YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

燃費10%改善した

2022年03月13日 | YB&YBR関係雑記

 ガソリン価格高騰の中、どうにか燃費の改善をしようと
キャブレターを交換したりセッティングを変更したりで
迷走しているんだが、やっと良い方向へ向かったようだ。

 結局VM22よりもPZ26の方が燃費が良い感じ。

約4年間に数回セッティングを探ってきたので、今回は
最後の微調整で追い込む。

 ホビーショップでラジコン用のシムを買ってきた。

これで微調整をした。

ジェットニードルのクリップ位置で大まかな調整。

・上から3段目(中間)→少し濃い感じでトルクは太いが
 吹け上がりは悪い。
・上から2段目→少し薄い感じで吹け上がりは良いがトルク
 は細い。

手持ちの0.5mmシムで微調整。

・上から2段目の下に0.5mm厚のシムを入れる→吹け上がり
 は良好だけどまだトルクが少し細い。
・上から2段目の下に0.5mm厚シムを2枚入れる→トルクは
 太くなったが吹け上がりは少し悪い。

新規購入の0.3mmシムも使う。

・上から2段目の下に0.5と0.3mmシムを入れる→なかなか
 良い感じのトルクと吹け上がりだけど、もう少し吹け上
 がりの良さが欲しい。

・上から2段目の下に0.3mmシムを2枚入れる→トルクも
 吹け上がりも満足。

 少し薄い感じもするが乾燥した季節なので梅雨以後の
 湿度が高くて酸素量が減る時期には補正されて、丁度
良い塩梅になるだろう。
通年で良い感じになると思う。

 この状態で往復10~20㎞の市街地シビアコンディショ
ンで買い物を続けて適当な距離になった。


 ガソリン価格がさらに上昇する前に給油してみる。

結果、燃費計算すると36.3㎞/L。
VM22の時の33.0㎞/Lよりも10%燃費改善した事になる。
まあ正確に言えば発端が燃費改善のためにとVM22に換装
したらシビアコンディション下では悪くなったので、元に
戻った事でもあるよね。w
目標だった燃費改善の傾向は把握できたので、しばらく
このまま運用しよう。

 近所の梅の木が花を咲かせていた。

暖かくなり始めたので、少し遠出もしたいものだ。


燃費改善ならず

2022年03月06日 | YB&YBR関係雑記

 昨日は東京都内を走り回ってきた。
まとまった距離だから帰りにガソリン給油をして燃費を計算
してみたよ。
結果は・・・33.1㎞/Lだった。
前回測った結果の33.0㎞/Lとほぼ同じ。
キャブレターをVM22に載せ替えて、エアーフィルターも新品
に交換し、さらにフロントタイヤも更新しての結果だ。
もうこうなると都市部・市街地のシビアコンディションでは
これ以上の燃費は期待できない感じだよ。

 であるから、以前は微妙な燃費だけど少し結果が良か
った中国版ケーヒンPZ26に戻してみる。

こっちの方が再加速の瞬発力がVM22よりも高いので、
アクセルを無駄に開けるのが減る。
(油断すると面白がって開けすぎて、かえって燃費悪化に
なる。w)

 搭載前に軽く内部掃除。

キャブクリーナーでボディのスロー系とメイン系の経路
を貫通掃除する。
そしてドレン部から廃液を排出させておく。

形は似ているけれど、走ってみると特性の違いがある。

VM22よりもPZ26の方が元気な印象なのだ。

  交換完了。

手慣れているおかげで短時間で作業を終えた。

 試走のつもりで久しぶりに宮ケ瀬ダムまで行ってきた。

数か月ぶりに鳥居原に来たらバイクだらけ。
少し春っぽい気温になって凍結防止剤も雨で流れたから
ツクシのようにニュキニュキと出てきたんだろう。
新型コロナウイルスが流行しだした2年前のこの時期では
マスクをしているライダーは自分の他には居なかったが、
今年は全員している。

 蜜を避けるためにダム横公園へ移動。

草木はまだ新緑になっていない。

試走の結果PZ26独特の瞬発力が体感でき、調子に乗って
アクセルワイドオープンをしなければ燃費は良くなるかも
しれない。

 帰宅後にホビーショップに行ってラジコン用シムを買って
来た。

キャブレターのセッティングをもう少し追い込むためだ。
ジェットニードルのクリップの下に仕込んでいる0.5mm
厚のシムを0.3mmに変えてみる。
結果、すこしトルクが多すぎ(濃すぎ)な感じだったのが
丁度よくなって、吹け上がりがキビキビした感じになった。

