らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ゆくとしくるとし2009

2009年12月31日 23時53分36秒 | 雑記
 先ほど朝日町の亀次郎さんに行って、年越し蕎麦をとってきました。美味しそうなお蕎麦です。

 昨年の記事をリンクしておきます。こうして記事が溜まってくるとOO年日記みたいな振り返り方が出来るので、ブログを続けている楽しみの部分かもしれませんね。手書きの10年日記は、数ヶ月で続かなくなりましたけど・・・。
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2008年もあとわずか。

  2007年は「偽」、2008年は「変」、そして2009年は「新」が今年の漢字でした。なかなか暗いオ~ラから抜け出せない日本ですが、そろそろ平成も22年目ですから明るいオ~ラになっても良いのでは??期待します。

 今年はハイドンとメンデルスゾ~ンの記念の年でしたが、来年はシューマンイヤ~ですね。H.ヴォルフの生誕150年記念の年ですので、1/31日には彼の曲も演奏します。

 山形弦楽四重奏団も10年目をむかえていて、更に充実した活動になるように祈っています。今年は、かなり広範囲の方々から演奏会の依頼をいただきました。10年やっていて、やっと少しずつですが、自分達の色が出てきたのかなぁ?と思っていますけど・・・。来年以降も初心忘れず、活動してゆきたいと思っています。

 今夜から大雪が続くみたいですね。年明けはメタボ対策~雪かき体操から始まりそうです。

 みなさまもいい年をお迎え下さい。
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林光 LAMENT(悲曲)

2009年12月30日 23時44分21秒 | クァルテット
 山形Q第34回定期演奏会で、LAMENT(悲曲)をとりあげる事になった理由は、山形の合唱団じゃがいもの公演で私以外のメンバ~が林光氏と共演した事があって、とりあげる邦人作品を捜していた折だったので、先生に弦楽四重奏曲は作曲していますか?とだちゅ嬢に聞いてきてくれ!とお願いしたところから始まりました。

 だちゅ嬢は、先生からこのLAMENT(悲曲)と弦楽四重奏曲「レゲンデ」のスコアをいただいてきました。「レゲンデ」は、私達の師~平尾氏が、ニューアーツ弦楽四重奏団で3楽章完成版を初演しているので、実は演目にあげる最有力曲だったのです。しかし、他プログラムの関係で、LAMENTになりました。「レゲンデ」の方は、またいつか・・・・。

 LAMENT(悲曲)は、東京クァルテットにより委嘱されて、2000年2月12日にアメリカニューヨーク マーキン・コンサートホールで初演されました。その時の1stVnは、M.コペルマンだったみたいですね・・・。ほぉ~~。英語苦手の人のために(私か・・?)、LAMENTとは哀歌の意味です。

 林光氏についてはまた書くとして・・・・。

 小学館から発売された林光の音楽 全1巻の解説によると・・・・。

 シャコンヌの形式をとった単一楽章の曲となっています。解説から作曲者の言葉として、「この一年様々の苦しみをその身に受けた世界の人々へのなぐさめと励ましの気持ちをそこにこめようと思った」とあります。

 専門的な事として、「8小節の主題とそれにつづく第1・2変奏は、両者とも共通であり、やがて媒体の相違がそれぞれ異なった展開を示す」とも書かれています。

 最初この曲をCDのQエクセルシオの演奏で聞いたときの感想は、悲曲とは言ってもエレジ~のような悲しみを感じないなぁと思ったのが、第一印象でした。確かにこの曲の冒頭部分では、悲劇的な物語の幕開けのような和音が響き渡ります。しかし、すぐにそれは、やさしい響きだと気づきます。途中のグリッサンドやチェロがお休みしている間の上3声でのぶつかりながらのグリッサンドでは、死んでしまった人達の魂が天に召されて、漂うような雰囲気さえ感じます。そこには悲しさはなくて、まだ生あるものへの慰めのような気もしてくるのです。

 途中、チェロやヴィオラが奏でる三連符の旋律がもしかしたら苦しみなのかもしれません。この曲を聴いて、苦しみや暗さというのは不思議と残らないのは、作曲者の言葉通りなぐさめと励ましを考えてつくられた曲だからなのでしょう。

