先週、亡父の七回忌のため東京に戻りました。
我が家のお墓がある長命寺です。祖父母・叔父・叔母・父らが眠っています。
歴史があるお寺さんですが、子供の頃は植木市やお祭り、そして何と言ってもカブトムシやクワガタ採り、仮面ライダーなどの撮影など近所の子供達にとっては遊び場でもありました。
上の写真の本堂は、私が子供の頃に建てられました。以前は古いお堂がいくつかあったのですが焼失したり、建て替えで新しくなっています。床下に蟻地獄がいてよく捕まえたりしてました。
立て札の説明書にはこうあります。
「東高野山(旧谷原山)妙楽院長命寺は、真言宗豊山派の寺です。 慶長十八年(1613)後北条氏の一族である増島重明(慶算)が一院を開き、その志を継いで弟の子、重俊が諸堂を建立、寛永十七年(1640)に大和(奈良県)長谷寺の秀算により、(長命蜜寺)と号しました。 寺域は紀州高野山に倣ったもので、東高野、新高野と呼ばれました。江戸幕府より九石五斗の御朱印を受け、府内八十八か所十七番霊場になるなど関東における有数の庶民信仰の霊場となりました。」
子供の頃の遊び場でしたが、怖いなぁと思った場所があります。
鬱蒼と暗い場所に怖い顔をした石仏が何体も鎮座している場所です。お寺の敷地内でよく遊びましたが、この場所だけはあまり行きませんでした。
それでもこの石仏達にはひかれるものがあったのでしょう。中学生の時に石膏でこの石仏を模して制作したことがあります。その時は少し先生に褒められた作品になりました。
モデルになった石仏は、一際大きなこの象。
地獄に行くと会えるのかもしれませんが、あまり会いたくないですね。
子供の頃は怖かった石仏達が、今はカッコよく見えるのも歳をとったからかも。