らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

L.v.Beethoven 第12番 変ホ長調 Op.127奮闘記 vol.4

2010年03月31日 23時58分16秒 | クァルテット
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「こらぁ~~!!おまえ何回演奏してんだ?この曲を!ちゃんと練習しているのか?練習しているのに演奏出来ないなら才能がないんだよ。俺の曲を演奏するの止めてくれよ。」

 演奏している間にこんな事をBeethovenにいつも言われている気がします。

 せっかく練習して積み上がり始めていたのですが、たった3日間この曲を練習しなかったばかりに、この曲が頭から体から離れて随分と他人行儀になってしまっている事に気づかされました。名曲で難曲なのにはわけがあるのですね。この曲を1シ~ズンに何回も演奏する機会があるクァルテットでさえ、この曲は嫌だという声をよく聞きます。

 昨日の山形Qの練習では、それを大きく実感しました。しかし、一度出したプログラムを引っ込めるのは、男がすたる!!4/20の本番を乗り越えなくてはいけません。

 なんだか演奏しにくい問題が山積しているのですが、どこから片付けたら良いのか?一番難しい1stVnの中爺君はさすがに人の親だけの事はある!着実に毎回ステップアップしています。問題は内声~低音~メロディの絡み方でしょうかね?録音を聴くとまだまだ整理出来ていない気がします。私ヴィオラが事故の原因になっている箇所も数カ所発見しました。

 仕事の合間に練習して活動しているクァルテットはここらの曲が限界線ですと認めたくないので、ちょいと頑張りますよ私。年下の連中の足を引っ張るわけにはいかないんです。一番おじさんでもまだまだ現役を続けたいですから。

  あと定期演奏会当日まで20日!!(戦艦ヤマト風・・・。次回に続く)
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2009/10年度の演奏会全て終わりました。

2010年03月30日 23時50分51秒 | 山形弦楽四重奏団
 今年度もあと残すところ2日です。去る人・来る人・・・・。

 今年度の山形弦楽四重奏団は、年度当初の予想を超えた回数の演奏機会をいただきました。今のところ山形Qのフォロ~団体~さくらんぼQも今年はかなりの数、演奏機会がありました。2団体で25回以上は演奏したのではないかと?

 活動10年目のシ~ズンに入り、少しずつですが活動が多岐にわたり、毎日忙しく送れたのが嬉しかったです。今年度はL.v.BeethovenのSQ Nr.1&服部公一氏のSQに始まり、仙台でも公開演奏会が出来たのが出足良かったですね。じゃがいも合唱団との共演で、林光作曲の最上川(弦楽四重奏伴奏版)を初演したり、そうそうだちゅ嬢出身の秋田での演奏もありました。

 モォツアルト広場での演奏や、アリオン音楽ホールでのフレンズエコー桜さんとの共演など。

 合唱団との共演という新しい試みが新鮮でした。

 恒例となりました村山市東沢バラ公園での演奏。

 そして何と言ってもくろき脳外科クリニックさん(酒田市)のジョンダーノ・ホールで、山形県庄内地方での演奏会も始まりました。来年度はまだ未定ですが、今後も続けてゆきたい活動の一つです。

 上げれば、どれもこれも印象に残っていて、そして我々山形Qのメンバ~にとっても大きな財産となる1年でした。

 来年度は、引き続き定期演奏会ではF.J.Haydnの全曲演奏企画が続きますし、L.v.Beethovenも難曲にチャレンジとなりました。邦人作品にも取り組みますし、B.BartokのSQに初チャレンジが待っています。他、シューマンやドヴォルジャークなど。

 ますますプログラム的には、きつくなってきています。

 まずは、4/20(火)の第35回定期演奏会に向けて頑張っているところです。

 今年は会場に御来場いただいた皆様、そして演奏会の機会を下さった皆様、演奏会を手伝ってくれた皆様全ての方に感謝の心を伝えたいです。ありがとうございました。

 来年度も引き続きというか、さらにパワ~アップして活動をしてゆきますので、応援よろしくお願いします。

 
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お買い物

2010年03月29日 23時55分55秒 | 大江町
 お買い物に行って、気兼ねなく物を購入してストレスを発散させるという話を聞いた事があります。確かにスーパーマーケットなどに行って、今日は食べたいものを買おうかとカゴいっぱいにお菓子などを買うと多少ストレスがとれる時がありますよね。