このセッティングで次回の燃費がどうなるか楽しみである。


燃費悪化

2022年02月20日 | YB&YBR関係雑記

 軽四号より燃費が良いYB号に良く乗るようになって、
ついにリザーブに引っかかるまでガソリンを使ってしま
った。

燃料メーターがこの位置でガス欠症状になり、燃料コック
をひねって残り約2Lのガソリンになってしまった。
距離計を見ると何だか燃費が改善されていないみたい。
ガソリン価格の高騰により我がYB号のキャブレターを
VM22に変更して燃費改善を試みているわけだが・・・

 買い物ついでに県内で安値なガソリンスタンドへ寄る。

走行距離250㎞でガソリン7.58L補給をして燃費計算をし
た結果、前回よりも悪化してしまったよ。
キャブレターPZ26の時は36.4㎞/L。
VM22に載せ替えてからは33㎞/L。
なぜだ!?
似たような街中シビアコンディション走行なので誤差に
しては大きい。
経験的にVM22の方がPZ26よりも燃費が良いはずだけど、
迷路に迷い込んだみたいだ。w

とにかく冬場の短距離信号多しの市街地走行では燃費が
簡単には伸びてくれないので、もうしばらく様子見と
なってしまったよ。
早く暖かくなって中・長距離を走りたいものだ。

 ガソリン補給ついでに近所のリサイクルショップに
寄ってみた。

10円均一コーナーをうろうろすると目の前にこんな物が
あった。
料理用ボウルの下に敷く台。
単なる輪っかだけど他にいい使い方を思いついたから購入。

 ヘルメットの下に敷いて内装を上にする敷台。

これで中が乾燥しやすいし消臭剤を吹く時も便利だ。
1個10円なので2個買って家の中2か所に設置しておいた。

 まだまだ寒い日は続くしコロナ禍は収まらないしで、
ネタに使えそうなツーリングはできないまま過ごしている。


YBR250のブレーキキャリパー

2021年01月02日 | YB&YBR関係雑記

 お年玉企画で面白いネタを仕入れたから書くね。

ご存知YB125SPの他YBR/YX/YS系のフロントブレーキの
キャリパーは1つのピストンでパッドを押す片押し1POD
キャリパー。
特に大きな不満は無いけれど、もう少し効きが良いブレ
ーキが欲しい時にYBR250の2PODキャリパーを流用する
方法があるんだな♪

実際このように2POD化してブレーキ強化した人たちが
居るのだ。
実は昨年の暮れに読者様から要らなくなったボロいYBR
250用ブレーキキャリパーを頂いたので、研究がてら分
解・掃除・採寸・修正・組立・実装をやってみたよ。

 徹底的に分解・清掃した。

基本部品構成はYB/YBR系とほぼ同じなので難しい事は無い。
ただし、もらった個体が恐ろしく汚かったので洗濯洗剤溶液
とブラシで大まかに掃除してから、台所レンジ用のアルカリ
性強力クリーナーでさらに掃除してやっと綺麗になった。
綺麗になったところで採寸をするのが我がブログの流儀。w

 ピストン径を測定。

25㎜系なのでヤマハが採用した他のキャリパーで同寸な
物でもあれば補修部品が流用可能だろう。

 ピストン長も測定する。

27㎜程度だと分かった。
2つのピストンはそれぞれ同じ値だったよ。

 ダストシールの厚みは1.8㎜。

他車種の流用品を探す時に役立つ値なのだ。

 ダストシールの内径。

ゴムなので誤差があるけれど参考値として重要。

 フルードシールの厚みは3.2㎜。


 フルードシールの内径。

こんな感じの結果だからヤマハが良く採用しているNISSIN
のブレーキキャリパーで近似値のシールが見つけられれば、
国内入手可能部品として保守が楽になるはず。
だから採寸と公開は重要なのだ。

 ここの潤滑処理はかなり重要である。

ブレーキパッド交換のブログ記事や動画をよく目にする
んだけれど、スライド機構のメンテナンスを同時にやっ
てる例はあまり見ない。
実はブレーキ操作を行うとここの軸とキャリパー間で摺動
するんだよね。
全然メンテナンスしていない個体だと、固着してパッドの
片減りや引きずりを起こしてしまうのだ。
今回入手した物はシャフトにサビが発生していて錆取りと
均し処理で苦労した。
サビ取りをしても表面が食われて梨肌に荒れてしまっていた。
穴の中も随分汚れていたから、メンテナンスに結構時間が
かかったよ。
なお、サービスマニュアルでは指定のグリスはリチューム
石鹸系グリスだったけれど、手持ちにラバーグリスやブレ
ーキパッドグリス、等速ジョイントグリスなどが有れば、
それを使っても構わないし、むしろそれらの方が長もちする。

