興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

レモンカードとレモンマーマレード

2020-01-23 | 美酒・美味探訪

上の写真はわが家の庭で生ったマイヤーレモンと、そのマイヤーレモンで作った「レモンカード」。

 

 

 


      

これは同じマイヤーレモンでつくった「レモンマーマレード」。

レモンカードとレモンマーマレードはどちらもパンにぬって食べるので、同じような感じがしますが、これらを作った家内によると、材料、レシピともまったく別物なのだそうです。

レモンカードはレモン果汁、レモンの表皮のすりおろし、卵(全卵)、バター、砂糖を使い、湯煎にしてとろみをつける(固める)
レモンマーマレードは、レモンの果汁と白い部分も含めた果皮を使い、ゼリー状になるまで砂糖で煮詰める。レモンジャムのこと。

レモンカードのとろみは卵によるもので、レモンマーマレードとろみは皮のペクチンによる。
レモンカードは卵を使ったいわば生もので、レモンマーマレードほど長持ちしない。

ということのようです。

わたしはどちらかというと、卵とバターの生み出す濃厚でクリーミーな味のレモンカードのほうが好みです。

ところで、実はわたしも知らなかったのですが、レモンカードの「カード」はトランプやクレジットカードなどのカード(card)とは違うのですね。

スペルは curd。「凝乳状の食品」という意味だそうです。(ジーニアス英和大辞典)
日本語ではどちらもカードとなりますが、英語で発音すると curd のほうは「あいまい母音」となるようです。