 私は、この春先が実は一年の間で鬼門の時期で、花粉やら黄砂や一年の疲れがどっと出て体調を崩す確率が高いみたいなんです。ここ数年の間、3月はいつも体が痛いし、何となく痒いんです。

 久しぶりに買い物を頼まれたので、スーパーマーケットではなくて地元商店街へ行きました。2日前は髪の毛を切りにKametokoさんへ。そして今日は、長崎屋さんでスクラップブック、肉のきくちさんで、コロッケと豚の細切れ他を・・・。

 地元商店街にはキラキラカードというのがあって、買い物に応じてポイントが溜まります。1点=1円として使えるのです。今日まで、ひな祭りフェアで5倍のポイントだったので、普段より溜まりました。

 地元商店街に行って、笑顔で応対されるとこちらのもやもやした気分が段々溶けてゆきますね。

 温かい気持ちになって、家に帰りました。地元商店街様々です。癒し効果もあるとはね。

 皆さんも自分の地元商店街を活性化させるために、足を伸ばしてみたらどうでしょうか?安い物ばかりを求めて、ネットや大型店に行くだけでは、味気ないでしょう??
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さくらんぼQ in 仙台

2010年03月26日 23時52分33秒 | クァルテット
 もう何回目でしょうか?

 さくらんぼQで仙台の施設に慰問演奏にうかがっているのは・・・。

 人生の先輩達が午後の一時をくつろいでいる時間に、突然入っていって演奏するのですが、毎回お年寄り達に喜んで聴いてもらえるので、やりがいのある演奏活動です。最初は、人見知りしている方々も演奏会最後の方には笑顔に変わり、一緒に歌を歌ったり、手拍子をしたり・・・・。本日はW.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲 第4番 ハ長調 K.157をメインに30分ちょっとのミニコンサートをしてきました。

 クラシック音楽を聴かせだけでなく、みんなが知っている童謡の弦楽四重奏編曲版も演奏します。もちろん喜んでいただけますが、この施設に慰問に行く時にかならずプログラムに入れているのが、幸松肇作曲「弦楽四重奏のための4つの日本民謡第1番」から「さんさ時雨」です。宮城県地方の日本民謡ということもあるし、曲に力があるために特にお年寄りには大変喜んでもらえます。

 そう考えると、この幸松肇氏による「弦楽四重奏のための4つの日本民謡第1番と第2番」という楽曲は、弦楽四重奏団にとって貴重なプログラムだと思います。

 我々、山形QやさくらんぼQで幾度となく取り上げてきていますが、何度演奏しても飽きることなく、演奏すればするほどに「今度はこうしよう。今度のテンポはこうだ!」とどんどん演奏のバリエーションも増えるので、演奏していてこんなに楽しい曲は他になかなかございません。

 これからも演奏し続けますし、アマチュア弦楽四重奏団にも是非演奏してもらいたいと思います。

 今日で、今年度のさくらんぼQの活動は全て終わりました。
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あらきそば

2010年03月25日 23時53分44秒 | そば処~山形
 極太の山形蕎麦を出している「あらきそば」を紹介します。

 村山市にある「あらきそば」さんは、食事時は駐車場がいっぱいになる名店です。

 かやぶき屋根の昔の家を、ほとんどそのまま使用している店舗は良き昔の雰囲気があるお蕎麦屋さんです。近くで音楽鑑賞教室がある時などお昼に食べに行く同僚も多くいます。

 「うすもり」という通常の板蕎麦で充分お腹がふくれます。蕎麦だけではなくて鰊の煮物がまた美味しいので(骨まで柔らかくて)、是非注文して下さいね。

 冬期間は、家の構造からかすきま風も多少あるので、温かい格好をしていって下さい。もちろん部屋にはストーブがたくさんあるのですが・・・・。そんな中でも冬期間に行く意味があります。

 大根の煮付けなどのおかず品があります。これがまた美味しいです。夏は無いんですよね。

 もちろんそば湯を最後に堪能して体を温めてホッと一息して。古い家屋の中で食べる山形蕎麦も格別な時間を過ごせます。

 (写真)携帯電話で写したので、上手くとれませんでした。ごめんなさい。
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BARYLLI QUARTET

2010年03月24日 23時55分29秒 | お気に入りのCD
 レッスンの友社から出ている弦楽専門誌「ストリング」は、我々プロが購読しても(むしろプロが読むべき?)興味深い記事が掲載されている貴重な雑誌です。既に通算300号近い歴史のある月刊誌で、専門的な(マニアック)な記事が豊富で、よく続いているなぁ~と感心しています。

