倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

長野市内で 15例目の新型コロナウィルス陽性患者が発生 ~加筆バージョン~

2020-05-02 | 日記

※さきに〝速報〟の形でお伝えしましたが、その後 新事実も明らかになりましたので、加筆してレポートします。

 

5/2 Sat.

 

5月に入った途端に 列島全体の気温が上がり、この日は時間経過と共に気温がぐんぐんと上がってゆきました。本州を中心に夏の陽気となる様相で、今ままでのままの服装をしていると いつの間にか汗ばんできてしまいます。予想気温も、本州エリアを中心に 真夏並になることが伝えられています。

 

 

その後の報道で、県内の5地点で 30℃超え=真夏日となったことが報じられました。この日の長野エリアは〝列島で一番暑かった場所〟となったようです。

 

 

ところで、一説によると、社会に多大な迷惑をかけている「新型コロナウィルス」は、気温上昇(紫外線照射)によって、主に固い部分での〝生存時間〟が短くなり、ウィルス感染の片やの主要因である「接触感染」の元(もと)となる、人が手で触る部分のウィルスが減少することが期待されるとのことです。

今 この時期は、何をしていても感染の危険性が遍在しているところですが、今後 日差しが強まるにつれて いくらかでもウィルスの量が減ってくれれば、それは即ち 収束化に向けた好材料になるのでは、と 一縷(いちる)の期待を寄せるところです。

 

 

 

と いう中、午後になって、長野市内で 新たな(新型コロナウィルス)陽性感染者が発生したとの報が飛び込んできました。

 

 

長野市においては、ここ一週間ほど新たな陽性感染者が出ておらず、また この日の日差しを受ける中、これ以上の陽性感染者が出なければイイな、と思っていた矢先の悪しきニュースには、まさに (出)鼻をくじかれた感であります。

 

 

この日 報告された陽性感染者は次のとおりです。

陽性感染者 (15) 30歳代(男性) O男さん とします。

O男さんの症状及び経過は下記のとおりです。

4月27日 喉の違和感・頭重(ずじゅう)感・鼻詰まり/発熱は無し

4月29日 頭重(ずじゅう)感・鼻詰まり継続、新たに味覚・嗅覚障害

5月 1日 医療機関AでPCR検査「陽性」の判定

5月 2日~感染症指定医療機関Bに入院

 

 

 

 

市保健所による報告会見の中で取りざたされたのが、O男さんの 現時点で判明している「行動歴」です。

こちらのO男さん、4月27日~2週間ほどの間、2回に亘って東京に滞在していたそうなのです(4/16・4/19)

このことについて、長野市保健所のK所長は「本人の(都内での)滞在時間は短く〝3密〟の要件には至っていないと聞いているが、(都内への来訪は)感染経緯の可能性の一つではある。」と述べていました。

 

 

 

で・・・その後、男性の勤務先から公式発表がありました。

こちらのO男さんは、JR東日本の新幹線車両の車掌さんなのだそうです。

 

 

それを聞けば、さきのK保健所長の「東京には行ったものの 滞在時間は短く〝3密〟にはあたらない。」との説明とも符合します。

おそらくは、長野 ⇔ 東京間の車両に乗り込み、往復の車掌業務を行なったものでしょう。

特に都内を出歩いたりしたことも無く、行き来をしたのみの行動歴であったものと思われます。

長野市保健所によれば、O男さんには 勤務中における濃厚接触者は居ないとのことで、これは非常事態宣言に伴う移動の自粛により、新幹線車の乗客が極端に少なくなっていることの効果でもあろうかと。

もし多くの人が当該車両に乗り込み、O男さんが接客対応を行なっていたとすれば〝新幹線クラスター〟の可能性も大いに懸念されるところでありました。不幸中の幸いと言えるでしょう。

(ただ こちらのO男さん、業務とは別に 上田エリアの3人との接触があり、こちらの方が陽性判定を受けてしまったとのこと。これで県内の陽性感染者は70名に達することとなってしまいました)

 

「信毎Web」による最終報道

      ↓

 

新型コロナ 長野の新幹線車掌感染 接触歴ある上田の3人も | 信濃毎日新聞[信毎web]

 

 

 

今回 報告された、長野市内15例目の陽性感染者は、その行動歴などが、やや特殊なケースということになりました。

かかるO男さんにおいては 上田エリアの人とも接触があり、感染経路は一概に言えないところであります。

ただ、O男さんが 長野 ⇔ 東京を行き来したことは間違いのない事実であることから、あらゆる可能性を排除できないというのが 現時点での見解ということになるでしょう。

いずれにしても「STAY HOME」を合言葉に、不要不急の外出を控えること、特に、当初の非常事態宣言区域との往来を避けることは、地方都市への〝ウィルスの持ち込み〟を防ぐためにも重要であることが言われており、今回のケースも、それが(発症の)要因であるとは断定できないものの、可能性の一つとして含み置くべきことは間違いないと考えられます。

 

 

久しぶりの形で発生してしまった 新型コロナウィルスの陽性感染者は〝感染経路には あらゆる可能性がある〟ことを 改めて私たちに伝えることとなりました。

 

未だ収束の目途が立たない中「さらなる用心を!」と警鐘を鳴らした感の 報告会見だったのでした。

 

 

追記........................

読者のみなさんの中には、今回の陽性感染者が新幹線車両の車掌さんだったことについて、なぜK保健所長が 最初の報告会見で公表しなかったのか?と疑問に思う方も居られるかもしれませんが、(後の信毎Webにも載っていますが)新幹線業務そのものは陽性感染に無関係であった(長野⇔東京の行き来そのもののみが可能性としてあった)ことから(車掌であることは)公表内容に入れなかったところであり、会見の時点で公表しなかったことは プライバシー保護の観点で適切対応であったことを申し添えます。

 

 


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