のDTG 350mmハイブリッドサスペ
ンション。(ア〇ゾンで約8千円)

昔あったスタンダードモデルは青・赤の二色が存在していたけど、
このタイプになってから赤しかなみたいだ。

さて、問題は付属のカラー(金属の筒)を抜かないとYB/YBR系
にそのまま装着できない事なんだけど、カラー抜きの方法は色々
ある。
ネット検索すると幾つかの説明例はあるけれど、どうもうまく
説明してるサイトが少ない。
ここはかなり分かりやすい。
リンク バイクのリアサスのカラー交換

俺も今まで似たような方法でやっていたけど、焼き直しのつもり
で少し書く事にした。

カラーを抜きやすいように一工夫。

ドライバーを差し込んで斜めにこじると隙間が出来るので、
そこへシリコン潤滑剤スプレーをひと吹き。
全周に渡るような感じで4か所くらい行うと良い。

『電工ドライバーで抜く方法』

電工ドライバーの形状で都合よく押し出せる。
ぐりぐりと円錐運動させながら押してあげるとカラーが徐々に
抜けてくる。
半分以上抜けたら手で引っ張れば完全に抜けるだろう。

『クランプで抜く方法』

ラバーブッシュを残しつつカラーだけを押し出すのに、こんな
構成の道具類でやると簡単。
事前にドライバー方法と同じシリコンスプレー処理をする。
なお、カラーの長さはソケットより長い関係で完全に抜けない
から締め込みが急に固くなった時点で終了してカラーを手でぐり
ぐりさせて抜くと良い。

都合の良いソケットを持っていない時は、代用品を使うと良い。

例えば水道配管用の部品でホムセンで数十円。
TSユニオンソケット・16が都合よくカラーが中に入り込む。

これを17mmソケットの代わりに使うのだ。

こんな感じに作業する。
余談だけど、秘蔵の水道配管部品類。

1個数十円だから何種類も買っておいたので、こんな時に役立つ。

さて、カラーを全部抜いたから、ついでに観察してみた。

バネを押す強さを調整するためのイニシャル調整機構は裏側を
見ると分かった。
階段状の機構になっている。
調整時はガタガタと階段を越えるので、動かしやすいように
スプレーグリスかスプレーオイルを少し吹いておくと良い。

YB125SPでの交換方法はこれを見れば分かるだろう。
リンク: YBのリアサス交換について
YBR125/YX125系は単にサスを入れ替えればよい。

車体に装着。

下側はオフセット構造なので写真の通りに組むとチェーンガード
と干渉しなくなる。
反対側のサスも対称に合わせれば良い。

もう一工夫。
リンク:リアサスにシュッ! で体感したので、今回は最初から
行う事にしたよ。

上側にシリコンスプレーをシュッ!としてスプリングを回す。

下側も同様にシュッ!

これで新品時のゴリゴリ感が無くなってスルスル回るようになった。

イニシャル調整方法はこんな感じ。
俺が入手した物は最初から最強にセットされていたので、左回転
で回すと徐々に柔らかくなったよ。

6mm弱の穴が前後2箇所あるので、軸径6mmの2番・+ドライ
バーを差し込
んでカタカタ回すとスプリングを押す強さを変え
られる。

このモデルは7段階可変だ。

本当は「サグ出し(サグ調整)」を実行するのが一番だけれど、
2名以上で行うため、簡単にはできない。
好みもあるから、とりあえず1番弱くセットしておいた。

交換作業が終わったから、昼食を食べに行くついでに試走して
きた。

愛川の工業団地内で見つけた寿司屋。

半ソバ+握り寿司セット730円也。

食後にクネクネ道を徘徊。
最弱にセットしていた純正サスと比べてもギャップ通過や舗装の
つぎはぎ、減速帯で
ゴツゴツ感が随分減って走りやすくなった。
コーナリングもリアタイヤが吸い付くようになり、安心感が
増したよ。

一番弱くセットしていたが、少し路面状況がつかみにくい印象
もあったので2段硬くしてみた。
この手の調整は多めに変化させて、やりすぎ感が出たら少し戻
す方法で追い込むと分かりやすい。
結果的に最弱から1段硬めに落ち着いた。

赤いリアサスに変えてから見た目の印象も変わったね。
テールランプやサイドカバーのロゴ、ウインカーとのバランス
は良いと個人的に思う。

イニシャル調整は状況しだいなので、キャンプ道具や大荷物、
タンデム走行では硬めに変えると走りやすくなるだろう。
好みもあるので各自うまく最適な設定を見つける事を祈って
ますよ。

さて、今年もあとわずか。
注文しているフォークブーツが届けば交換し、ついでに
フォークオイルとエンジンオイルを交換すれば年内の作業は
終わる予定。


分離水の様子

2017年12月09日 | YB125SP改造

油水分離器(リンク)の話の続きで申し訳ない。
順調に水分が分離されているけれど、ちょっと気になる点が
あるのだ。

見ての通り、完全な水とはいかず少しオイルが混じって乳化して
いる。
本来はエアクリーナーボックスを介して燃焼室へと送り込まれる
はずのオイルミストの一部が落下しているみたい。

