今までいろいろなバイクを所有してたけれど、どのメーカーもどの車種も車載工具の中でドライバーだけは
貧弱で本当に緊急用でも使いたくないと感じてたんだ。
うまい具合に緩んでくれる固さならいいけど、ねじ山をナメる可能性は極めて高かった。
YBR125純正の車載工具のドライバーも実に使いにくいし、サイズがマイナスとプラスの規格2番しかない
のも弱点だと思うよ。
そこでホムセンに寄った時にビット交換式のスタビドライバーを入手してみた。
なかなか丁度いい柄の太さと長さの物が無いので、これしか思い浮かばなかった。
ドライバーには差し替え式でマイナスとプラス2番が付属してるので、ついでに電動ドライバ-用の
3番ビット・プラスを購入。(298円+78円)
ホムセンの安物工具とはいえ、百均のよりは精度がはるかに高い。
2番はみなさんもよく使う大きさでなじみがあるだろうが、3番は意外なところで活躍するんだな。
スプロケットカバーやチェーンガードのビス
舗装林道なんか走ってて枝や異物を巻き込んだ時に外して除去するのに活躍する。
フロントスプロケ付近からの異音など、磨耗確認にも必須だ。
シュラウド
あまり外す事は無いけれど、2番ドライバーで回そうとすると確実にナメるね。
ココは納車時にかなり固く締まってる場所だから一度外してみるといいだろう。
右サイドカバー
出先でふと気になってエアクリのスポンジフィルタを点検してみたくなった場合に気軽に確認できる。
日本1周なんかにチャレンジしてる場合は特にねw
エアークリーナーボックスカバー
ここも3番だ。
サイドカバーと共にこのネジも2番で回すとナメやすい。
中古のYBRなんかこれらを見ると一発で前オーナーが適正工具を使ってるか否かが分かる。
また、標高が1,500mを超えるような高地の道路を走ると酸素と気圧の低下により、エンジンが弱々しく
なる場合があるが、そんな時に臨時でエアクリのスポンジフィルターを外して吸気抵抗を減らして対応
する裏技にも活躍する。(効果はちょっとしかないけどやらないよりはマシ)
なんとかスカイラインとか渋峠とか行きたいよね・・・今年のお盆休みは無理だったorz
チェーン引きのアジャストボルト
出先の休憩ついでにチェーンを見たらダラ~ンと垂れててそろそろ引かなきゃと思った時に車載工具で
即応できるけれど、10mmの片口スパナよりは3番ドライバーで行った方が微調整がやりやすい。
肝心の収納だけど、片側に寄せて入れると収納場所に収まりやすいよ。
プラグレンチの中に3番ビットを放り込んで、スタビドライバーを差し込めば収まりがいいだろう。
固定バンドは以前紹介したホンダ・モンキー・6V用バッテリーバンドが丁度いい感じで使いやすい。
丸で囲った部分がスタビドライバーの位置だけど、たぶん純正の工具バンドだと固定しにくいと思う・・・
こんな感じで純正に無い3番プラスドライバーは活躍する場所が意外と多いのさ。
柄が太くなるから力が入りやすくてナメにくいので、機会はあったら純正ドライバーの代わりに車載すると
いざという時にきっと役立つだろう。
普段、自宅で整備するための工具類の中にも3番ドライバーは欠かせないので、持ってなければついでに
柄の大きな物も入手すると捗るだろう。
今回はこんなネタでごまかすw