 わずか12分足らずの曲ですが、充実した素晴らしい作品だと思えることでしょう。さて私達の演奏は?お楽しみに。

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Hugo Wolf
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ハリー・ポッターと賢者の石

2009年12月29日 23時35分09秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 年末年始の多少時間がある時だからこそ、普段しなくちゃと山積みになっている事をこなしてゆく良いチャンスです。映画鑑賞もその内の一つで、山形響の音楽鑑賞教室で演奏している曲が、映画を見てどのように使われているか?知っておいて損はありません。このハリーポッターも実は見よう見ようと思っていて、なかなか実現出来なかった映画の一つです。本日じっくりと鑑賞しました。演奏しているけど見ていない映画は、他にも宮崎駿監督の作品がたくさん残っています。汗。

 山形響で演奏しているハリーポッターメドレ~は、山形の作曲家木島由美子さんが山形響の編成に合わせて、編曲してくれたものです。音楽は譜面を見れば、だいたいの予想はつきますが、映画を見た方がイメ~ジもふくらみますからね。宿題のような映画ですが見てみました。汗。イッイマゴロ・・・!?

 出演者は、
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)、ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)、ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)、ドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)、ネビル・ロングボトム(マシュー・ルイス)、ビンセント・クラッブ(ジェイミー・ウェイレット)、グレゴリー・ゴイル(ジョシュア・ハードマン)、オリバー・ウッド(ショーン・ビガースタッフ)、パーシー・ウィーズリー(クリス・ランキン)、フレッド・ウィーズリー(ジェームズ・フェルプス)、ジョージ・ウィーズリー(オリバー・フェルプス)、アルバス・ダンブルドア(リチャード・ハリス)、ミネルバ・マクゴナガル(マギー・スミス)、ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)、セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)、フィリウス・フリットウィック教授(ワーウィック・デイヴィス)、クィリナス・クィレル教授(イアン・ハート)、マダム・フーチ(ゾーイ・ワナメイカー)、アーガス・フィルチ(デイビッド・ブラッドリー)、モリー・ウィーズリー(ジュリー・ウォルターズ)、ジニー・ウィーズリー(ボニー・ライト)、バーノン・ダーズリー(リチャード・グリフィス)、ペチュニア・ダーズリー(フィオナ・ショウ)、ダドリー・ダーズリー(ハリー・メリング)、ほとんど首無しニック(ジョン・クリーズ)、血みどろ男爵(トレンス・ベイラー)、ヴォルデモート(リチャード・ブレマー)、オリバンダー老人(ジョン・ハート)組み分け帽子(レスリー・フィリップス)、キングス・クロス駅員(ハリー・テイラー)、漏れ鍋バーテンダー(デレク・デッドマン)、リリー・ポッター(ジャラルディン・ソマーヴィル)、ジェームズ・ポッター(エイドリアン・ローリンズ)

 イギリスの児童文学作家J・K・ローリングによって書かれた小説が原作で、全世界で大ヒットした映画シリ~スの第1作目というのは、皆さんは周知の事だと思います。使われている音楽の作曲家ジョン・ウィリアムズ(John Towner Williams, 1932~ )は、アメリカの作曲家で、ハリウッド映画には欠かせない大作曲家です。カステルヌオーヴォ=テデスコに師事したというちゃんとした音楽教育を受けた作曲家なのです。

 ちなみに「スターウォ~ズ」や「ジョ~ズ」、「ス~パ~マン」、「ET」、「ロサンジェルスオリンピックのファンファ~レ」などが、彼の代表的作品です。

 子供向けと偏見を持っていた私は、だいぶ損をした感じがしました。世界中で大ヒットするのはわかりますね。次から次へと面白い映像が流れます。子供達の活躍も興味をそそります。

 この映画何作まで出ていましたっけ??DVDで続編を手に入れようかな・・・・。どうしようか・・・。
HMVジャパン
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しばらくカレーライス??