一方、分離器施工に協力していただいた方の分離水。

特に濁りも無くて綺麗な水という感じでしょ?
実は施工時にちょっとした細工をエアクリーナボックスにして
おいたのだ。

エアクリボックス内のブローバイガス還元穴はこんな感じ。

約1.5mm程度に小さな穴なので、油水分離器を付けた時の
流動抵抗と合わせてクランクケース内圧が上手く抜けないのでは?
と思って穴を少し広げたあげてたのだ。
これが上手く作用して透明水として分離されているのだろうと
思って、自分のエアクリにも同じ細工をしてみたよ。

ドリル工具の入り込む空間ではないので、手袋をはめてドリル歯
を直接回して穴を広げる。
いきなり大きな穴は開けにくいから2.0→2.5→3.0mmの順に
広げてみたよ。

さて、穴を広げた効果はこんな具合だった。

ホースはエンジンオイルで変色しているけれど、分離された水は
加工前よりも綺麗で透明になった。

これで2台の検証結果が出たので、油水分離器を付ける時には
エアクリのブローバイガス穴を広げると良いだろう。
ホンダやスズキ車のブローバイガス穴はもっと広いらしいから、
4mmくらいに広げても問題ないんじゃないかな?
しかし冬なのに湿気の多さにビックリしているよ。

以上、油水分離器の続報でした。


防水タックロールシート

2017年12月08日 | YB&YBR関係雑記

「天俊125复古改装」(YB125SPレトロ改造の意)でタオバオを
眺めていたら、YB125SP用の新しいタックロールシートが出回
っていたよ。

純正シートの皮を張り替えたモデルで色は2色。
198元(約3500~4500円)で中国国内送料は無料だから、
国際送料や輸入代理店によっては手数料を足して約8千円以内
に収まると思う。
 社外品のタックロールシートだとフィッティングを自ら工夫し
なければならず、物によっては見た目を優先するあまりに座り心
地が悪くなるのもある。
純正形状なら長時間座っていても苦痛にならないので、これは
良い商品だろう。
何より縫い目の無い防水型タック風形状なので、湿気や雨でも
水が染み込まないから、晴れてもお尻は濡れないのだ。

しっとりシート(リンク)の様に縫い目のあるタックロールシー
トカバーではかなり気を使っているので、いずれはこのシートを
入手してみたいなぁ・・・


アーアー、本日も晴天なり

2017年12月03日 | YB125SPツーリング

せっかく前タイヤを交換したので当てもなく走りだして、
気づけば大井松田界隈まで行ってしまった。

松田町で酒匂川の堤防道路に出てみたら、富士山の頭が。w

寒いので御殿場や足柄峠とかには向かわず、このまま堤防路を
南下してみた。
お昼時になってお腹が空いてきたよ。

国道255線に出て適当に走っていたら、なにやら中華食堂風な
店を発見。

定食も色々あって、しかも盛りも多い。

頼んだのは黄金チャーハン。

大盛り級チャーハンに中華丼風のあんかけ肉野菜、卵スープ付き。
これで680円ならへたな牛丼チェーンのセットもんよりも良い。
朝ごはん抜きで出発したにもかかわらず、お腹いっぱいになって
最後はちょっときつかった。w

昨日に続いて本日も晴天なり。


師走になってタイヤ交換とか

2017年12月02日 | YB125SP整備

もう12月じゃないか!
まったく油断もできない月日の早さよ。

買い置きしていた前タイヤを交換した。

YBRの時に人柱購入していたのと同じ銘柄。
舗装路から未舗装路までオールラウンドにこなし、しかも安くて
長持ちなTS607。

交換して試走したら強いブレーキング時にビーンという干渉音が
鳴った。

一旦ホイールを外してフロントフェンダーの裏を観察して原因を
発見!
メーターケーブルホルダーの固定部の凸部にタイヤが干渉して
異音が発生していたらしい。

ニッパーで頭を5mm程度切ったら異音は起きなくなったよ。

タイヤ交換ついでにフォークブーツを交換した。

一部が割れていたのだ。w
原因は俺にある。
G型フォークは純正よりも30mm長いので、フォークブーツを
上に伸ばしていた。
無理がたたって亀裂ができたようだ。

新品の純正長フォークブーツの自由長と比較してみる。

やはり伸ばすと蛇腹が広がって割れやすくなるのだろう。

YB純正の新品に交換。

30mmだけ「生足」が露出する程度にセットしておいたよ。

調査した結果、純正長の蛇腹の数は11段。
タオバオでG型用フォークブーツを調べたら13段。盲点だったよ。
次回輸入する時にG型フォークブーツも買って交換しよう。

タイヤの慣らしのためにクネクネ道と林道を往復してきた。

TS607はこの程度のフラットダートでも純正タイヤよりもグリップ
が良い。

IRCのGP-1よりも舗装路の相性が良いので、俺の使い方に合って
ると思う。

紅葉もいよいよ見納め。

山の中は落葉のシーズンに突入していたよ。

フロントタイヤ交換で我がYB号のスクランブラー風改造はいよ
いよ完成に近づいてきたなあ。
残りはリアサス交換かな……