 組みあがってから車体に付けてブレーキフルードを充填
した。

YBR250用キャリパーはサポーターをそのまま使ってYB
125SPに完全ポン付けできるのが嬉しい。w
ブレーキパッドも寸法共通なので、純正1PODで使ってる
パッドをそのまま移植したよ。
最初にシリンジでブレーキフルードを下から圧送し、マス
ターシリンダータンクが満たされたら今度は下からエアー
抜きをする。
この方法が一番早くて確実にエアー抜きができる。

 最後に水で掃除。

漏れたり垂れたブレーキフルードは塗装に攻撃を加える
から、加水分解の特性を利用して水で掃除をすると良い。
ブレーキクリーナーやパーツクリーナーは乾きが早すぎて、
残留ブレーキフルードがその後に時間をかけて塗装を侵食
するからお勧めできない。
大量の水をかけて洗い流すのが一番なのだ。

 今回分解と観察をした結果、この2PODキャリパーと
YB/YBR系1PODキャリパーでは違う部分が赤で囲った部品
だけという事が判明した。

お互い部品の保守や修理時に参考にすると良い。
特に9と12のラバーブーツはNmax系やYZF-R25と共通だ
と分かったから国内で入手が容易なのだ。
できれば4または5のピストン関係の流用可能品が判明す
れば良いんだが・・・
ヤマハの2POD系でピストン径が同じ物が分かれば可能
性が高くなる。
残念だけれど大量の整備情報の中で、ついでに採寸して
公開している記事は皆無に等しいから、これから海外を
含めてWEB検索して探すよ・・・

 さて、1PODから2PODに変更して実走してみた結果な
んだけど、すごく変化が起きたのか?となるとそうでも
ない。
同じ寸法形状のブレーキパッドなので、摩擦面積は変わ
らずなのだ。
違いはパッドのバックプレートを押し出す位置と面積が
2PODの方が広い関係で、バックプレートのたわみが起き
にくいから効きの感触が強くなる感じ。
具体的にはブレーキレバーを握る力が少なくても効くよう
になったとか、同じ制動距離でも握り込む力が弱く済む
感じに変化したよ。

 感覚的には20%ブレーキ強化した感じで、ある日の夜
事故にあいそうになったが制動距離が短くなったおかげ
なのか、衝突寸前のところで回避できて助かった。

左折専用線で信号待ちしていて左ウインカーも出していた
車が青になって発進して何故か右折してきたのだ。w
何となく車とドライバーの組合せでイヤな予感がして身構
えてたからブレーキが間に合った感じ。
ドライバーさん、口を半開きでこっちを見ていながら停止
もせず。

という感じで今回の流用実験ネタは大成功となった。
おかげで無事に年を越して、こうしてブログを更新している。


アルキャンの社外クラッチワイヤー

2020年11月18日 | YB&YBR関係雑記

 非正規輸入車であるYB/YBR125系の消耗品である
クラッチワイヤーの社外品がまた発売されたようだ。
以前紹介した輸入商社アトラスの特注品
強化クラッチワイヤー発売
と違うメーカーのアルキャンハンズ製。

大阪堺市の(有)山崎技研工業でワイヤー類の製造を得意と
するメーカーから発売。(画像はHPから抜粋)
 
 YB125SP用 税抜2500円

【ノーマルアウター長】クラッチ:1110mm

 YBR125用 税抜2500円

【ノーマルアウター長】クラッチ:1080mm

共に
「ステンレスインナーワイヤー部は、高密度 7×7 ステン
レス鋼線を7本複よりにすることにより、引っ張り強度
250kgを達成いたしました。
表面にはスウェージング加工を施し、摩擦係数を軽減し
軽やかなレバータッチを実現しております。」
との説明だ。

車体生産国である中国の国内向け製造は終了してしまった
YB/YBR系だけれど非正規とは言え、長年輸入されて出回っ
たおかげで継続して乗り続ける人が居るので、こうした
部品の需要はまだまだ続くだろう。