2009年12月28日 23時39分01秒 | 雑記
 今年も29・30・31日と残すところ3日になってしまいました。

 そろそろ今年の総括しなければなりません。汗。

 本日、年末年始とあまりハ~ドな演奏予定を入れなかったために、またまた仙台に右手指の治療に行ってきました。年末の仙台は交通渋滞ばかりで、車がスム~ズに動きませんね・・・。疲れました・・・。

 この右手の人差し指と中指の治療の話は今年何回か書いているので、当ブログを読んでいただいている方々は分かってると思いますが、とにかく治療方法が痛いのです。

 楽器を演奏するにしてもピッチカ~トは全く出来ないので、親指か薬指で、はたまた左手で・・・。普段の生活でも困ることがかなりあります。なかでも一番困るのが、お箸を使うときです。

 お箸を使う時に一番痛い部分にお箸があたるのです。とりあえず豆などを掴む以外は、左手でも出来るのですが(脳トレになるらしい・・・)だんだん面倒くさくなります。ようするに自由にお箸が使えないのです。

 と言うことで、今年いっぱいくらいはパンを食べたり、スプ~ンで食べることの出来るカレ~ライスばかりになるでしょう。運の良いことに私は、カレ~ライスを毎日食べても飽きない体質なので(むしろうれしいかも・・・高校生の時は昼ご飯はほとんど学食のカレ~だったし、音大時代も学食ではほとんどカレ~だったのです。)、奥さんに対する完全なる言い訳が出来るので、堂々とカレ~で今年はしめようと思います。

 **奥さんは旦那さんの食事バランスを気にするので、毎日同じ物を食べる事が気に入らないのです。しかし、カレ~は野菜が沢山入れられているので、彼女の中ではギリギリセ~フなのでしょう・・・。あっ亀次郎に頼んだ年越し蕎麦をどうやって食べようかしら・・・・・・・。案・・・フォ~ク??
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山形Q練習34-vol.7

2009年12月27日 23時22分57秒 | 山形弦楽四重奏団
 写真は大江町の神通峡です。

 本日は、今年最後の山形Q練習日でした。前回の練習日誌でも書いたとおり今日は2ndVn奏者のだちゅ嬢がお休みのために男3人での練習になりました。

 いつものように私が少し遅刻していくと(遅刻常習犯なんです私)、1stVnとVcで真剣にLAMENT(林光)の合わせをやっていました。和気藹々という雰囲気はみじんも感じられずに真剣勝負を二人でやっている感じ・・・・。

 普段は女性が良いクッションとなっている山形Qの練習は、女性がいないと妥協を許さない真剣勝負の場と化します。いかに自分の音楽に引きずり込み相手に納得させるか??一時も油断は出来ません。

 ウリャー!!ε==ε==ε==ミ(:D)┼⊂☆(ノ゜◇゜)ノグハッ

 LAMENT~Haydn全曲~Wolf~Prokofiev~Beethoven Nr.4全曲と練習はすすみました。

 練習を進めて行く課程で、他メンバ~の演奏に対して言葉で、文句を言う人、アドバイスを長く言う人は意外と自分の演奏にプレッシャ~がより強くかかってきてしまいます。それを跳ね返す強い心がなければ、止めた方が良いのです。人に注意すればするだけ自分にプレッシャ~が跳ね返ってきますし、人に言うほど自分の演奏に責任を持てているか??の答えははっきり言って・・・。

 否です。

 自分でちゃんと練習をしてきて、スコアを読んできて、なおかつ人とのアンサンブルを出来た上で、人にアドバイスするべきなのです。他人に突っ込まれないほどのレベルに達している余裕のある人だけが、アドバイスをすればいいのです。自分の演奏でさえ責任を持てないのならば他人にとやかく言うべきではありません。我々の練習でも時々どうしようもなく荒れる時があります。それは決まって・・・。これ以上は自粛します。汗。では、ただ黙々と黙ったまま通す練習で良いかというと、それもナンセンスのような気がします。

