4月15日(木)、長野市域内で新たに14件(市885~897例)のコロナウイルス陽性感染者が発生したことが報告されました。
その概要は下記のとおりです。
・市(885例目)/40歳代男性(軽症)
時 系 列 4月12日/発熱・関節痛など⇒12日/検査⇒13日/入院調整中
感染経路 県外との往来アリ
濃厚接触者 同居者2名
・市(886例目)/20歳代女性(軽症)
時 系 列 4月10日/咳⇒12日/検査⇒13日/入院調整中
感染経路 県3066例目の濃厚接触者
濃厚接触者 同居者1名
・市(887例目)/30歳代女性(軽症)
時 系 列 4月12日/喉に違和感⇒検査⇒13日/入院調整中
感染経路 従事する病棟で感染者が発生
濃厚接触者 同居者3名
・市(888例目)/80歳代女性(軽症)
時 系 列 4月9日/咳・鼻汁⇒13日/検査⇒14日/入院調整中
感染経路 市689例目の同居者
濃厚接触者 無し
・市(889例目)/50歳代女性(無症状病原体保有者)
時 系 列 4月13日/検査⇒14日/入院調整中
感染経路 市860例目の同居者
濃厚接触者 調査中
・市(890例目)/70歳代女性(軽症)
時 系 列 4月13日/喉に違和感⇒検査⇒14日/入院調整中
感染経路 市860例目の同居者
濃厚接触者 無し
・市(891例目)/50歳代女性(無症状病原体保有者)
時 系 列 4月13日⇒検査⇒14日/入院調整中
感染経路 市849・854例目の接触者
濃厚接触者 同居者3名 その他調査中
・市(892例目)/40歳代男性(無症状病原体保有者)
時 系 列 4月13日⇒検査⇒14日/入院調整中
感染経路 市849・854例目の接触者
濃厚接触者 同居者2名 その他調査中
・市(893例目)/20歳代男性(軽症)
時 系 列 4月13日⇒咳・咽頭痛⇒検査⇒14日/入院調整中
感染経路 市849・854例目の接触者
濃厚接触者 同居者2名 その他調査中
・市(894例目)/60歳代男性(軽症)
時 系 列 4月7日⇒悪寒・咽頭痛など⇒13日/検査⇒14日/入院調整中
感染経路 市849・854例目の接触者
濃厚接触者 同居者5名 その他調査中
・市(895例目)/50歳代男性(軽症)
時 系 列 4月9日⇒咽頭痛⇒13日/検査⇒14日/入院調整中
感染経路 市849・854例目の接触者
濃厚接触者 同居者5名 その他調査中
・市(896例目)/20歳代男性(軽症)
時 系 列 4月3日⇒発熱⇒13日/検査⇒14日/入院調整中
感染経路 市844例目の接触者
濃厚接触者 同居者以外の3名
・市(897例目)/50歳代女性(軽症)
時 系 列 4月9日⇒鼻詰まり・頭痛など⇒13日/検査⇒14日/入院調整中
感染経路 不明
濃厚接触者 無し
※他の自治体で届出/70歳代男性(軽症)
時 系 列 4月5日⇒発熱⇒12日/検査⇒13日/入院調整中
感染経路 不明
濃厚接触者 同居者2名 同居以外の2名
この日の長野市域内でのコロナ陽性感染者の中に〝集団的な感染(者)〟があることが報じられました。
市内の事業所内で(従業員)30名のうち12名が陽性となるクラスターが発生したとのことです。
その要因として 長野市保健所長は、会議室での3密接触・換気不十分・手指や共用部分の消毒不十分を感染事例として挙げ、改めて注意喚起を促しておられました。
これらの感染理由については、平時であれば何のことはない職場環境においても いざコロナウィルスが入り込んできたとなると、直ちに(コロナが)蔓延する怖さを物語っています。
やはり 現下のコロナ禍においては、日常的な消毒行為がいかに大切であるかを示していることと申せます。
ところで、そのこと(消毒行為の大切さ)を日常的に実践し、現下のコロナ禍の中でも 未だに日本中でコロナ感染者を1人も出していない場所(店舗)があるのが 意外と知られていないところであります。
そこは 他でもない、組合(全国理容生活衛生同業組合連合会)加盟の「理髪店」さんです。