アトラスさん、アルキャンハンズさん、本当にありがとう
ございます!
SNSでも時々話題にあがってますよ~♪


ブレーキシューを輸入した

2020年11月16日 | YB&YBR関係雑記

 以前、YB号のリアブレーキシューを注文したら使えな
い大きさの物が届いたよね。
その時に記事リンク→大力牌のブレーキ

しかたなくブレーキシューを延命使用されていたが、い
よいよ限界に達したのでタオバオで注文した。

 中国から届いた梱包箱はこんな具合。w

大陸式物流の洗礼を受けて一部が潰れているけれど、
ブレーキシューは壊れやすい部品では無いから問題無し。

 開けてみたら小箱が登場した。

これが中国国内の梱包状態なのだ。
上海の代理店へ送られてから再梱包されて日本へ送付される。

 買ったのは2種類のブレーキシュー。

中国の大手ブレーキ製造会社である大力牌(中国読みは
ダリハイ)社製。

 黄箱はYBR125用で青箱はZY125(中国ヤマハのスクー
ター)用。


 どちらも外径は一緒だけれどライニングの長さが違う。

ライニングの面積で制動特性が変わる。
諸説はあるが、短いとピンポントで力が加わってレコード
針(古い例え)や女性のハイヒールで踏まれた時のように
荷重が集中して効く説と、長いと接触面積が広くなって
摩擦が高くなって効く説やら色々である。
実際のところ不明なので今回は両方を買ってみたのだ。w

 ブレーキカム部に違いを発見。

黄箱のYBR用は装着時に表裏があるようだ。
青箱は表裏対称なので好きに組めばよい。

 今度の製品の直径は大丈夫。

YBR系やYB、YX、YS、XTZなどヤマハ系130mmブレーキ
用だから125mmで正解なのだ。
参考記事→ブレーキシュー交換

 謎の品質保証。

日本標準 1万キロを保証・・・マジ?w
日本にそんな標準があるのは初耳だwww
こんなネタが欲しくてわざわざ輸入したのだ。

大力牌はブレーキシュー、ブレーキパッドの他にクラッチ
フリクションプレートも製造していて、摩擦材を使う製
品を得意としているらしい。

 本来なら日本メーカーの流用品としてキタコのSY-90N
などを買えば済むんだけど、昔買って使った事があるから
面白く無い。
今回はネタとしてこれらを買ってみたのだ。
タオバオID番号 35539084645

なお中国ヤマハ製らしい物なら
タオバオID番号 574410958455
で売っている。

でもわざわざブレーキシュー単品を輸入するには送料がもっ
たいない。
今回の2個分でも国際送料約2000円もかかったのだ。
だから物のついでに注文するならお試し買いに丁度良い値
段だと思う。

国内で買える国産品質の方が良いのでこれらで十分だ。
・キタコ(KITACO) SY-90N
・デイトナ 60150
・ベスラ VB239S


4シーズン目に突入したタックロールシートカバー

2020年11月14日 | YB&YBR関係雑記

 だいぶ寒くなってきたからタックロールシートカバー
を出してきたよ。
 
縫い目に雨水が染み込む弱点があるから、好天続きな
季節でないと被せる気がが起きないのだ。w

裏面は少しカビっぽく汚れている。
一応洗ってから乾燥させて仕舞いこんだけどね。

装着するとレトロ感を醸し出し、しかもクッション性が
向上するので長距離走行も楽しくなるのだ。
タオバオ特産タックロールシートカバーの使用は今年で
4年目になる。
雨の多い季節や真夏はメッシュシートカバーに交換して
いるから、通年使用ではないために長もちしているん
だろうな。

 今日は久しぶりに小田原方面へ出向いてきた。

とは言うものの、海沿いでは無く平野部。
富士ちゃんが綺麗に見える好天だった。

 大盛り系台湾食堂の黄金で昼食。

780円の焼肉定食を頼んでみたらこの大きさが来た。w
掘っても掘っても肉が出てくる。
おかげで最後の方は飲み込む作業になってしまった。

 食後の腹ごなしに丘陵地帯を徘徊してみた。

初めて上った道の途中、開けた場所を見つけて休憩。
小田原平野を一望できる穴場だったよ。

 帰路は渋滞を避ける裏道ルートを駆使した。

峠越えのついでに廃校された分校に寄ってみたら、ごら
んの通りにモミジが見事に色づいてた。

何だかんだで一日中走ってきた秋晴れの休日でした。


国産軽量マフラー

2020年08月08日 | YB&YBR関係雑記

 ちょっとした情報。
YB/YBR/YX125系の国産社外マフラーは数社発売されて
いるけれど、弾丸マフラーがいつの間にか発売されて
いたよ。
弾丸というブランドらしくて大阪府で製造されてると
の事。(画像は発売元から)

メッキのシルバー。


耐熱ブラック。

ベース車両はYBR系なんだけれど、マフラーステーを少し
工夫すればYB125SP系にも搭載実績がある。

このマフラー、実は昔からGN125系用に販売されていて、
実際にこの目で見たり音を聞いた事があるのだ。
専用バッフル(消音器)の設計が優秀みたいで、見た目
は直管で五月蠅そうなのに、実際は品が良くて爆音では
なかったから感心した思い出がある。

アマゾンやヤフオクで販売しているので「弾丸 YB125
YBR125 マフラー」で検索すると見つかるだろうし、評価
欄も参考になる。
値段は送料合わせても20000円以下だから、お手頃価格
だと思うよ。
軽量なのが一番の魅力かな?