 お互いに上手くいかないところはセッションが必要となるからです。

 しかし、本日のバトルはきつかったなぁ・・・・。今年最後の練習にみんなが暴走しました。

 今までの行いを謝り年明けまでに練習してくると宣言した人、泣きながら練習を約束させられた人、お酒を控えてもっと力を入れてくると約束させられた人・・・。

 練習中にもし嫌なことがあったとしても、結局、良い演奏したいと集まってくれる各メンバ~に感謝して、今年の活動を終えました。

 (+o+(○=( ̄(エ) ̄)=○)*゜0゜) ダブルパーンチ!!
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締め切り前の作家。

2009年12月26日 23時43分09秒 | 雑記
 今日何をブログに書こうか?とダラダラと考えている内に、23時をまわっている毎日を送っています。締め切り前なのにアイディアが浮かばない作家さんの気持ちが少しだけわかる気がします。ただ作家さんはお金を稼ぐ仕事(プロの仕事)で、私はお気軽素人ブロガ~なので、困ったときのなんとやらで何とか毎日書いています。

 毎日何かを感じながら生活していないと、なかなか続けるのも苦痛になりますよね。さっきTVですべらない話スペシャルをやっていましたが、話すのがプロの方はやはり話が面白いんです。素人の特権で、品質保証無しの話を書き続けましょうぞ。

 さて、2010年度の民主党による予算編成が終わりました。今日聞いた話ですと、文科省関連への意見メールが15万通ほど届いたそうです。そのうち子供への本物体験事業継続やオーケストラへの補助維持を要望するメールが11~12万通あったそうです。

 予算編成後の説明では、国民の意見が多かったために予算要求どおりの予算になったそうです。仕分けにより無駄とか地方への移管とか色々な意見を聞かされましたけど、とりあえず子供への本物の舞台芸術事業は来年以降も継続されそうです。

 ご協力のみなさま本当にありがとうございました。

 アーツプランなどの自主事業への補助の方は詳細が、今の段階では分かりませんので、もしかしたら減額なのかもしれません。各オーケストラは自主事業を見直す作業に入るかもしれませんし、事業は実行しつつどこかで予算を削る作業をするのかもしれません。

 そういう時に一番最初に目をつけられるのが、楽団員の給料の可能性が古今多い感じがします。そうではなくて、オーケストラの協会内~事務局内~楽団員内での本物の仕分け作業をした上で、どうしても楽団員の給料に手をつけなければ、会社の維持が大変だということならば、話し合いの余地もあるのでしょう。

 どこに無駄があるのか?どこに予算が足りないのか?真剣に考える時期にきている感じがします。

 今年の演奏会は本日で全て終了しました。来年早々に山形響ユニオンの定期総会がありますので、理想的な未来像を見つつ、今どうあるべきか楽団員が真剣に話し合う時がきているのでしょう。

 あ~また難しい事を書き始めると、良くないことも書きそうなので終わりにします。

 最後にあらためてメールで協力して下さったみなさま、そして毎回演奏会に駆けつけて下さったみなさま、補助してくれた行政・県内民間企業のみなさまありがとうございました。

 来年もみんなで楽しい音楽生活が出来ますように・・・・・・・。
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思い出せ!!

2009年12月25日 23時54分50秒 | 雑記
 本日は、山形響で鶴岡温海ふれあいセンターまで行って演奏会がありました。

 その温海町の会館に懐かしいキャラクタ~が・・・。

 2003年の山形県で行われた国民文化祭の時のキャラクタ~とまでは出てきたけど、なかなか名前が出てきません。

 うぅぅぅぅぅ~~ん!

 家にも小さいのがいるけど・・。なんだこのゆるキャラの名前は??

 たった6年前の事だぞ!ぼけたのか?

 その後、あぁ~でもこぉ~でもない。人に聞くのは恥ずかしい。

 岡本太郎!

 ブブ~~!!

 ゆるきゃらに詳しい家の奥さんは、即答。

 紅太郎でした。

 
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Merry Christmas

2009年12月24日 23時48分22秒 | 山形弦楽四重奏団
 

  A Merry Christmas to you!

