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札幌 昔の街並み

2025-02-27 | 本が好き

「札幌出身です」と言いますと「スキーがお上手でしょう」と言われ、その度に肩身の狭い思いをします。

「体育」は冬になれば球技も跳び箱もなく、近くの山に登っては終日「スキー授業」となり、

憧れの君が雪煙を舞い上げて滑降する姿にときめいたものですが、自分が滑るのは苦手なんです~

 

北海道銘菓「山親爺」

くまさんでも、鮭を背負ってストック無しでスイスイ滑れるというのに

 

 

札幌について書かれた本を読みました。

 

『札幌 解体新書 世界一やさしい札幌の教科書』(一般財団法人 えぞ財団 2024年発行)

 

読み進めるうちに、黒澤明監督が映画『白痴』のロケ地として札幌を選んだと知り  を購入。

 

『白痴』(昭和26年)

左から 三船 敏郎 森 雅之 原 節子

森雅之氏は有島武郎の子息であり、札幌市内の有島邸(大正2年)は映画のロケ地になりました。

現在は「札幌芸術の森」に、当時のまま移築復元されています。

 

 

「はつとり和光」は「銀座和光」と思い、舞台となった邸宅の家具調度品に目を凝らしたのですが、

何しろ画面が暗くて黒くて、何が何やら??

 

 

3代目の札幌駅舎(明治41年)

映画が公開された年に4代目の建設が始まりましたので、映像として残っているのは最後かと。

模して建てられた3代目駅舎を「北海道開拓の村」の正門に見ることができます。

 

 

札幌駅前「鉄道管理局」(映画撮影の5年後に焼失)

 

「停車場通り」(現在の「札幌駅前通り」)

吹雪の日を待って撮影したそうです

 

 

古い冊子を入手しました。

 

『札幌』(岩波書店 昭和32年発行)

 

札幌駅前

昭和32年といえば「さっぽろテレビ塔」が完成した年です。

地下鉄が開業するのはこの14年後、札幌オリンピックを控えた1971年の暮れです。

 

ドストエフスキー原作の舞台である、帝都サンクトペテルブルク。

黒澤監督がインスピレーションを得たという、当時の札幌の美しい街並みを想像しています。

 

 

お読みくださいまして、ありがとうございます。

札幌の珈琲「森彦の時間」

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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山親父 (hirorin)
2025-02-28 19:14:35
このおせんべい知ってますよ。
食べたことはないんですが、おいしいらしいですね。
そして袋のデザインの可愛さ。
何とも言えませんね。
今度物産展で探してみようかな。

札幌では、体育の授業はスキーなんですか!すごい!私、高校の修学旅行が長野でスキーだったんですよ。スキー以前にリフトがダメで~
全然、スキーとは縁がありません。

「白痴」は、札幌で撮影されたんですか。昔の映画、時々見ますが、確かに画面が黒くて見にくいです。
森雅之、昔のイケメン。気品あるお顔立ち。昔、森雅之の大ファンであったと思われる祖母に森雅之と下元勉を間違えたら、どえらい怒られた記憶が。
「有島武郎の息子やのに~」って、よう分からん、怒りのツボ。
中島葵さんてもう亡くなられた女優さん、森雅之と元宝ジェンヌの間に生まれた婚外子なんですが、結構重めの映画に出てました。
ATGの映画で見たのかなあ。
返信する
hirorin さんへ (Juliet)
2025-03-01 18:55:42
hirorin さん、こんばんは

寒暖の差はありますが、少しずつ日が長くなってきましたね。

>このおせんべい知ってますよ。
食べたことはないんですが、おいしいらしいですね。

さすが hirorin さん、美味しいお菓子の情報に死角なしですね
昔ながらの、懐かしくて素朴なお味ですよ

>札幌では、体育の授業はスキーなんですか!すごい!

家も学校も山の麓ですので、授業の後はスキー板を履いたまま帰宅したものです

映画『私をスキーに連れてって』の時代、夜行バスに乗って滑りに行くなんて!と思ったものです。


>昔、森雅之の大ファンであったと思われる祖母に森雅之と下元勉を間違えたら、どえらい怒られた記憶が。

下元勉さんを、青山で見かけたことがあります。
背が高くて知的な雰囲気の方でした。

>中島葵さんてもう亡くなられた女優さん、森雅之と元宝ジェンヌの間に生まれた婚外子なんですが、結構重めの映画に出てました。

昔の映画をご覧になるだけあって、お詳しいですね!
今年は原節子の没後十年にあたりますので、機会があれば観に行きたいと思っています
返信する
故郷を知る...大切なことですね (Passy)
2025-03-02 07:46:57
Julietさん、おはようございます♪

「故郷を知る」ことは、大切なことなのだと改めてしみじみと感じさせていただきました。
札幌オリンピックの年、私は受験生でした。
そして...長野オリンピックの時には、娘が受験生でした。
なぜか日本開催の冬季オリンピックに不思議なご縁を感じる母と娘。
1964年の東京オリンピックを控えて、東京の街が変化していく様子は幼心にも印象的でした。
かなり強烈なカルチャーショックとも言えますね。
東京タワーは、東京オリンピックのTV放映のために建てたのですよね。
札幌駅前広場の風景...多くの人々のほぼ100%が男性のように見えますね。
人の多さに驚きますが、女性の姿が見えないことに心は揺らぎます。
是非、続編にあたるような記事を再び...などと思う私ですよ。
寒暖差が激しいですね、御身お大切に...お仕事応援しています♪
返信する
Unknown (Juliet)
2025-03-02 20:20:05
Passyさん、こんばんは。

仕事が春休みに入り、旅先からメッセージをお送りします。

オリンピックは国を挙げての行事でしたので、
当時の自分に起きた身近な出来事と共に、
とても印象に残っています。

二度目の東京オリンピックがコロナで延期になり、
同じく二度目に名乗り出た札幌オリンピックは
立ち消えとなり、
大阪万博も昔ほど盛り上がらず…。
これも時の流れでしょうかしら。

札幌のような雪国で地下鉄や地下道がなかったのは、
この出勤風景を見ても大変だったと思います。
職場に向かう人々は、おっしゃる通り男性ばかり。
良妻賢母こそ女性の鑑と言われた時代でしたね。

いつも温かいお言葉をありがとうございます(*^^*)
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