ちょっと欲しいと思ったよ。


長寿命ハブダンパー流用実験

2020年07月18日 | YB&YBR関係雑記

 午前中はしっかり雨が降ってたので、雨が当たらない
場所で控えの18インチホイールにハブダンパーを組付け
た。

 今回用意したのは中国ホンダのCGL125(WY125)の純正
正規品ハブダンパー。

CGL125オーナーさんが約6年乗っててもヘタリが起きて
いなかったと不思議がる耐久性らしい。w
中華ヤマハ系ハブダンパーは正品・模造品共にけっこう
早めにヘタる傾向がある。
俺自身は予備品を数セット買い置きしてあるので、それを
使えば済むんだけど、もしもこのダンパーが長寿命なら
交換回数が少なくなって好都合なのだ。

 仮にホイールに装着。

テーパー状の形状で奥に押し込むとかなりきつくなる。
出っ張りを平型彫刻刀で切ってやれば済むんだけど面倒な
のと、無加工でどこまでやれるかも実験してみた。

 滑りを良くするためにシリコンスプレーを吹き付けた。

これで奥まで入れやすくなるだろう。

 指の力でなんとか入れられるようになったが、最後まで
しっかり組付けるためにハンマーと棒で押し込んだ。



結果、見事に装着できたよ。
見た目もヤマハ純正品と変わらない装着状態。

 スプロケットハブを仮に入れてみる。

穴位置や寸法に問題は起きない感じ。

 しっかり押し込む事ができた。

シリコンスプレーを使えば無加工で長寿命ハブダンパーが
流用できる事が分かった。
車体へ装着するのは後日になる予定。
だがしかし、実際長寿命なのかは運用してから1~2年経た
ないと不明である。w
ヘタったハブダンパーを使い続けるより純正品かこれに
交換したほうがチェーンなどへの負担は軽減するので、
結局のところ買い置きしておきたい部品だね。

 以上、YB125SPの他、同じ形状のハブダンパーを使う
YBR125シリーズ、YX125、YS125などにも応用できる
長寿命ハブダンパーの流用情報でした。


流用クラッチケーブルの加工

2020年05月01日 | YB&YBR関係雑記

 なんとなく思いついた事を朝から実行してみたよ。
3年前からYB号に流用しているゼファー750用のクラッチ
ケーブル「54011-1309」を加工してみたのだ。
使い始めた当時は少し工夫が必要だったけど、品質の良い
ケーブルだからなのか、初期伸びが発生せずに遊び幅が
自分の好みに合わないでいた。
当時に記事のリンク→クラッチケーブルの代替品を発見! 
YB125SPの他にYBR125やYX125にも使える。

 こんな感じでアウターの長さを短くする構想をした。

輪切りにしてから縦割りして取り外す予定。

 手持ちのパイプカッターの出番。

金ノコで切るよりは安全で早いはずだ。

 切断距離は8mmに決定。

結果的に8~10mm程度で問題は起きなけれど、装着した
感じだと切断は10mmの方が良いと思う。

 パイプの肉厚は意外と厚かったよ。

硬い材料だしインナーワイヤーを傷つけたくないので、
時間をかけて少しずつ切り進めた。

 無事に切断成功。

保護用のインナーチューブが残ってるけれど、これは
そのまま残しておく。

 問題はどうやって縦割りをするか?

さんざん考えた結果、万力に挟んでからグラインダーで
削る事にしたよ。

 万力に挟んでみる。

インナーワイヤーはテープで固定。
これで上手く行きそうだ。

 ディスクグラインダーで削り込む。

インナーワイヤーにキズを付けないように時間をかけて
慎重に削り込む。

 薄皮一枚まで追い込んだ。

リューターで溝を切っても良いだろうけれど、貫通した
途端にインナーワイヤーに接触する恐れがあるから、他の
方法を思いつく。

 ニッパーで切る。

薄皮なので成功したよ。

 分離に成功した!