                     
                       Yamagata Q 
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マイブ~ム

2009年12月23日 23時49分12秒 | 雑記
 最近、私の中で「落語」がマイブ~ムです。

 年を重ねるにつれて、日本の文化に興味が出てきて、民謡などの邦楽を聴くようになったりしています。子供の頃から日曜日夕方は家庭の事情で「笑点」を見るというのが習慣になっていて、落語家の方々は多く見てきましたが、実際の落語を聞く機会はそう多くは無かったのです。

 小学館のCD付きマガジンで「昭和の名人 決定版」というのが発売されました。隔週で1冊ずつ出るのですが、前から興味があったので、定期購読を申し込みました。時間が無いので、聞く機会を作れるか心配でしたが、さすが昭和の名人達の落語は聞く者の心をすぐに掴みます。

 江戸弁が実に心地良く、いい気晴らしになります。

 人の声を聞いているとこんなにリラックス出来るのを初めて気づきました。

 まだまだ落語に詳しくないのですが、県内に落語家さんがたまに来るので、いつか1回聞きに行ってみたいと思っています。

 八代目三笑亭可楽さんの「らくだ」という落語を聞きながらブログを書いています。
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Alexander Glazunov (1865 - 1936)の弦楽四重奏曲

2009年12月22日 23時48分33秒 | お気に入りのCD
 Konstantinovich Glazunovはロシア帝国末期およびソビエト連邦建国期の作曲家です。

 グラズノフの音楽は、日本ではあまり演奏されません。時々ヴァイオリン協奏曲やサクソフォーン協奏曲が演奏される事があるくらいで、ロシアの音楽を特に興味を持っている方以外は、あまり聴いていないのが実情です。

 ロシアといえば、チャイコフスキーが筆頭で、後はリムスキーコルサコフ、ストラビンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチやムソルグスキー(展覧会の絵とはげ山の一夜くらいか)などが演奏頻度的には多い作曲家でしょうかね。

 グラズノフは前衛音楽が盛んになった時代でも自分の音楽スタイルをあまり変えなかったので、弟子のショスタコーヴィチなどから、時代遅れの作曲家と言われていたそうです。しかし、子供の頃から早熟だったグラズノフの才能は、馬鹿にしていたショスタコーヴィチ達から高く評価されていたようで、その才能を目先のブ~ムに乗ることなく自分の信じた音楽のために使ったようです。

 なかなか評価が定まらない作曲家グラズノフですが、交響曲は8曲・弦楽四重奏曲は7曲書いています。

 今日挙げたCDは、第5番 ニ短調 Op.70と弦楽四重奏のためのノベレッテ Op.15の2曲が収録されています。

 Op.15は山形Q第3回定期演奏会でとりあげました。気むずかしい曲ではなくて、民族的なとても聴きやすい5曲の組曲です。またいつか演奏したいと思っています。

 演奏している St. Petersburg String Quartet(サンクトペテルブルグ弦楽四重奏団)は、とてもメリハリのきいた良い演奏をしていると思います。彼らで、弦楽四重奏曲を全曲是非録音してもらいたいです。忘れられた時代遅れの作曲家の汚名返上になるかもしれません。
HMVジャパン
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山形Q練習34-vol.6

2009年12月21日 23時59分55秒 | 山形弦楽四重奏団
 写真は大江町の神通峡です。

 チェロ奏者がいわきに指導のお仕事があったためにお休みでした。弦楽四重奏はもちろん4人の弦楽器奏者による音楽ですので、4人で練習をするのが普通のことです。しかし、我々4人ともこの山形Q以外の活動を持っているので、時々誰かが抜けて練習する事があります。1声部が抜けて練習するのは意味が無いと言う人も業界の中にはいるかも知れません。

 ただ私個人的な意見を言わせてもらえば、この3人やもしかしたら2人での練習はもの凄く効果のある練習方法だと思っています。4人で同時に出す音全てを演奏しながら聴くという能力は、もの凄い能力です。自分に大事なはずしてはいけないソロがある場合は意識が自分の音だけになってしまうのは練習初期はしょうがないにしろ、どんな重要なソロの部分でも他のメンバーの奏でる音楽と会話したり意識しながら演奏するのが当たり前です。