 そのストリングで連載されている幸松肇氏による「ウィ~ンの名弦楽四重奏団たち」という記事が面白いです。弦楽四重奏馬鹿の中では神様の存在に近い幸松肇氏の豊富な知識と所有している膨大な資料を利用して記事を書いているので(想像です)、とても勉強になっていたりします。ウィ~ンの~には副題もあって「その誕生と闘争の軌跡」とありますから、弦楽四重奏の歴史を知るにはもってこいです。

 さて、昨年の10月・11月には、とうとうBARYLLI Qについて記事にされていました。バリリというウィーンフィルのコンサートマスターが組織していたバリリQは、1945~59に活動していたウィ~ンの団体です。

 バリリの手の故障のために、早く解散したので1952~56年にかけて録音されたBeethoven全集は当然モノラル録音です。レーベルの1949年に創立したウエストミンスターは、当時のウィ~ンの名手達の録音を数多く残していて(例えばクラリネットのウラッハなど)、世界中のレコードファンには愛されていた有名なレコード会社でしたが、今はユニバーサル傘下に入り歴史的録音を少しずつですが復刻しています。

 バリリQの全集がおすすめですが、今日は、第10番と第12番のCDを上げておきます。

 第10番「ハ~プ」について幸松肇氏は全集の中で最高の名演と記述していました。

 第12番Op.127の評価は以下のとおりです。

 「Op.127では親密感のある語り口はいいのだが、その口調はあまりにも落ち着き過ぎている」・・・・・。

 確かにそうとも感じるのですが、Beethovenの全集を何種類も所有しているのにわざわざこのモノラル録音に手が届く理由は、まさに幸松肇氏が言った所を聴きたいからです。この時間を超越して、上から雪でも降ってくるような、決して忙しくならない語り口がモノラルの音色ととてもあっていて、気が静まる気がします。基本的にBeethovenは気分を高める音楽なので、今はむしろ、この演奏は新鮮に聴こえてきます。もの凄く悪い言い方をすると、この時代遅れ的な演奏がむしろ現代のせわしない世の中に癒しをくれるような・・・・。

 本当に良い音楽です。

 この幸松肇氏の連載は是非ともまとまった形で、本として出してもらってまとめて読んでみたいです。記事自体はストリングを部屋の山から引っ張り出してくれば全部読めるんです。でもそれは実に時間のかかる面倒くさい行為で、1冊の本として読んでみたいのです。レッスンの友社さんお考え下さいね。
HMVジャパン
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さくらんぼQ in ウーピー

2010年03月22日 23時46分11秒 | クァルテット
 本日は午後に2回~大江町のウーピーさんで、さくらんぼQの演奏会がありました。演奏会といっても、堅苦しいものではなくて、1回目は子供達を対象にしたミニコンサート。そして夜は、パスタハウス~ウーピーさんの料理を堪能して、それに我々が演奏で花を添えるというサロン風のコンサートでした。

 ウーピーさんについては以前記事に書きましたので、リンクしておきます。
ウーピー

 我々や仲間達が仕事以外に、小さい編成での室内楽活動を継続しているので、県内でも少しずつですが、室内楽の鑑賞会を開催して下さる方々が出てきました。何百人も入るホールでオーケストラを聴くのも良いですが、百人にも満たない人数で目の前で弦楽四重奏などを聴くのは、別の魅力があると思います。

 「贅沢!」とお褒めの言葉をいただく事もありますが、我々にとっても本当に良い機会です。本日は、夜のコンサートは20人前後位のお客様でしたでしょうか・・・。その方々一人一人が我々四人の演奏に集中して聴いて下さってるのを感じられて、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。

 これからも、このような室内楽鑑賞会の方々と継続して一緒に活動できたら、これ以上のうれしさはありません!!