これで念願だった長さのつじつまが合う。

 地肌が露出したので防錆処理。

黒いタッチアップペイントを塗っておいた。

 装着してみた。

これでアジャスターのロックナットが使えるようになっ
た。

 エンジン側にも余裕ができた。

広範囲な遊び調整が可能になったのが嬉しい。
参考リンク→クラッチワイヤー調整

 他の人でゼファー750用純正クラッチケーブルをそのまま
工夫なしでポン付けできた例があるから、この加工をする
必要があるかは不明。
車体の個体差もあるので、実際に装着試験してから追加工を
するか否かを決めれば良い。
ゼファー750用を使いだして早3年を迎えて、まだまだ切れる
気配が無い。
今回の加工で自分好みの遊び幅に調整できて大満足だよ。

今日の暇つぶしにもってこいの加工であった。


燃料センサーのパッキン代替品

2020年04月05日 | YB&YBR関係雑記

 外出自粛で暇すぎてYB125SPやYBR125系の燃料センサ
ー(センダー)のパッキンの代替品を机上調査したよ。
パッキンが劣化して燃料漏れを起こしたり、ガソリンタ
ンクの塗装や中のサビ取りなどで一時的に外す場合、
新品のパッキンを入手しておく手段が意外と大変だから
代替品も含めてWEB調査してみたのだ。

 YB125SPのパーツカタログを見る。

あれ? パッキンが記載されていない。w
こまったぞ、これ。

 タオバオで販売されてる燃料センサーにはパッキンが
付属しているみたいだ。

つまりアッシー交換になるのかな?
こんな消耗品は単品も記載してもらいたいものだ。

 他車種を調べてたらYB125Zにはパッキンが記載されて
いる。


 画像検索でも海外では普通に販売されているようだ。

2H7-H5753-00 ガスケット、センダユニット
買えるかどうかは不明だけどヤマハ発動機の部品検索には
値段が出て来る。(704円)
実際に注文してみないと不明なので、もしもダメだった
時は中国からセンサーアッシーを個人輸入しないとなら
ない。
けっこう敷居が高い部品だと分かったよ。

 YBR125系ではどうか?

パッキンの部品番号が記載されていた。
4FP-H5753-01 ガスケット、センダユニット
これも日本ヤマハの部品検索に有ったよ。(363円)
実は読者様がバイク小売店で注文して入手していたけれど、
そのバイク屋さんがどんなルートで発注・入手したのかは
不明なので、どこでも買える保証はない。
そして代替品になりそうな国産車の部品も、その読者様が
調査して入手していた。

 純正品と代替品。

なんとYB-50用が寸法互換で細かい形状が違うだけ。

 YB-50のパーツカタログから抜粋。

58X-85753-01 ガスケット、センダユニット(869円)
パッキンの他にYBR系に無い14番のワッシャーが記載さ
れている。
90202-04222 ワッシャ、プレート (1枚143円×4個)

このワッシャーは機能的に密閉用なはずなので、種類と
してはシールワッシャーになるはず。
ボルトの規格がM5だからM5のシールワッシャーを用意
してもかまわないだろう。

追記:XJR400Rのパッキンも使える事が分かった。
 読者様が写真提供

5G3-85753-00 ガスケット、センダユニット(363円)

 以上、YB125SP、YB125Z、YBR125系の燃料センサーの
気密用パッキンの入手可能性や代替品の机上調査でした。
COVID-19の世界的まん延のため、中国からの物流が止ま
ってる可能性があるから終息するまで部品輸入は頼れな
いだろう・・・


燃料コックのパッキン代替品

2020年03月28日 | YB&YBR関係雑記

 不要不急の外出自粛なのでバイクの掃除とかやって
過ごしている。
ついでに前から気になっていた燃料コックのパッキン関
係の目視や調査を行ったよ。
YB125SPの他にYBR125系、YX125やXTZ125でも同じ構造
なので参考になるだろう。

 YB号の燃料コック。

この中に燃料漏れを防ぐゴムのパッキンがあるのだ。
ところが、パーツカタログを調べると中国産特有の部品
番号なので日本国内では入手できない問題がある。

 とにかく現物を目視確認してみよう。

燃料がリザーブぎりぎりまで減っているので車体を横倒
しして燃焼が浸かるコック側を上にし、分解しても燃料
漏れを起こさないようにした。
予めキャブレターと燃料フィルター内は空にしておく。

 コックを外すと中が分かった。

Oリングと四つ穴パッキンが見えた。
四つ穴型はコックの下に燃料フィルターを有するタイプ
で中国スズキのGN125系も同型同寸らしい。
これらの代替品を見つけるのが今回の目的。

 四つ穴パッキンを探しにWEB検索を駆使してみたら、
色々なメーカーで似たような形状の物が見つかったけど、
寸法互換かどうかは不明だった。

参考画像・モノタロウ

 不明ならば現物を採寸。

使用中のパッキンなので潰れたり太ったりしているから、
寸法は参考程度と思っていただきたい。
外径は約24mm。

 穴径は約7mm。


 穴間距離は約9mm。


 厚みは約2.4mm。

これに近い、または同じ物があればいいね。

 採寸したのでコックをよく掃除してゴム類に薄くシリ
コーンオイルを塗って組付けた。

元通りに組んで燃料漏れが無い事を確認して採寸終了。

 結果を元に色々調査したら国産ヤマハのSRV250のコッ
クを分解整備している人の情報を発見した。
リンク
SRV250 燃料フィルター追加とタンク燃料コックからの
ガソリン漏れ対策
 