 なので、練習の中期あたりで、誰か一人の声部が無くなるという事で全ての音に意識がいくようになる訓練になります。特に音の大きいチェロがいなくなったことで、メロディ~と中音域の声部だけのアンサンブル(上3人のアンサンブル)を整えるのに大変効率よく練習が進みます。

 ということで、本日はProkofievの第3楽章~LAMENT~ハイドン第3楽章・2楽章・1楽章・4楽章~イタリアのセレナード~またProkofievの第1楽章~第2楽章を演奏しかけた所で練習終わりました。

 チェロ奏者の名誉のために書きますが、チェロ奏者がいなくなった方が練習が進みやすいというわけではありませんからね。4人よりも少ない声部で練習することが、とても効果のあることだと書きたかっただけですから・・・・。別に1stVnやVa奏者がいなくても練習は効果的に進むと思います。山形Q結成当時は2ndVnとVa二人だけで練習していたりしていましたから。

 次回今年最後の練習は2ndVn奏者が、別仕事でこれまたいませんので、今度の練習は2ndVn声部抜きでまた深い練習が出来そうです。

 明日は山形響のリハーサルで尾花沢市まで行きます。
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今週は

2009年12月20日 23時58分48秒 | 家族・親族
 留守番が多くて、つまらなかったよ。

 外は雪ばかりで、散歩にも行けなかったし・・・・・。

 早く晴れてくれないかな??
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第201回定期演奏会終了。

2009年12月19日 23時59分56秒 | 山形交響楽団
 写真は大江町の神通峡です。

 大雪の中、御来場ありがとうございました。

 無呼吸になることなく、良い演奏会でした。30才過ぎたばかりの若手指揮者ながら、とても感じの良い指揮者さんでした。日本では有名でなくても、世界にはたくさんの才能溢れる方がいるのですね。

 毎年、共演を望みたいくらいです。

 さて明日は酒田で同プログラムの演奏会があります。

 希望ホールでは、どう響くのでしょう?楽しみです。
 
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ゆきやこんこ

2009年12月18日 23時56分58秒 | 大江町
 昨晩夜中に今年初めて除雪車の音がしました。

 夜通し除雪してくれている作業員の方に感謝しなくてはいけませんね。朝起きるとすっかり真っ白な景色。

 早めに起きて、雪かきをしました。

 庄内の方では記録的な大雪になっていますが、大江町ではまだあまり降っていません。

 今晩から明日の朝にかけて30cm以上降る予報なので、明日も早く起きて除雪作業から一日が始まるでしょう。その後、山形テルサで第201回定期演奏会です。

 明後日の酒田定期では、月山越が待っているので少々不安ですが、新しいタイヤも購入したことだし大丈夫でしょう。希望ホールで演奏するシベリウス・エルガー・ルトスワフスキが楽しみです。

 この時期にメタボ対策として雪かきを利用しているので、そこそこ降ってくれないと春の健康診断が心配です。

 大雪の所は、お気の毒ですが・・・・・。
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文化経済学

2009年12月17日 23時54分38秒 | 音楽
 事業仕分けによる全国のオーケストラ業界激震の問題に、たくさんの方がメールを出していただき感謝します。この問題はまだ決着がついていないで不安な日々を送っていますが、今度の土日の山形響第201回定期演奏会は元気出してゆきましょう!!

 仕分け人達が多く使用している単語に「効果」、「成果」など芸術活動を数値化出来ないのを良いことに予算圧縮が最初から決めつけているような議論が大半のような印象を持ちます。

 一番??なのは、「芸術は自己責任。日本独自の洗練された文化レベル・芸術性が通用するのであれば、しっかりしたマーケティングで興行可能。」というあたり。

 我々オーケストラというのは、採算がとれない団体なんです。特に自主公演は会場が満員になっても採算がとれないような仕組みになっています。チケット代を3~5倍位にして満員になるならどうなるか分かりませんが・・・・・。


 どうもこの件を書き始めると馬鹿が愚痴言っているようになってしまうので、ここに書いてあることは私個人の意見であって、正論ではないかもしれません!というのをあらためて書いておきます。汗。