 御来場の皆様、そして会場を提供して下さったウーピーさんありがとうございました。

 (下の写真)
提供してくれたお昼ご飯の、イカパスタです。塩味がとても美味でした。みなさんも一度ご来店下さい。何でも美味しいですよ。

     
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花神

2010年03月21日 23時52分37秒 | 読書
 仕事場では、少しの空き時間を利用して文庫本などを読む方が何人かいます。有効な時間の使い方だと最近、再認識しました。一時音楽と離れて、本に没頭してみるというのは良い息抜きになりそうです。

 私は高校時代に少々離れた高校へ電車通学していましたから、行き帰りの電車やバスでの移動時間に毎日文庫本1冊くらい読んでいました。3年間で、本棚一つ分位の本を読んだでしょうか?純文学から歴史小説、推理小説、SF小説など今でも実家に置きっぱなしですが、相当活字中毒になっていた感じがします。

 それが、大学に入ってから~音大に行きなおして卒業して、フリ~の活動を始めてオケに就職してから約10年ほとんど本を読まなくなってしまっていたのです。色々な理由があります。音大時代~フリ~時代はとにかく本を読む時間よりも楽器の練習をしなければならなかったし、就職してからは自分が運転する車通勤になったことが大きな原因かもしれません。

 山形に来て、10年以上へてやっと生活も慣れてささやかながら余裕も出てきましたので、昔読んだ本を読み返してみようかな?と意欲がわいてきました。

 最近読み始めたのは、司馬遼太郎の「花神」です。この話はNHK大河ドラマでもやっていましたからあらすじはは覚えていました。しかし、昭和57年高校生の時代に読んだので、その頃と感じ方が変わっているのに気づきました。

 村田蔵六の活躍が面白いです。好きですねこの人物・・・・・。

 読書をしていて、高校生の時と一番大きく変わったと思ったのは・・・・。

 老眼問題ですけど・・・。なにか?
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L.v.Beethoven 第12番 変ホ長調 Op.127奮闘記 vol.3

2010年03月19日 23時49分41秒 | クァルテット
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L.v.Beethoven 第12番 変ホ長調 Op.127奮闘記 vol.1
L.v.Beethoven 第12番 変ホ長調 Op.127奮闘記 vol.2

 実はこのOp.127を正式に演奏予定を入れる前からスコアを所有していて、たまにCDを聴きながら流し読みしていました。家にあるこのOp.127の演奏CDを列挙すると、アマデウスQ、アルバンベルクQ (2種類)、ブダペストQ、ゲヴァントハウスQ、クリーヴランドQ、ハーゲンQ、キュッヒルQ、バリリQ、リンゼイズ、エンデリオンSQ、フェルメールQ、グァルネリQ、上海Q、スメタナQ、ラサールQ・・・

 まだまだありそうですが・・・。汗。

 ベートーヴェンの後期の演奏をする時に演奏者がまず譜面を見て考えることがあります。ボウイングの事です。譜面の中にスラー(slur)というのがあります。音楽を全然知らない人は聞いたことがないでしょうけど、この音符と音符の間にスラ~がかかっていると、(例えば2つの音符にスラ~がかかっているとします)我々弦楽器奏者は弓を1回上下させる中で、その二つの音符を演奏しなければならない決まりになっています。

 そうする事によって、その2つの音は滑らかに繋がって聞こえるのです。スラーは2つの音符だけにかかるのではなくて何個の音符にかけても良いのですが、ベートーヴェンの後期の作品になると1つのスラ~がかかっている時間が長い場合が多いのです。まずそれが第一関門でしょうか?

 例えば、第1楽章の冒頭Maestosoが終わりAllegroに入った所のヴィオラは7小節もの間~1つのスラ~がかかっています。それをワンボウイングで演奏する事は何とか可能ですが、それでは音楽の起伏を作りにくいのでどこかでスラ~を作曲家に内緒で切る事をします。

 Allegroのテンポにもよりますが、無理をすれば1往復のダウンアップで演奏出来ます。機械的に真ん中でとはいかないのが音楽です。演奏者にとって、このスラ~が意味している事がもう一つあります。スラ~で括られたのが、一つのフレ~ズという意味です。弦楽器奏者が習慣的にやっている1つのスラ~は1つのボウイングという事をしないで、(無理をしてかかっているスラ~を守りすぎても音楽が小さくなる危険性があります)、どう音楽が流れているか、どう表現したいかで団体の個性~強いては個人の好みでスラ~を分断してゆきます。

 もちろんそこには、作曲家が書きたかったワンフレ~ズを無視しないで、慎重に分断してゆくのです。

 そこには、正解はないので、上記に上げた各団体もそれぞれのやり方で演奏しています。

 曲をよく練習してみて、先輩達の演奏を色々聞き比べて、又練習しての繰り返しで、やっと自分にしっくりくるボウイングを捜すのがとにかく大変な作業です。そうまでしてせっかく決めたボウイングを今度は他のメンバ~と合わせるために変更しなければならなくなることは日常茶飯事です。他メンバ~と無理してボウイングを合わせるのか?はたまた目をつぶってわざとずらすのか?いつも葛藤するところです。