 四つ穴パッキンのサイズも他の部品と比較して大丈夫
そうだ。


 YBの部品表で見るとさらに分かりやすい。
この部品番号は日本国内で入手可能だと分かった。

中国版パーツカタログには2種類だけは記載されているけ
れど、矢印の顔のようなパッキンは記載されていなかった
結果、負圧開閉コック式であるSRV250の物が使えそうだ。
 SRV250(4DN2 1993年)
・バルブ 4DN-24523-00
・ガスケット 4X8-24512-00
・シール コック 3AJ-24534-01

なお通常使用時にコックのツマミ周辺で燃料漏れを起こ
した時は8番のシール コックが一番怪しく、ついでに
バルブも交換したほうが良さそうだね。
ガソリンタンクとの固定部から漏れてる時や、タンク交換
や塗装時でコックを外す時は9番のガスケットを新品交換
するのが望ましい。

 他車を調べたら燃料フィルターが無いコックだと三つ
穴タイプになるようだ。
この部品番号は日本国内で入手可能で、なぜか買い置き
を持っているのだ。w

XTZ125Eのコックには燃料フィルターが無いと記憶して
いるので、実車をお持ちの場合は入手前に目視確認して
おくと良いだろう。

今回分解確認した結果、四つ穴のバルブが少し硬化して
いたので、いつか注文しておこうと思ったよ。
なお調査結果のうち、バルブだけはSRV250用を原寸確認
していないから、分かった時には追記をする予定だ。
もしも人柱で分かった人はコメントをぜひ頂きたい。

追記:しらりん様のコメント報告により、SRV250用の
バルブ(4DN-24523-00)は流用可能だと判明しました。

流用可能情報は本当に貴重なのだ。w


パーツカタログとサービスマニュアル入手方法

2020年03月19日 | YB&YBR関係雑記

 色々思い返してみると中国生産のYBR125やYB125SPのパーツ
カタログやサービスマニュアルのPDFファイルの入手方法を具体
的に書いた事が無いので書いてみるよ。

パーツカタログは中国の建設雅马哈から正式にPDFファイルをダウ
ンロードできる。
https://www.yamaha-motor.com.cn/mc/serverandparts/
URLをコピーしてブラウザーにペーストして移動すれば良い。

 今現在公開されているリストがあるので、欲しい物を見つける
と良い。

中国名の表記もあるので補足で追記してみた。
YBR250やXTZ125、YB125ZやYX125もある。
中国国内販売向けモデルだから、過去に販売終了している車種が全て載ってるわけではない。
公開されている今のうちに全部ダウンロードしておくのも手だね。
[下載]をクリックしてパソコン内の分かりやすい保存先を指定すれば良いと思う。
我がYB125SPの中国名は「天俊」なのだ。w

 サービスマニュアル(整備書)に関しては2005年モデルのYBR125用英文マニュアルを
参考にするしかない。
欲しい情報は手順やトルクなどの数値なので、英語表記であっても理解しやすい。

 まず、ここのサイトを開く。
http://www.manualedereparatie.info/en/download/yamaha-ybr-125-ed-3d9-e0-2005-Service-manual.html

赤枠で囲った部分がマニュアルの概要。

 下部にある小さなDownloadをクリックするとZIPファイル(圧縮ファイル)を
ダウンロードできる。

ZIPファイルなので分かりやすいデスクトップに指定して保存すれば良いと思う。
ダウンロードしたら解凍すればPDFファイルを見られるようになる。

確認のために本日ダウンロードし、念のためにセキュリティスキャンにかけたけど、
問題は無かった。

以上、整備の時に役立つパーツカタログとサービスマニュアルのPDFファイルを
ユーザー登録無しで無料で入手できる情報でした。

なお、今回の情報は年月が経てばリンク切れなどが起きるだろうから、早めに
入手する事をお勧めします。


ブレーキパッド再考

2020年03月08日 | YB&YBR関係雑記

 昨年の夏から使っているフロントブレーキパッドの
話。

温まると効きは普通なんだけど冷えてる冬になったら効き
が悪くて、特に雨の日は怖いくらいだから困ったもんだ。
部品番号を検索するとピストンリングの番号。
実はこれ、純正風の模造品なのだ。w

