「閉」がないエレベーター

イギリスでたまに「閉」ボタンがないエレベーターに乗ることがあります。
いままでの人生で乗ってきたエレベーターはちゃんと「開」「閉」両方のボタンがついていたので、最初はどうすればいいか分かりませんでした。

「閉」ボタンがない、とはたとえばこういうことです。



下のほうに「開」はあるけれど、「閉」はありません。
「やっぱり日本とは違ってみんなおおらかだから、エレベーターで1秒でも早く移動したいなんて思わないのか」などと思っていたのですが、何回か乗っていると、行きたい階のボタン（たとえば、7階に行きたかったら「７」）を連打する人がたくさんいました。
そんなにイライラしても仕方ないのでは？と毎回見守っていたのですが、なぜかみんな同じような行動をする。

同乗者がいないときにこっそり確かめてみました。
どうやら、行きたい階のボタンの2度目の押しは、「閉」をもたらしているようです。
些細なことだけど、新鮮な発見でした。


（投稿者：Ren）