【 クリニック卒業 】

本日の記事は、金魚とは全く関係のない内容でございまする…。
なので、戯言にお付き合い出来る方のみ、目を通して頂けたら嬉しいです。



私が鬱病と診断されてから、来月で５年が経とうとしています。
ということは、実家で療養してから５年が経ったということになりますけど、
この５年間を振り返ってどう感じたかと思うと“必死でした”の一言です。

発症してから最初の２年くらいまでは感情のコントロールが上手く取れず、
毎日のように父とケンカして、仲介に入る母も気苦労が絶えず…
時々帰省する姉も、それを見てはサポートするといった感じの日々。

その上、信頼していたメンタルクリニックの医師は海外へ留学しちゃうわ、
恋人に別れを告げられて自暴自棄になるわで、終いには３日３晩、
深い眠りについていたことも。ようやく目が覚めた私の腕には包帯が巻かれており、
その時初めて、自分自身にけじめをつけなきゃならないと感じたのでした。

別れた恋人に対してこんな感情を抱くのは申し訳ないけれど、
同じ病を患った者同士、痛みも分かち合えたけれど、
社会復帰をしたわりには、意志が弱すぎて私には情けなく思えたのです。
そんな恋人を側で見てきたからこそ、“私はそんな風になりたくない”と、
自分なりに危機感を抱き、自分自身の力で歩いていくため、まず始めに…
抗精神薬からサヨナラすることにしたのです。

それは、ある意味…
これからの自分の人生を賭ける出来事でもありました。
流産して、鬱病を発症した時点で、私は奈落の底にいる様なものでしたから、
自ら薬とサヨナラする事は、一歩間違えれば再び奈落の底に落ちる可能性がある、
そういっても過言では無いことだったかと。

奈落の底に落ちて、再び這い上がろうとしたとき、
私にはそれが人生のターニングポイントにも思えました。
今日まで幾度となく自分の弱さが惨めで情けなく感じる時もありましたし、
その度に、私は深い眠りについたあの日のことを思い出し、
自分の奮い立たせて今日まで歩いて来た私。

薬を飲まなくなってからさらに２年の月日が流れ、
金魚と生活する日々を送っていた私の次の課題は、再就職。
人間関係で鬱病を患った私が、再び看護の世界へ戻るということは、
容易いことではありませんでした。

就職の面接で聞かれるのは、休職していた理由。
素直に“療養していました”と言えれば、楽なんだけど…
職種柄、それは言えなかったりするんです。
なぜなら“自分自身の健康管理が出来ない者は他人の健康管理も出来る訳がない”
ごもっともな言葉が、白衣を着る者の心の中に、常にあるからです。
本当のことを言えないまま、面接を受けたのは今月の１２日。

面接、ドキドキしましたよ～(笑)。
嘘付くのが下手だから、どう嘘を付こうか言葉も選んだし、
今回、パート扱いで採用してもらえるようお願いしたものだから、
看護部長から“独身で、お子さんも居ないのに何故パートなの？”と、
突っ込まれたし～(笑)。
常勤だと、逃げたくても逃げられないから、あえてパート勤務にしたのだけど、
パートも常勤も仕事の量は一緒ですからね…(^^;)






面接したその日の当日に看護部長より、
“じゃぁ、来週から働いてもらいましょう”と言葉を頂き、
皆様に報告が遅れましたが１８日から私は仕事をしております。

外来と検査室で特殊な検査の介助をしていた私が今回、配属された場所は、病棟。
しかも混合病棟と来たものだから、それを見るや否や、ドン引き…(笑)。
大学病院で働いて来た私には、個人病院の現状に戸惑うばかりで、
副看護部長は、そんな私の気持ちを察したようで、苦笑い。
看護部長と師長に気付かれたら仕事がし難くなるので、なるべくバレないよう、
戸惑いを隠して先週末は何とか乗り切りましたけど…(^^;)。



面接したその日に就職が決まっても、私は誰にも決まったことを言いませんでした。
姉に話したのも、働き始めてから２～３日経過してからだったし、
私の心友には未だに、その旨を伝えてません。
心友のことだから伝えればきっと“おめでとう”と声を掛けてくれるだろうけど、
その言葉は、心身共に健康のまま今の職場で半年、もしくは１年？
続くことが出来たその時にでも、掛けてもらいたい言葉だったりもするので、
今回、ブログで報告するのも、それくらいの時期になってからにしようかと、
思ったくらいです♪(笑)

先週は、入職して日が浅いから、何も出来なくても誰も何も言わないけれど、
これからは、激が飛ぶ日も多くなると思います。女の世界は厳しいですから～
時には、キツい言葉が飛び交うこともあるだろうし、泣く事もあるだろうけど、
５年のブランクを感じさせない、そんな自分になれるよう歩くつもりです。






写真は再就職の記念として、先日自分で買ったお弁当入れのバック。
ファッションセンター“しまむら”と同じくらい有名な店“Ｓａｎｋｉ”で、
一目惚れして購入したんだけど、私がこのような可愛いバックを購入することは、
滅多に有り得ないことだったり…(笑)。

メンズものが好きな私が、
何故このバックに一目惚れしたのかは自分でも謎なんだけど…
このバックに弁当入れて、毎日出勤しております♪(笑)






今日は、メンタルクリニックの受診日だったので、休みをもらって診察。
薬から卒業して、しばらくカウンセリングだけだったし、再就職を機に、
通院も終わりにしても良いかな～と思っていたので、教授にその旨を伝えたら、
“僕も、もう通院しなくても良いと思うから今日で卒業としようか！”と、
いうことになりました。

車で片道１時間３０分かけて月１通っていた日々も今日で終わりと思うと、
運転してくれていた父には感謝です。
今日は、父と母と３人でドライブがてらに病院へ行き、その帰り道がてらに…
埼玉県は春日部市にあるこのお店へ。

このお店は、うちの近くにもあるんだけど、
春日部店は家電の他に、本やプラモデルなどの玩具、自動車まで販売されていて、
その事業の拡大さに驚いちゃいましたよ…(笑)
薬や化粧品まで販売されている店内をみて、“生き残るための戦略”を、
チラッと垣間見えたような気も…(^^;)

やっぱり資本金があるところは、やることも大きいでございます…
見ていて飽きない家電量販店、また暇があったら遊びに行きたいかも～(笑)






でっ、そのまた帰りに郵便局へ寄り、郵便局に預けてあった郵便物をもらい、
ついでに購入したのが、このＣＯＰ１０記念切手。（横撮影で、ごめんなさい～）
私が好きそうなものばかり映っていたので、ついつい購入したんだけど、
アザラシは可愛いね～(笑)



長々と私事を書いてしまいましたけれど、そんなこんなで…
クリニックは卒業することが出来ました。
こうして卒業出来たのは、時には人が、時にはペットが、
私の側で私を支えてくれたから卒業出来たのだと思います。

でっ、再就職にあたり生活リズムも変わりましたし…
この生活に慣れるまではブログの更新も以前のように出来ないかもしれませんが、
それでも皆様と変わらぬお付き合いが今後も出来たらと思っています。
自身のブログ更新が出来なくとも皆様のブログには足を運べるよう、
私なりに過ごして行きたいと考えてますので、どうか宜しくお願いします♪




Thank you very much for accessing.