6/13 Sat.
今月もまた 13日が巡ってまいりました。
この日 6月13日は「令和元年東日本台風」が発生して8ヶ月が経過した日であります。
秋の台風シーズンに発生した豪雨被害は、未曾有の自然災害ともいうべき大きな被害を地域にもたらし、私たちの社会生活に大きな影響を与えることとなりました。
あのときの被害の状況を、私たちは忘れることはできません。
あれから8ヶ月、被災地の復旧は 時間と共に遂行されてまいりました。
破堤した長沼エリアの堤防の復旧ならびに強靱化工事も佳境に入っており、この日 足を運んでみると、コンクリートで補強した法面に 広範に亘り覆土が為されていました。
決壊した70mはもとより、その前後 約500mに亘って補強工事が行なわれます。
堤外(河川側)も 同様にコンクリ補強と覆土が施されています。
堤防上の道路は 今後「県道」として管理されることになっているとのことです。
これまでは「桜堤」として住民に親しまれてきた堤防(道路)は、今後は 住民生活の新たな不安を解消し「暮らしを守る砦(とりで)」として機能することが期されるところです。
片や、長野市域の千曲川上流部の塩崎ポイントは 現状復旧からの強靱化が進められようとしています。
地域を〝身を挺して〟守ってくれた堤内の(倒壊した)法面は完全復旧がされました。
法面の上部はコンクリートブロックで補強され、シートで覆われています。
越水した箇所を中心に 約500mに亘って 堤内の堤防上部にコンクリートブロック壁が施されています。
これ以降は、年内を目処に 堤外の法面の強靱化と 稼働掘削が順次行われる予定になっています。
あれから8ヶ月、復旧工事は順次行なわれていますが、季節は6月。再び雨期を迎えることとなっています。
折しも梅雨入りとなった管内には ややまとまった雨が降り、自ずと千曲川の流量も増加傾向に。
雨の度に、周辺の住民は「あのとき」を思い出し、えも知れぬ恐怖心に苛まれることでしょう。
そんな住民不安を払拭できるよう、不断の取り組みが求められています。
・