1月15日(土)、この日の朝は ことのほか冷え込む朝となりました。
早朝に通りかかった国道18号線の道路標示に付設された温度計はマイナス10℃を表示しており、改めて寒さを実感させられました。
夜が明けると、きのう降ったまとまった雪をそのままに、放射冷却現象を伴った快晴が広がっています。
善光寺横の寛慶寺さん。大屋根に積もる雪と境内の松に積もった雪が青空に映え、私の好きなロケーションのひとつです。
この寒空の下、信州大学教育学部キャンパスの前には大行列が。
大学入学共通テスト(共通一次)に臨む受験生の列です。
前途有為な若者たちよ、どうかベストを尽くしてくれ。
その当時、苦杯を舐めたオジサンは 祈(いの)らずにおれないところでした。
おそらく今年の受験生も、コロナ禍の非常に厳しい環境の下で この日を迎えたことと拝察します。
バブル期や就職氷河期など、そのときどきの社会情勢は 何の非もない若者たちを取り巻く社会環境をも左右することとなり、いわば時代に翻弄されることもしばしば…そんな中での彼ら彼女らは、間違いなくコロナ禍の影響を〝直撃〟といってイイほど強く受けており、同情を禁じ得ないところであります。
それでも、それれぞれの人生の時計は進み続けています。
今の厳しい環境を受け止め、今できることの最善を尽くしてほしい。
自戒を含め、あまねくエールを送らせていただきました。
さて…この日も コロナ禍(オミクロン禍)は引きも切らず、全国で過去最高に迫る2万5千人を超える陽性感染者数が報告され、各地で医療現場や関係機関の逼迫など 厳しい状況が伝えられていました。
長野県でも200人超えが報じられ、全県に亘って感染者が発生していることが伝えられています。
全県に亘り コロナ特別警報Ⅱ以上が発出されており、予断を許さない状況となっています。
長野市においても 15日は実に49名(市2053~2101例)のコロナ陽性感染者数が報告され、高止まり傾向にブレーキがかからない状況が続いています。
その概要は下記の表のとおりです。
この日の感染者49名のうち35名の感染経路が 既往の感染者との「接触」によるものとされており、このことからも 現下のコロナ禍(オミクロン禍)が、いわば横への広がりを続けていることが判ります。
で…その 接触により感染した35名のうち18名が「同居の人」となっており、それは即(すなわ)ち〝家族内クラスター〟の発生を意味しています。
側聞すれば、一部の地域では 小学校などで児童生徒の(コロナ=オミクロン株)感染も起きているらしいですが、そうなると かかる児童生徒の看護の必要性から、その親御さんをはじめ家族・親族への感染が いわば雪崩的(なだれてき)に起きることになってしまうでしょう。
発症期間が短く・軽症で済むといわれるオミクロン禍ですが そうは言っても感染時の体調不良はいかばかりかと思われることから、先ずは細心の注意を そのうえで当該の世帯などにおいては、高熱を避ける解熱薬などを準備しておくことも肝要かもしれません。
(市販されている解熱鎮痛薬については、ワクチン副反応への対策として「アセトアミノフェン」や 非ステロイド性の「イブプロフェン」や「ロキソプロフェン」が紹介されましたが、私も経験したように ワクチン副反応そのものが、体内での抗体醸成による いわば〝コロナ症状〟であるとすれば、昨今のオミクロン禍での軽症においても 前掲の解熱鎮痛薬が有効ではないかと思うところです)
まとまった雪の後の清々たる空の下 いつもどおりの町並みが広がっていますが、そこで生活を営む市民の胸中は 私を含め決して穏やかなものではありません。
・