しゃりは暖かい

にぎり寿司のしゃりは暖かい。日頃デパ地下の寿司弁当ばかり食べているためか忘れていたが、久しぶりに寿司屋のカウンターでランチのにぎりを食べて思い出した。そのうちにぎり寿司のしゃりが暖かいのが変に思う人も出てくるのでは。笑い事とは思えない。宅配寿司も回転寿司も似たようなもの。間違った常識が大手を振って歩き出すのは時間の問題かもしれない。

鈍行新幹線

目の前で非情にもドアが閉まった。
仕方なく次の鈍行新幹線に乗ったが待っても待っても車内サービスが来ない。
来たのは那須塩原近く。
後３０分を切っている。
コーヒーは大急ぎ
食べ物袋はカラになっていた。

キャツシアターはこちらから

ホームから見ていた看板。近視のため読んだことがなかった。矢印が見えてふと思い出した。ここに劇団四季の『ＣＡＴ』専用常設小屋があるはず。遠くないから一度見て見たいものだ。
東京人は東京タワーに登らない。母もきっと登ることはないだろう。私も始めて登ったのは30半ば過ぎだった。東京の便利さの認識がないのだ。映画に芝居、美術展いつでも手が届くから今更と東京の良さを見逃している。毎月映画もいいが今話題のルーブル展も予定に入れておこう。
大宮から富士山が見えたが霞んでいた。




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通り道

駅までの通り道、建て変わって様変わりするなか戦後間もなく建てられた家がまだある。その家の通りに面した生け垣にシーズンの花鉢がいつも並ぶ。今日は紅梅と椿だった。また咲いたと紅梅にカメラを向けたが望遠がきかず、手前の地植え水仙をパチリ。
家主のささやかな楽しみがこちらにも伝わる。他の道で駅に向かう気にはならない。