YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

キャブレターのガソリン蒸発量

2019年08月31日 | バイク一般

 あまりに暇だったので、以前から気になっていた事を調査し
てみたよ。

 キャブレター式オートバイの無駄なガソリン蒸発量ってどの
程度あるのか?
運用してから駐輪し、燃料コックをOFFにしてキャブレター内に
溜まってるだけのガソリン量を測定し、次回の運用開始前にもう
一度測定する事で、揮発した量を測ってみた。

 燃料コックをOFFにした直後、ドレンポートからキャブ内の
ガソリンをメスシリンダーへ排出。


 排出された量は35cc。

俺のVM22型キャブレターはこの量なのだ。
測量後ガソリンタンクへ戻し、コックをONにしてキャブレター内
にガソリンを溜めて、もう一度OFFにする。

 一晩経って、約10時間後の運用開始前にコックをOFFのまま、
もう一度測定。

なんと!15ccも減って居たのだ。w
オーバーフローやガソリン漏れを起こしていない絶好調なキャブ
だから、減った分は蒸発してしまったみたいだ。

 再検証のためにもう一度測定。

燃料コックをONにして一旦キャブ内を満タンにしてから、もう
一度測定してみた。
前回と変わらず。

 約3時間後に測定。

やっぱり減ってて約5ccほど「天使のわけまえ」になってたよ。w

ガソリンは揮発性が高くて気温が高ければ蒸発も早い。
ここ数日の気温30度台だと、こんな量で減ってしまうようだ。
気温の低い厳冬期だと蒸発量は少ないだろうけど、まったく起き
ないわけでは無い。

 キャブレター周辺は密閉構造ではなく、ジェット類や気圧調整
の大気解放ポートなどを経由して、キャブレターのフロートチャ
ンバー内と外気が繋がっている。

揮発成分が蒸発すると蒸気がエアクリーナーに一旦溜まったり、
吸気ノズルを通って外へ逃げてしまうのだ。
だから、長時間の停車時に燃料コックをOFFにして置かないと
少量とは言え、ひたすらガソリンを無駄に消費してしまう。
これがキャブレターの弱点でもあり、昨今のフューエルインジェ
クション式では起きない特徴である。

約3時間で5ccも蒸発してしまうのなら燃料コックをONのまま、
何日も何か月もそのまま不動にすれば、塵も積もれば山となる。
馬鹿にできない量を無駄にする可能性があるね。
長期出張などや不動期間が長くなりそうなら、コックをOFFに
するだけでなく、フロートチャンバー内のガソリンも抜いて
タンクへ戻し、キャブレター内を空の状態にして置くことで
揮発後の残量ワニスやガム成分が悪さする事も防げる。

 という結果なので、数時間単位でエンジン停止する時は燃料コッ
クをOFFにしておく事をお勧めしますよ~。

毎日通期・通学時でも帰宅したらOFF、始動前はONにしてから
減った分を補充するために10~30秒待ってエンジン始動。
職場や学校は数時間以上滞在するから、到着したら同じように
コック操作。
一回の運用でたった4回のコック操作なので難しい事は無い。
また、何かの原因で駐輪していたバイクが倒されてもOFFにして
置けば無駄なガソリン垂れ流しが起きない。

メーカーの取説にも「駐車時はコックをOFFにしてください」と
明記されている事が多い。
また、コック操作を長期間しないと気密用パッキンの固着が起き
やすいので、適度に操作する事で燃料コックのメンテナンスの代
わりになるよ。

YBは単気筒のシングルキャブレターだから良いけれど、これが
旧車の4気筒だと無駄に蒸発させる量も4倍。
意外と馬鹿に出来ない量が無駄になるのだ。

 以上、暇つぶしから調査したガソリン蒸発量のお話でした。


バイク用品店のお祭り

2019年08月24日 | YB125SPツーリング

 今日は富士山麓まで出かけたよ!
バイク用品店のお祭りに行ってみたのだ。

 3台で会場へ向かう。

YBR125K、CGL125、YB125SPの三名で遠足ツーリング。
全員中華バイクだけど、色も車種も被らない珍しい組み合わせ。
道中、富士ちゃんが見えたので寄り道して記念撮影したよ。

