世界最初の有害藻類ブルーム(HABs)
藻類ブルーム(algal bloom)とは、微小な藻類が高密度に発生し水面付近が変色する現象をいう。日本では淡水域における浮遊性藍藻や緑藻、ユーグレナ藻の大発生を指すことが多い。いわゆる赤潮や青潮のことで、日本ではこれを水の華(みずのはな)ともいう。
欧米では海水域において珪藻や渦鞭毛藻などが大発生して水面が褐色になる現象も water-bloom と呼ばれるが、日本語ではこうした褐色や赤系統の変色は赤潮と呼んで区別する傾向が強い。温帯では冬季に水塊中の躍層が消滅して水面近くの有光層に栄養塩が供給され、春季に気温の上昇とともに水の華が生じる現象が見られ、これをspring bloomと呼ぶ。
こうした藻類の中には有毒なものもあり、これは「有害藻類ブルーム」「HABs(Harmful Algal Blooms)」と呼ばれる。プランクトンや微細藻類の毒は、貝などに取り込まれ、人に摂取された場合に中毒を引き起こす。
続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5226353.html
参考 National Geographic news:チリで大量死が続発、サケ養殖が一因か
流域生物環境科学―赤潮防止と海の再生 | |
クリエーター情報なし | |
三恵社 |
有害・有毒海藻類ブルームの予防と駆除 (水産学シリーズ) | |
クリエーター情報なし | |
恒星社厚生閣 |