震源地付近を中心に、地図を拡大してみて、パキスタンのイスラマバードとインドのスリナガルがかなり近くに位置することに、いまさらながらに気がついた。どちらも訪れたことのある都市なのだが、こんなに近いとは思わなかった。また、かつて歩いたのは震源地から北東のナンガパルバット山周辺の集落。
震源地付近のムザファラバードは、どちらの都市からもそう遠くは離れていない。かつては、両地域をつなぐ中継都市だったに違いない。地図で見る限り、インド側からの方が被災地へのアクセスがいいのではないかとも思える。インドのスリナガルは整った大きな町であるし、被災者の収容も問題ないだろう。もし、インドからのアクセスが許可されれば、どれだけの被災者が救助できるだろうか。すぐ近くで大勢の人々が苦しんでいるというのに、何もできないカシミールの人々こそ、もどかしい思いをしているのではないだろうか。「カシミール紛争」が被災者の苦痛を拡大している。
コメントをありがとうございます。
地震国日本は、もっと災害に対する救助援助体制を整えるべきでしょう。日本国内だけでなく、海外へもいつでも駆けつけられる用意をすべきではないかと思います。日本がそういう意味での援助大国になれば、日本の国際的地位も向上するでしょう。アメリカが世界の警察というなら、日本は世界のレスキューとなれないものか。そんなことを考えてしまいます。
ごった煮のようなブログですが、お暇なときにでもお寄りくだされば幸いです。
「今日はガイアの夜明け」という番組で新潟中越地震から1年、復興特集をしていました。地震大国と呼ばれる日本なのですから、復興や援助に対して進んだ国になってほしいと思います。
パキスタンについては既に報道があまりされていません。小泉首相の靖国参拝問題が今1番報道されています。
ロンドンの爆弾事件の実行犯が、パキスタン系英国人で、事件の前にパキスタンに来ていたことで、国際世論のパキスタンへの風当たりが強くなっています。(ロンドンの事件は不可解な事が多く、公式発表を鵜呑みにはできない事件です。)
こうしたことが、今回のパキスタン地震への関心の低くさにつながっているのでしょう。何もかも、あまりにもタイミングが悪すぎます。
WHO は、パキスタン地震の被害は
「昨年12月に東アジアを襲った津波の被害より甚大であり、長期的問題は対応がより困難なものになろう」
「津波の際は道路は破壊されず、被害は主として海岸沿いの数百メートルに限られており、被害状況を測定し救済計画を立てるのは遥に容易であった」
と述べています。
ムシャラフ大統領は、再度、インドの申し出を拒絶してしまいました。
それが、最近、如実に現れているように思います。
資源のないところにはお金も落ちない
これが冷酷な現実ですね
政治が絡むと、途方もなくややこしくなりますね。
嫌な時代です、本当に!!
シンガポールですが、去年の津波の時には援助の雰囲気がかなり盛り上がっていたのに、今回の地震では今ひとつです。日本ではどうでしょうか?
確かに、津波の時には近隣諸国が被害を受けましたが、タイやインドネシアのみならずスリランカへの援助も大声で叫ばれていたのに。
被災地に、先進国の人たちが遊びに行くリゾートが含まれていなかったから?自分たちが被災する可能性は殆ど無かったから??
1人の命は50人の命より重いだの軽いだのということは幼稚な議論かもしれませんが、気の遠くなるような死者数に対して、ちょっと鈍感すぎるのではないでしょうか・・・。
イギリスやバリ島のテロではあんなに騒いだのに。