 会場に着くとすでにバイクがいっぱい。

これでも全体の1/4の台数なのだ。

 会場をウロウロし、出店をあれこれ見ながら少し散財した。

お昼ちかくになったので駐輪場をグルリと一周しながら普段見る
ことが出来ないバイクたちを間近で観察。
これが一番の目的のようなものだ。w

 早めに会場を後にして帰路を進む。

途中、霊験あらたかっぽい鳥居を見つけた。
富士桜神社って名らしい。

 富士吉田の地元スーパーマーケット・セルバに寄って弁当を
買い込み、明日見湖(あすみこ)で昼食。

蓮池の名で通る自然湖。

 水鳥もスイスイ。

マイナーな湖なので静かな夏の終わりを過ごせたよ。

 今日、早朝は少し肌寒く、お昼頃には汗ばむ陽気になり、日陰
が涼しく感じた。
猛暑がやっと終わって少し過ごしやすくなったね。

久しぶりに中華バイク仲間と出かけた遠足ツーリングでした。


避暑ツーリング

2019年08月18日 | YB125SPツーリング

 台風が去って貴重な晴れ日がやってきたけど、まだ暑いよ。

 避暑も兼ねて高地へツーリングしてきた。

道志みちを走り、山中湖へ向かった。
湖畔沿いの道へ出る前に渋滞が始まったから脇道へそれて、その
まま三国峠へ。
高度が上がるにつれて霧が立ちこみ、メッシュジャケットでは
肌寒いどころか寒い。
下界は猛暑だから贅沢な話だ。w
峠を越えて小山町まで下り、普段絶対に入り込まない脇道へ
突入。

 謎の林道を発見して入る。

どんな経緯で作られた林道なのかさっぱりわからない場所にある。

 進んでみたら茶畑に出た。

静岡名産の茶はこうしてひっそり作られている場合もあるようだ。
短い林道ではあったが、新鮮な気分を味わう事ができたよ。

 いつもの食堂で日替わり定食。

今日は肉野菜定食の日。
熱中症対策には水分・塩分・ミネラルが必要だから丁度良い。
食べたらなんだか体が楽になったよ。w

 夜は謎の自販機店へ。

怪しい飲み物や超特価品など、色々あった。
50円のエナジードリンクを飲んで帰宅する。

去年に続いて今年も雨続きの盆なので、合間を狙ったちょいツー
リングばかりであった。


パーツクリーニングブラシで掃除

2019年08月14日 | 雑記

 盆休みですが台風の影響で微妙に天気が不安定なのだ。
昨年も似たような感じだった事を思い出す。

さて、久しぶりに我がYB号のエンジン周りを掃除してみたよ。
掃除の時に便利な物をお見せしてみたいと思う。

 パーツクリーニングブラシ。

以前、輸入工具屋さんの正月セール時に買った大きなハケのよう
なブラシ。
これがエンジンの細かいフィンの間やボルト周辺、奥の隙間を
掃除する時に具合が良いのだ。
ワールドGPなどのレース動画を観てて、メカニック達が部品洗浄
する時に使ってるのを見て買ってみたのだ。

 ほら、綺麗になった。

洗車シャンプー水溶液で濡らして撫でるように掃除したり、叩く
ように汚れを浮かせながら掃除すると簡単で早く仕上がる。

 最初は気合を入れて掃除ブラシをあれこれ用意していた。w

ところがエンジンに関してはパーツクリーニングブラシ1本でほ
とんどの箇所の掃除が出来てしまった。
エンジン掃除のついでにフロントブレーキキャリパー周辺のブレ
ーキダストも掃除しておいたよ。

 猛暑日は徘徊ツーリングに出かける気が起きないけど、短時間
の軽い掃除なら洗車後の乾きが早いので、普段掃除していない部
分だけをササっと洗車するには良いのだ。

お家の窓サッシのレール掃除も楽になるから、パーツクリーニン
グブラシを買い置きしておくと便利だよ!


山の日は山へ

2019年08月11日 | YB125SPツーリング

 車体いじりばかりしていると思われたらしゃくなので、少し海
抜の高い所へ涼みに行ってきたよ。

何となくダラダラと甲州街道を走っていたら勝沼を過ぎて甲州市
まで行ってしまった。
甲府盆地の暑さに負けそうになったよ。w

 柳沢峠を目指す。

高度が上がるにつれて気温が下がり、休憩も楽になる。

 柳沢峠から林道へ入ってみる。

本当は反対側から走りたかったけど、下調べ不足なので分かりや
すい側から突入。

 開けた場所はなかなか良い眺め。



舗装林道だからスイスイらくらく。

特に目的地も無いので適当に徘徊してから峠まで戻り、そのまま
丹波山、小菅経由で帰路につく。

 今日の目的は山奥へ涼みに行ってみたかったのと、カインズの
15W-50エンジンオイルの軽い過負荷を試験してみたかったのだ。
柳沢峠への上りを6000回転維持で約1時間くらい走り続けてみた
けど油温100度に達しても熱ダレは感じず、峠に到着した時の
エンジン音に異常は無かった。
猛暑用オイルとして良い感じだ。