組合のホームページによると「(略称)全理連は「生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律」に基づき、理容店で組織される 業界唯一の全国団体です。現在 組合員は、全国で45,000人に達しています。全理連は 昭和32年に発足されて以来、利用者である消費者の皆さまに安心してご来店いただけるよう 理容業標準営業約款制度(Sマーク制度)の推進ならびに「全国理容組合衛生遵守運動」の実施をはじめとする 社会衛生に資する事業を行なっています。」とあり、(組合加盟の)同業者相互が連携を取りながら 理容業を通じて社会(市民)が衛生的な生活を送れるよう 日々努力を重ねていることが伝えられていました。
全国理容生活衛生同業組合連合会/ホームページ
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そのうえで、現下のコロナ禍の中でも1人の感染者も出していないこと…その理由の大きな一つに「消毒行為の励行」があることが内外に伝えられています。
理容業店(理髪店)の店内では、その業務の中で ことある毎(ごと)に消毒(行為)が繰り返されていました。
店舗内には いくつかの消毒機器が設置されています。
こちらは「カミソリ沸騰消毒器」とあります。
人の肌に直接触れる剃刀(カミソリ)について、使用の前には高温による殺菌を行なっているとのこと。
さらに そのうえで、使用の直前にはアルコールで刃先を拭き 完全な衛生状態を保ったうえで利用者(お客様)に臨みます。
また こちらには「殺菌線消毒器」が。
いわゆる「ブルーライト」による殺菌機器です。
櫛(くし)やブラシ・鋏(はさみ) さらにはマスクに 定期的にブルーライトを照射して菌を死滅させ、衛生を保ったうえで作業に臨んでおられます。
店内には、組合(全理連)を挙げて 感染者を出さない決意を示すポスターが掲示されていました。
なお こちらの店舗は、コロナ禍になる以前から衛生環境の向上に努めておられ 先には「知事表彰」を受賞しておられます。
無論 店内には消毒スプレーが複数本おかれ、ことある毎(ごと)に シュッシュと手指の消毒が実践されていました。
こちらの理髪店のオーナーは「コロナ禍で〝消毒〟が強調されているけれど、ウチら(組合加盟の理髪店)は それ(コロナ禍)以前から、日常的に消毒を実践することが いわば癖(くせ)になっています。特に コロナ禍になったからといって特別なことを始めたワケでは無く、日頃の衛生行為を確実に行なっているだけのことですよ。」と ことも無げにおっしゃっていました。
しかしながら コロナ禍における「消毒行為の大切さ」は、かかる組合加盟店舗における〝コロナ感染者ゼロ〟が如実に証明しているのでした。
実は 長野県内においては、コロナ禍の早いうちに たしか小諸圏域の〝組合に非加盟の理髪店〟がクラスターを発生させてしまった事例がありましたが、残念ながら そこ(非加盟店)では 衛生管理が不完全であったことが(感染の)要因として挙げられていた覚えがあります。
それに比して、全国に根ざす組合(全国理容生活衛生同業組合連合会)においては、組織を挙げて もっと言えば、組合の名誉にかけて感染者を出さないとの強い自覚をもって業務に臨んでいる…同じ理容業者でありながら、そこ(自覚)に「差」が出たといえるのではないかと思うところです。
いずれにしても この日の長野市内の集団感染の報に併せ、コロナ禍においては、マスクの着用に併せて「消毒行為」の大切さを再認識し、それを日常的に実践している「まちの床屋さん」の〝実践力〟に改めて敬意を表したところでありました。
こちらの店舗の店先には、季節を彩る花々が飾られていました。
オーナー夫人のご趣味とのことです。
衛生的な店内に併せ、店先の花々による造形が 利用客を癒やしてくれている風でした。
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