第103回 秘書検定 面接試験の結果を、ドキドキしながらお待ちのことと思います。
これからしばらくは、「敬語」や「言葉づかい」についてお話しいたします。
お仕事をしていらっしゃる方にはビジネスシーンで、就職活動に励む方々には面接試験の場で、
さらには、皆様のプライベートな場面でお役立ていただけましたら幸いです。
さて、4人に3人は「自分の言葉づかいに自信がない」という、ビジネスマナー意識調査の結果があります。
同じ国の言語で話すのに、なぜ自信がないのかと考えますと、どうやらそれは「敬語」に原因があるようです。
そもそも「敬語」とは、どういう言葉なのでしょう。
秘書検定のテキストである「集中講義」には、「敬語」について次のように書かれています。
『人と人との間には、年齢や立場の差、職位の違いや親密度の違いなど、さまざまな差や距離があります。
そうした 人間関係の差や距離を埋めてくれるのが敬語 です。』
秘書A子さんの立場で考えた、上司や来客への接し方について述べているのでしょうが、
一般的にも、お客様や目上の方、そして尊敬する相手に対して用いる言葉というイメージがあります。
しかし私は、「敬語」の対象や範囲をさらに広く解釈しています。
つまり、相手がお客様でなくても、自分より年下であっても、尊敬するというほどでなくても、
職場ではもちろん、お店やレストランで客という立場になっても、積極的に敬語で話しています。
敬語を用いることで、いくつかの効用があります。
* 前述の「集中講義」にある「差や距離」を埋めて対等に話せる。
* 教養ある美しさを示し、周囲にも良い影響や雰囲気を与えられる。
* 企業やお店ではお客様からの、病院では患者様からの信頼を得られる。
逆に言いますと、敬語が出来ていないと、これらが難しくなる ということです。
さらに常日頃から敬語に慣れ親しんでいると、秘書検定 面接試験の場においては、こんな効用も。
* 「報告」(準1級・1級)の課題文を読みながら、すぐに敬語の表現に変換できる。
* 「状況対応」(準1級)のパネルを見た瞬間、同時通訳のように敬語で話せる。
* 「応対」(1級)では、面接官の方々が思い描くような「上級秘書」を演出できる。
こんなふうに書きますと、まるで語学教材の宣伝のように聞こえてしまいそうですが、
「敬語」を聞く機会や話す場の少ない若い方にとっては、「外国語」のようなものなのかも知れませんね。
だとすれば、週に1回、1時間だけ語学教室に通ったところで、ペラペラになれる道理がないように、
「敬語」も、ご自分で機会を見つけて使わなければ、頭の中だけの知識に終わってしまいます。
これから第104回 秘書検定の準1級や1級を目指す方も、お仕事の場面で活かしたいとお考えの方も、
ぜひ、この blog をご覧になりながら、美しい日本語である「敬語」を身につけてくださいね。
お読みくださいましてありがとうございます。
クリックしていただけますと励みになります。
これからしばらくは、「敬語」や「言葉づかい」についてお話しいたします。
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同じ国の言語で話すのに、なぜ自信がないのかと考えますと、どうやらそれは「敬語」に原因があるようです。
そもそも「敬語」とは、どういう言葉なのでしょう。
秘書検定のテキストである「集中講義」には、「敬語」について次のように書かれています。
『人と人との間には、年齢や立場の差、職位の違いや親密度の違いなど、さまざまな差や距離があります。
そうした 人間関係の差や距離を埋めてくれるのが敬語 です。』
秘書A子さんの立場で考えた、上司や来客への接し方について述べているのでしょうが、
一般的にも、お客様や目上の方、そして尊敬する相手に対して用いる言葉というイメージがあります。
しかし私は、「敬語」の対象や範囲をさらに広く解釈しています。
つまり、相手がお客様でなくても、自分より年下であっても、尊敬するというほどでなくても、
職場ではもちろん、お店やレストランで客という立場になっても、積極的に敬語で話しています。
敬語を用いることで、いくつかの効用があります。
* 前述の「集中講義」にある「差や距離」を埋めて対等に話せる。
* 教養ある美しさを示し、周囲にも良い影響や雰囲気を与えられる。
* 企業やお店ではお客様からの、病院では患者様からの信頼を得られる。
逆に言いますと、敬語が出来ていないと、これらが難しくなる ということです。
さらに常日頃から敬語に慣れ親しんでいると、秘書検定 面接試験の場においては、こんな効用も。
* 「報告」(準1級・1級)の課題文を読みながら、すぐに敬語の表現に変換できる。
* 「状況対応」(準1級)のパネルを見た瞬間、同時通訳のように敬語で話せる。
* 「応対」(1級)では、面接官の方々が思い描くような「上級秘書」を演出できる。
こんなふうに書きますと、まるで語学教材の宣伝のように聞こえてしまいそうですが、
「敬語」を聞く機会や話す場の少ない若い方にとっては、「外国語」のようなものなのかも知れませんね。
だとすれば、週に1回、1時間だけ語学教室に通ったところで、ペラペラになれる道理がないように、
「敬語」も、ご自分で機会を見つけて使わなければ、頭の中だけの知識に終わってしまいます。
これから第104回 秘書検定の準1級や1級を目指す方も、お仕事の場面で活かしたいとお考えの方も、
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