 本番直前にやはりこうする方が良かろうと変更することもしばしばあります。

 面倒くさくて機械的にボウイングをまず決めてという作業から譜面を練習しだしてしまうと、後で後悔することも多々あります。シンプルなボウイングは、演奏しやすさが先にたちますが、やはり音楽ありきでボウイングを決めてゆく方法が好きです。

 なので、結局1回の本番では、曲の深みまで到達することは叶わずというのが毎回正直なところです。しかし、今努力しておけば今後に繋がりますので、頑張っています。

 難しい話でした?

 あと定期演奏会当日まで32日!!(戦艦ヤマト風・・・。次回に続く)
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鈴亭

2010年03月17日 23時58分03秒 | そば処~山形
 施設などに慰問で、蕎麦打ち名人が訪問して、蕎麦を打ってあげてお年寄り達に食べさせてあげるという心温まるニュースをよく見ます。インタビューを受けているお年寄り達も「美味しかった」「新蕎麦は美味しい」と笑顔で答えている映像を見ると、山形県はやはり蕎麦どころで、蕎麦を食べる事が習慣化されていて、県民の血の何%かは、そば湯で出来ているんじゃないかと思うほど、蕎麦が愛されているように感じます。

 江戸っ子の私は蕎麦というのは、小腹がすいた時に食べる軽食のようなイメージなのですが、山形の蕎麦は食べるという形容が良さそうです。各地に美味しい蕎麦屋さんがあって、美味しい所には事欠きません。

 寒河江の「鈴亭」さんもその中の一軒です。一年に数回しか行かないのですが、ここの「冷やし肉蕎麦」は本当に美味しいですよ。残念な事に私は鶏肉が駄目なので、肉は残しますが・・・・。

 もりそばなど冷やし系の蕎麦は、冷たい水でキュ~っとしまっていて、美味しいのです。

 (写真)もりそば大盛り
     

 タレも甘めで、偶に思い出したように食べたくなる味です。
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さくらんぼQ 練習日。

2010年03月16日 23時50分08秒 | クァルテット
 仕事が休みの時は、毎日のようにアンサンブルの練習や本番があります。

 おかげさまで、とても充実した日々が送れています。

 本日は、さくらんぼQの練習日でした。

 W.Aモーツァルト
 弦楽四重奏曲 第3番 ト長調 K.156 (134b)と弦楽四重奏曲 第4番 ハ長調 K.157を中心に練習しました。

 山形Qでは、W.A.モーツァルトから少々遠ざかっていますので、新鮮な気分で演奏できます。

 何度も書いているとおり、私はさくらんぼQの中で、2ndVnを担当していますので、より新鮮な気分になります。最初は今だから話せますけどVnを演奏するのが苦痛を伴っていましたが、最近は楽しいと思える事の方が多くて、本業のVaの方へも色々なヒントを思いつくことがあります。

 しかし、Vnを演奏すると普段と違う筋肉を使うせいか、体力的に疲れます。残念。

 
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L.v.Beethoven 第12番 変ホ長調 Op.127奮闘記 vol.2

2010年03月15日 23時51分30秒 | クァルテット
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L.v.Beethoven 第12番 変ホ長調 Op.127奮闘記 vol.1

 前回の練習から約2週間。その間に各々の音楽活動があったのですが、どれくらい積み上げてきたのか楽しみに練習に行きました。こんなに長い間、四重奏団の練習がなかったのは、もの凄く久しぶりでした。

 仕事などの合間の時間を自分で確保して、どれだけ自分の譜面と格闘してきたか・・・。少し疑問が残ります。まぁそれは自分にも言える事ですけどね。

 個人的な練習の仕方として、メトロノームに合わせてやっていたのですが、暴言を吐けば自分だけのパート譜の譜面面(ヅラ)は、中期のラズモフスキーより、幾分負担が少ないように思えます。練習してれば、メトロノームのカチカチに合うように演奏する事は出来るんです。

