SakuraとRenのイギリスライフ

美味しいものとお散歩が大好きな二人ののんびりな日常 in イギリス

イギリスに暮らして分かったこと・その3:Londonには何でもある

2014年04月10日 | 【イギリス生活】
これから書くことは全部、田舎に住んでいる者の僻みです。
僻みであることは十分理解していながら言わないではいられないこと、それは「Londonには何でもある」ということです。

たとえば日本の食材。
確かに、Tescoに行けばお米や醤油や海苔が手に入るし、Waitroseに行ったりすれば美味しい豆腐も買える。
Renはそこまで日本食loverではないのでそんなに不満はありませんが、それでもLondonのジャパンセンターに初めて入ったときの衝撃は忘れられません。
西友で売っているような商品(食品だけじゃなくて!)が何でもかんでも置いてあったんです。
異様な値段の高さに目を瞑れば、こちらではどんなに頑張ってもお目にかかれない、「薄い肉」も買うことが出来てしまう。
Londonに住んでいたら不便を感じることはないだろうなと思いました。

食のレベルも、Londonは非常に高いです。
「イギリス料理は不味いと言われていたが、ここ数十年でだいぶ改善した」みたいなことを時々聞きますが、それが言えるのは大都市だけです。
僕たちもこれまでManningtreeやColchesterで外食したことはもちろんあって、美味しいと思うところもないわけではないけど、それはイギリスの味に慣れてしまったからにほかなりません。(期待水準が最初から低い。)
Londonの外食は、レパートリーの豊富さだけでなく、やっぱり質もとても高いと思います。
Colchesterには存在しないちゃんとした日本料理のお店がLondonには何軒もあって、まだ少ししか行っていないけどとても美味しかったです。

Renが全く興味がないファッションについても、Londonはとても充実しています。
ColchesterにはH&MやTOPSHOP等のいわゆる「ファストファッション」は結構あるけれど、ちょっといい感じ(スーパーハイブランドじゃなくて。もちろんスーパーハイブランドもないけど。)の服はありません。
そろそろ「若い子」でなくなってきた僕たちは少しお洒落な服も欲しいところ。(もちろん、ファストファッションも利用します。)
そうすると、はるばるLondonまで行かないといけません。

Londonには何でもあります。
ここにないものを探す方が苦労します。
同じ大都市というくくりだとEdinburghもいろんなものがたくさんあったけど、Londonとは質・量ともに比較になりません。
Londonで暮らすとお金は大変だろうなと思うけど、それ以外の面では苦労しないんじゃないか?と田舎者には見えてしまう。

羨ましさはありつつも、でも、僕は田舎に住めて本当に良かったなと思っています。
Londonは観光スポットもたくさんあるし、何でも揃っているし、確かに魅力的な都市ではあるけど、東京との違いを僕はあまり感じない。
何も根拠を示さずに言ってしまいますが、Londonはイギリスとは全く別のもので、イギリスらしさはLondonの外にあると思う。

それまで名前すら聞いたことがなかったManningtreeやColchesterに住むことになったのは偶然の積み重なりの結果でした。
でも、こうして日本では意識していなかったことに戸惑うことができたり、日本と全然違う景色の中で暮らすことができたりすることは、Londonに住んでしまっていたら経験できなかった幸運だなと、最近改めて感じています。

(投稿者:Ren)