 タオバオで注文した時は社外品のチンガオバオ社の物
だった。



中国でも社外ブランド品は自社の評判を落とすような低
品質な物は無かったので期待して注文。
ところが注文した店舗は違う物を送ってきたのだ。
価格が約100円だったので「使えればラッキー♪」程度に
考えて居たけれど、今頃になって不満が出てきたよ。
謎の社外品XGP270や大力社、あるいは純正以上の効きだ
った無印品に比べて、送られた代替品?の物は期待外れで
これ以上使いたくない。

 ベスラーのブレーキパッド。

模造品の試運転の傍らにナラシを実行した日本製のパッド
が手元にあるので交換したい。
今日にでも実行しようと思ってたけれど、あいにくの雨で
計画は次週へ持ち越し。

 模造品は捨てるとして、ベスラーパッドを使うと予備品
が無くなってしまうから、代替品を考えなければならない。
候補に挙げているのがミニバイク部品販売のKN企画が扱う
台湾・YAMASIDA BP-247 OR か、キタコが輸入販売して
いるSBS(スカンジナビア・ブレーキ)のNmaxリア用かな。

新コロナ騒ぎと雨天で引きこもりな日曜日でした。


ブレーキシューの流用実験

2020年02月29日 | YB&YBR関係雑記

 ホンダ系の130mmブレーキシューを2種類借りる事が
出来たので、ヤマハ系130mmブレーキシューとの実装比
較実験をやってみたよ。
以前から両社でどんな差があるのか興味があったのだ。

 比較対象はこの3種類。

部品のOEMや社外互換品で有名なNTB(株式会社 丸中
洋行)の型番のまま、横浜のスーパーチープツールズが
販売している製品。
ヤマハ互換のBS3KGは今現在、我がYB号で愛用して
いる。

BS3KG:ヤマハ・ニュースメイトやSRV250など
BSK20:ホンダ・プレスカブなど
BS136:ホンダ・プレスカブやGB250クラブマンなど

全てブレーキドラム130mmの仕様である。
実際どこが違うのか知りたかったのだ。

 まずは並べて比較。

ぱっと見は同じで若干シューの形状に違いがある程度。

 YB/YBR/YX/YS系のリアブレーキパネルに装着してみる。

約129mmでヤマハ系130mmとまったく同じ結果だった。

 ブレーキカム部を観察。

特に不具合も無く、ちゃんと動作したよ。

 反対側のシャフト部を見る。

まるで純正のようにピッタリ収まる。

 ライニングの幅を比較する。

ホンダ・プレスカブ系は2.5mm狭い。

 ブレーキパネルをホイールに装着してみた。

特に問題も起きずにブレーキ操作をするとちゃんと食い
つくので、一応流用は可能だと分かったよ。

 次はBS136と比較してみる。

ホンダ・プレスカブ・GB250クラブマン用はヤマハ系より
も1.2mm広い。
これはどうなるかな?

 ヤマハ用ブレーキパネルに装着。

結果、129mmでヤマハ系130mmと完全互換。

 ブレーキカム部。

まったく問題無し。

 シャフト部。

これも収まったよ。

 ホイールに装着して動作確認。

ライニング幅がヤマハ用よりも広いから奥で干渉すると
怯えてたけれど問題なくフリーで回る。
これも流用可能だと分かった。

 さて、ここまで流用可能だと分かったけれど、少し問
題が起きる場合もある。

ブレーキドラムの接触面はブレーキシューの幅に合わせて
少しずつ削れるので、幅が違うシューを使うと馴染むまで
の距離が純正互換に比べて長くなるはずだ。
これがどう影響するかは不明だけど、幅が狭いBSK20
は最初から平面接触するので問題は起きないと思う。
幅が広いBS136は両端が先に接触するので馴染むまで
時間がかかるだろう。
だがしかし、ライニングは柔らかいから意外と早く馴染む
と予想する。

とりあえず使える事は分かったけれど、わざわざホンダ系
を流用するメリットはあまり無いね。
偶然手元に死蔵したホンダ系130mmブレーキシューが有っ
たり、緊急でブレーキシュー交換するのにヤマハ系の入手難
で困った時は「とりあえず使える」と思えば悪くない方法だ
と思う。
昨今のサージカルマスクの入手難じゃないけれど、布マスク
で代用したり自作したりでやり過ごすサバイバル術の一例と
して、覚えておいて損は無いと思うよ。w

 以上、ヤマハ系とホンダ系の130mmブレーキシューの互換
について実験した結果でした。
我がYB号は特に改造や整備ネタは今のところ無いし、近所を
徘徊した話なんかつまらないだろうから、しばらくこんなヘン
テコな事をして遊ぶよ。