毎年なんだけど、海の日も山の日も山へ遠足ツーリングに出かけ
てるなぁ・・・w


エアーフィルター掃除と疑似パワフィル化実験

2019年08月10日 | YB&YBR関係雑記

 YB125SPやYBR125、YX125のエアーフィルターの掃除に
ついて書いてみるよ。

未舗装路も想定した乾式スポンジフィルターと乾式ペーパーフィ
ルターの二重構造なので、しっかり砂や埃などを除去してくれる
反面、掃除を怠ると燃費悪化や加速不良などを起こすので、時々
掃除すると良いね。

【掃除機で簡単掃除】

 掃除機で細かい埃を吸い取っちゃう。

スポンジフィルターの表面に羽虫やタンポポの種がよく見つかる
よね。w

 スポンジフィルターをめくる。

裏にペーパーフィルターが見えるよ。

 スポンジフィルターの裏も掃除。


 ペーパーフィルターも掃除する。

スポンジフィルターのおかげであまり汚れて居ないように見える
けど、かなり細かい埃が溜まるのだ。

裏側もついでに掃除。

完全な掃除とはならないけれど、何年も放置しているなら少しは
掃除の効果は表れるはず。

スポンジフィルターが劣化していたりペーパーフィルターが黒く
汚れて居る場合は新品に交換したほうが良い状況なのだ。

【疑似パワーフィルター化実験】

 掃除ついでにスポンジフィルターを目の粗い物に交換して、
吸気抵抗を減らす疑似的なパワーフィルター化をやってみた。

 ホームセンターのゴム部品売り場で見つけたフィルタースポン
ジを使ってみる。
 

 純正と比べて目が粗い。

これでも羽虫や植物の種は除去できるけれど、微細な埃は最終的
にペーパーフィルターで防御させる塩梅。

 ハサミでチョキチョキ。

簡単な加工でフィルターアセンブリーに装着可能。

 これで吸気抵抗が減るから、あかたもパワーフィルター化した
ような感じになるので、抜けの良い社外マフラーやビッグキャブ化
と同時に行えば、燃調のバランスがとりやすくなる。
純正からスポンジフィルターを変えただけで燃調が薄くなる傾向
なのは試走やキャブレター調整で実証ずみ。
キャブのジェット類を少し濃い方向へ振ると良いだろう。
キノコ型パワーフィルターと違って雨天時でも安心して走行できる
純正フィルターボックスの疑似パワフィル化。
ジェット類を大きく変更する必要が無いため、燃調で苦労する事が
少なくてよろしい。


猛暑には15W-50オイルかな?

2019年08月03日 | YB125SP整備

 8月になってしまいましたね~。
梅雨が明けた途端に全国的に猛暑となって、バイク乗り
には辛い季節となったけど、長雨な梅雨時期よりは
少しマシかな?
 さて、今日のネタはエンジンオイル。
実は先月、ホームセンターのカインズホームで見かけた
バイク用エンジンオイルを買い、先週から入れて使って
みてるのだ。

カインズホーム プライベートブランド
15W-50 バイク用MA 鉱物油 1L 798円

置いてある店舗はまだ少ないようで、ネット上でもインプレッシ
ョンは乏しい。
15W-50の規格だから低温時の粘度は10W系よりも硬いけれど、
下番が50のおかげで高温時も粘度が高くて油膜保持に有利。
怪しいアジアンバイクや国産の古いバイクに向いているだろう。

 わがYB125SPに入れて走ってみた感じでは、昔YBR125に一度
入れてみたベリティの15W-50に似ている。

気温30度を超える日に急坂を駆け上ったり、1時間近く連続走行
してみた結果。

・エンジンのメカノイズが五月蠅くならない。
・信号待ちでカシャカシャ音が低い。
・10W-40を真夏に使った時に感じた熱ダレが無い。
・エンジンが熱くなってもギアチェンジが円滑。

 10分間、急坂+高回転後の油温。

この程度に収まってくれたよ。
油膜保持のおかげで摩擦熱が少ないのか?
という感じの印象でした。

 MA規格も取得済みのようだ。

普通の鉱物油ではあるけれど、特に困るような特性は感じられず。

 今日は暑い中、少し遠足ツーリングへ出かけた。

海抜が少し高い場所へ向かってみたが、それでも暑かったよ。w
エンジンは快調で熱ダレも起きず、人間の方が先にバテてしまっ
た。
途中、何度もコンビニやスーパーへ寄っては水分補給と体の冷却
をしつつ、どうにか無事に帰宅。

以上、猛暑に向いてるだろう15W-50エンジンオイルの話でした。