倉野立人のブログです。

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コロナワクチン3回目接種 さらなる前倒しへ/コロナ発生報告

2022-01-18 | 日記

1月17日(月)、第208通常国会が召集され 論戦がスタートしました。

この日は 岸田総理による施政方針演説をはじめ政府4演説が行なわれ、日本の抱える諸課題に向き合う基本姿勢が示されました。

その内容は 大局的・各論的と多岐に亘っておりましたが、その中で いわゆる「現場」の者として気になった発言は 他でもない、総理自らが表明された「コロナ3回目ワクチンの前倒し」であります。

 

 

 

岸田総理は 3回目のコロナワクチン接種について「8ヶ月を待たずにできる限り前倒しする」方針を示すと共に「医療従事者と高齢者 約3,100万人の方々を対象として(3回目接種の)前倒しを行ないます。具体的には、まず医療従事者等や重症化リスクの高い高齢者施設入所者等について 接種期間を2ヶ月前倒し、6ヶ月に短縮し、それ以外の人については7ヶ月にいたします。」と発言しました。

この発言は 現下のオミクロン変異株対策として歓迎すべきものである一方、実施主体の自治体においては やや疑心暗鬼にならざるを得ない踏み込んだ発言と申せます。

 

例えば 長野市においては、昨年来 国(厚労省)から示されたワクチン3回目接種計画に基づいて、急ピッチで接種に向けた準備作業を行なっています。

 

 

 

接種の対象者は、さきに新型コロナウイルスワクチンを2度接種した18歳以上の人です。

そして、その接種時期については、それ以前の通知から前倒しするここととし、

・医療従事者・高齢者施設入所者/従事者など→6ヶ月

・65歳以上の高年齢者→7ヶ月

・上記以外の人(64歳以下)→8ヶ月       となっています。

 

 

 

総理の演説では、この接種計画について さらに前倒しするとのこと。

医療従事者等に合わせ、65歳以上の人については(2回目接種以降)6ヶ月に、64歳以下の人については 7ヶ月に前倒しするとのことなのです。

この発言を受け、長野市保健所に照会したところ「まだ報道を通じて側聞しているだけなので何ともいえない」としたうえで、さらなる前倒しについては 改めて相当の事務量が要されることになるだろうとのことでした。

そのうえで「ワクチンの前倒接種については さらなる感染拡大(症状の進行)を抑止する意味で歓迎すべきところであり、その際には 臨機応変に事務作業に当るつもりでいますが、国においては 昨年、ワクチン接種を急がせておきながら 実際にはワクチンの供給が間に合わず〝急ブレーキ〟を余儀なくされた苦い経緯があるので、今回の前倒しについても 果たして総理発言に見合ったワクチンなどの具体的な手立てが間に合うのかが心配です。」と 現場の厳しさを吐露しておりました。

このこと(前倒し)に伴い予見される課題については、本市のみならず全国区の自治体も不安視していることが報じられています。

いわゆる〝政治家の発言〟を整合させなければならない現場の大変さが改めてクローズアップされていました。

 

 

 

いずれにしても、ワクチン接種の前倒しが 正式な政府通達として発出されれば、現場はそれに則して 早期の事業実施を行なうこととなります。

そのこと(前倒し)により 3回目のワクチン接種が進み、現下のコロナ禍が収束に向かうことができるのであれば あらゆる努力を惜しまない、との(保健所)職員の力強い言葉を受け、今後の推移を共々に注視することで一致いたしました。

 

 

◆コロナウィルス陽性感染者発生報告

この日(1/17)、長野市域内で新たに39例のコロナ陽性感染者発生が報告されました。

その詳細は 下記の表のとおりです。

 

 

 

この日の陽性感染者も その多くが10~20歳代の若年層で占められています。

このことについて、私は一抹の心配を抱いております。

顧(かえり)みれば、約1週間前の1月8日~10日頃にかけて 各地で「成人式」が行なわれました。

多くの新成人が一堂に会し、旧交を温めながら 共々に新たな門出を祝ったところでありますが、果たしてその際 相互にコロナ感染することは無かったでありましょうか。

あれから相当の期間が過ぎましたが、それを潜伏期間とするならば そろそろ症状が表(おもて)に出る頃ではないか、と。

少なくとも 私が陪席した成人式においては、参加者の全員が検温・手指の消毒・マスク着用を履行しており そういう点では感染予防は万全でありましたが、式の後の行動までは知る由も無く…心配すればキリがないというものの、心配な面がそこにあるのが正直なところです。

 

今後、さらなる感染者拡大に至らなければイイが…思いは一つであります。