 10年位前にオケ連の会議が金沢で行われたことがありました。その会議後に山形響の公演がある秋田の能代市まで国道7号を夜中にぶっ飛ばした思い出があります。汗。

 その会議において「文化経済学」という学問の公演が在りました。講師の先生の名前を覚えていませんが、その学問には興味を持ちました。

 例え採算がとれなくても我々文化団体に対して国が補助する意義のような事を話されていました。

 「文化の火を消すな!」とか「文化にはお金をかけるべきだ!」とか「文化は国で守らなくちゃ!」とか所謂建前的に言われる理論を、少しずつ経済学的に話をすすめてゆきました。

 それはどういう事か?簡単にいうと・・・。モンテディオの例が分かりやすいかもしれません。

 山形のプロサッカーチームのモンテディオ山形に山形県から補助金が出ています。J2時代から補助金が出ています。その補助金の意味としては、山形のプロサッカーチームだから・・・。という単純な話ではありません。県民のスポーツ文化を担っているから・・・。という理由だけでは少し動機付けが弱いですね。チームが活躍すれば、県民が盛り上がり元気になるから。確かに上の3つだけでしたら、サッカー好きではない人にとってなんだその税金の使い方は!になってしまうわけです。文句を言おうとすればいくらでも揚げ足取りを出来るわけです。実のところモンテディオは、補助金がもらえなければ明らかに赤字経営ですから、その補助金はチームとしては命綱なわけです。

 昨年、モンテディオ山形は監督以下選手達、協会の頑張りと県民の応援のおかげで悲願のJ1に上がりました。私もたくさん応援していました。そして今年はダントツの最下位予想を裏切ってJ1に残留を決めました。

 モンテディオ山形に補助されている金額の何十倍も県民に経済効果がもたらされたのです。チームには入場料などのお金しか入りませんが、例えば天童市のホテルや旅館などが浦和レッズなど人気チームのサポーターで満員になったそうです。お土産屋さんから食堂までサッカー場近くに経済効果をもたらしました。勿論バスや鉄道・飛行機などの交通機関にも車移動のガソリンを県内から買っていってもらったり、その経済効果は年間で実に30億円以上だそうです。

 そう考えると(スポーツ文化経済学的に言うと)モンテディオ山形に補助金を出す事は、全くの無駄ではないのです。むしろJ1に残留するたびに補助金UPすれば良いと思うのです。万が一J2に降格したとしても同様に出せばいいのです。必要ない道路をつくるより効果的な県民を元気にさせる「生きたお金の使い方」だと思いませんか????

 サッカー場は収容人数も多いし、じゃ~オーケストラはどれくらいの経済効果があるの??という揚げ足をとられそうですね。正直分かりません。ごめんなさい。山形響ではまだその議論になった事がないのです。

 しかし、山形響が存在して元気に県内で活動している事に経済効果は必ずあります。貸しホールに対してお金が動いているだろうし、ホール近くの駐車場・飲食店など。演奏会があるたびのチラシ・プログラムの印刷代。楽器屋さんにCDショップ、楽譜屋さんなど。もちろんお客様の移動・楽団員の移動。最近は県外からのお客様も増えて、山形県の良い宣伝にもなっているはずです。以前に新県民会館建設が議論に上がっていたときに、現県民会館を壊すのは止めて欲しいと七日町あたりから声が上がっていたのも、県民会館に経済効果があるという証拠になるでしょう!!どこかがこの経済効果を計算してくれないですかね。きっと補助金をもらう強い武器になると思いますけど。

 子供達への音楽の提供は教育活動の分野にわけられますけど、上記のような経済活動もしているわけです文化団体も。

 国がお金を出して地方を元気にするというのは、地方を元気にする良いプロジェクトだと思うのですがいかがでしょう??この文化経済学って面白そうでしょう??少しずつ勉強しようと思っています。

 P.S。引き続き補助金関係のコメントを送ってもらいたいと思います。当ブログコメンテイターのTIMEさんからの伝言でした。(独)日本芸術文化振興会(https://www.ntj.jac.go.jp/goiken/mail.html)まで。

 
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