 4人で集まって最初はメトロノームに合わせて演奏するのですが・・・・。

 イマイチ曲になりません。とりあえず通るという所まではいくのです。

 今度は、メトロノ~ムを無くして演奏してみます。

 ・・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・。

 じゃぁぁぁ~~何がこの曲を難しくさせているのか考えてみると、拍子の変化と調の変化がなかなかのくせものです。基準になるはずの小節の頭の音が明確に無い場合が多くて(複雑に音が絡み合っていて)、テンポ感が合わないという事態になりがちです。何小節フレ~ズなのか?どこからフレ~ズをとれば良いのか?パズル感満載です。

 転調する時もはっきりと全員で、この調になりましたぁぁぁ~~とうまく色が変わらないのです。

 メロディも不在になる場合も多くて、バランスの取り方も難しいのです。

 まだまだ、曲が自分達の中に入ってきません。

 どういう音楽なのかもわからず、どういう音楽にするのかもまだ明確に答えは出ず・・・。

 ボウイング一つとっても全て保留状態です現実は・・・。

 そんな中、第1楽章・第2楽章・第4楽章は何とか音になった感じです。音楽ではなくて「音」になっただけです。

 こんな時期に、弱音をはかないで、もう少し色々な角度から研究してみようと思いました。

 あと定期演奏会当日まで36日!!(戦艦ヤマト風・・・。次回に続く)

 我が家のベートーヴェン君は風邪をひいて寝込んでしまいました・・(写真)
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やっと・・・

2010年03月14日 23時59分46秒 | ヴィオラ
 本日注文していた新しいヴィオラケースが到着しました。

 ケースを買うのは何年ぶりかしら・・・・。

 買った直後は、丁寧に扱っていますけど、段々乱暴に使用してしまうこと・・・・。

 このケ~スみたいに、いつでもピカピカの音楽を奏でていたいものです。

 はい。

 奥のケ~スが今まで使用していたものです。44cmのヴィオラはこの古いケ~スにしか入らないので、現役は続行します。
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Guarneri Quartet

2010年03月11日 23時56分53秒 | お気に入りのCD
 グァルネリ クァルテットのベートーヴェン弦楽四重奏曲全集を今日は上げておきます。

 1987年2月~1991年11月にニューヨーク、アメリカ文芸アカデミーにて録音されて、オランダPHILIPSから1枚ずつ出ていたCDは、当時レコ芸などで絶賛されていたように記憶しています。その名盤が、BRILLIANTからライセンス発売で2007年に全集の形で出たのは吃驚しました。何と今では3000円位出せば手に入れられるのです。凄い世の中になりました。

 今は大手のレコード会社も不況のあおりで、業界再編している最中で、合併したり、資本先が変わったり大変そうです。私達の年代までは、グラモフォンやデッカ、EMI、PHILIPSなどは大手メーカーとして認識していましたが、彼らでさえ不況の中その再編の例外にはなっていません。今後彼らが所有している膨大な録音記録などが行方不明にならないように一レコードファン(CDファン?)として願っています。

 さて、グァルネリQのメンバーは、第1ヴァイオリンはアーノルド・スタインハート、第2ヴァイオリンがジョン・ダリー、ヴィオラがマイケル・トゥリー、チェロがデイヴィッド・ソイヤーという構成でした。彼らがクァルテットについて語った本~「クァルテットの技法」は我々クァルテット奏者やファンにとってはかけがえのない名著です。廃刊になり、今は中古本で高値で取引されているほどです。

 山形Qのチェロメンバー委員長にベートーヴェンのCDを推薦する事になって、ベートーヴェンには色々な名盤がありますが、このグァルネリQのCDを推薦したのを覚えています。クァルテット全体の演奏も素晴らしいのですが、特に委員長に聴かせたかったのは、Vc奏者~デイヴィッド・ソイヤーの演奏だったのです。こんなにクァルテットの中で、どっしりと積極的に支えているチェロ奏者はそうはいません。2001年から地元公演以外は、ワイリーというチェロ奏者にチェンジしていたのですが、とうとうグァルネリQは惜しまれながら解散してしまいました。

 というニュースが世界を駆け巡ったと思ったら、デイヴィッド・ソイヤー氏が亡くなったと2月26日のNYタイムスで報じられていました。世界一のクァルテットチェロ奏者が亡くなってしまいました。あらためて、このCDを聴くと涙が出そうになります。

 Op.135の第3楽章Lento assai,cantante e tranquilloを聴きながら・・・・。

 ご冥福をお祈りします。
HMVジャパン
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本日はお休みです。

2010年03月10日 23時54分18秒 | 雑記
 本日のブログはお休みします。
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