だいたい毎晩、寝る前にベッドで本を読んでいます。
読みながら寝ていることもあります。
読んでいると眠くなってくるんですよね~。
睡眠薬のようなものでしょうか。
先日から読み始めたのが『本能寺の変 431年目の真実』
著者が明智光秀の子孫だそうです。
真実は何だったのか、子孫だからこその執念を感じます。
明智光秀は住んでいるところとの所縁もあって興味ある武将です。
明智光秀とその娘の細川ガラシャをNHK大河ドラマの主人公にしてー!
という“NHK大河ドラマ誘致推進協議会”があったりします。
誘致に署名したりしております。
私の会社の社名を考えた時、ガラシャが発想のヒントだったりします。
(株式会社ガラシャ・・・ではありません。)
大河の主役にしたい人物アンケートで1位だったとききました。
大河になったら、でも、この本はあまり参考にされにないかもです。
真実よりも定説になったフィクションのほうがうけやすいしね。
寝る前の30分、布団に入って本を読んでいます。
習慣です。
読み始めて30分経った頃、丁度眠くなります。
文庫本が主で小説もあればマンガもあります。
ジャンルは種々雑多です。
ただしエロ系は避けています。
眠れなくなると思うからです。
今は『謎手本忠臣蔵 』という本の上巻を読んでいます。
赤穂浪士の吉良邸討入りは12月14日。
それまでに上中下巻の3冊を読みきる予定です。
忠臣蔵は僕の好きなテーマです。
大石内蔵助役には様々な俳優が演じています。
片岡千恵蔵、長谷川 一夫、仲代達矢、高倉健などなど。
変わったところではビートたけしがありました。
ビデオや録画で何回も観ています。
本も十数冊を繰り返し読んでいます。
忠臣蔵マニアとまではいきません。
普通の人より少し詳しい程度です。
昔は、12月になるとテレビや映画で忠臣蔵ものが放映
され楽しみでした。
最近は見かけなくなりましたね。
夏の怪談ものと同じように季節感がなくなりました。
僕の師走は、14日の赤穂浪士討入りが終わってから
クリスマスイヴ、クリスマス、大晦日と続きます。
赤穂浪士が討ち入ってくれないとクリスマスが来ません。
でも、テレビも映画もないので、今年は本を読んでいます。
痛風が思うように治まらないので、明日のバンド練習は休ませ
てもらうことにしました。
まだ腫れもあれば痛みもあります。
2回続けての練習不参加です。
10年近くバンドをやってきて休んだのは初めてです。
明日は2度目となります。
つくづく健康のありがたみがわかりますね~。
さて、先々週になりますが、痛風で寝ている間、
前に友人に教えてもらった水野南北という江戸時代の観相家の
本 『食は運命を左右する』玉井禮一郎氏訳 を読みました。
観相家とは人の人相から形体までを総合的に観ることにより、
その人の運勢を占う人のことをいうようで、水野南北はその観
相家の大家です。
若い頃の南北の性格は乱暴でかなり荒んでいたようです。
牢屋に入れられ、そこで気がついたことは、普通に生活している
塀の外に住む人の人相と、牢屋にいる悪党の人相が決定的に
違っていたことでした。
その後、出牢した南北は、なんやかんやあって(すごい省略で
すみません。)観相学を学ぶのですが、観相の他に、人の運勢
には食が大きく関係していることを発見しました。
そこで記した本の一冊が『食は運命を左右する』です。
この本に記されたことをひと息で要約すると、
『食は粗食で小食がよい。それを守ると貧相の人間でも良い運勢
が開けてくる。』です。
逆に必要以上食べる人は吉相であっても将来運勢が悪くなって、
今が裕福でも没落するということでした。
腹八分目よりももっと小食が良いと教えています。
小食により胃腸をはじめとする臓器が健康になり、観相に吉兆を
もたらすとの事が、ちょっとしつこいぐらいに書かれています。
丁度痛風持ちには良い教えです。
粗食小食で野菜中心の食事は痛風根治の基礎です。
この教えを守ろうと思っています。
一年後にはスタイルの良くなった僕のシルエットをお見せすること
が出来ると思います。フフフ
『なぜネットでピアノが売れるのか』 石山雅雄氏著 文芸社
何か仕事の参考にでもならないかなぁと思って軽い気持ちで読み
ました。
売上が好調な理由や方法等いろいろと参考にさせてもらうところが
ありました。
でも、僕にはなかなか出来そうにないなぁ~と思いながら読み進め
ていったのですが、本の後半に書かれた挿話や著者自信の体験話
に思わず目頭が熱くなって涙がこぼれました。
著者自信の体験ではなく引用されていた話のひとつを紹介します。
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ある会社の「入社試験」でのお話しです。
その会社は筆記試験後にある質問をし、変わった課題を与えます。
そこの社長さんは、毎年の入社試験の最後に、学生に次の二つの
質問をします。
まず、学生に向って
「お母さんの肩たたきをしたことがありますか?」
と問うと、ほとんどの学生は「はい!!」と答えるそうです。
次に、
「あなたは、お母さんの足を洗ってあげたことがありますか?」
と問うと、これにはほとんどの学生が「いいえ」と答えるそうです。
「それでは、三日間差し上げますので、その間に、お母さんの足を
洗って報告に来てください。それで入社試験は終わりです」と・・・。
学生達は、そんなことで入社できるのならと会社を後にします。
ところが、母親に言い出すことが、なかなかできないと言います。
ある学生は、二日間、母親の後をついてまわり、母親から「おまえ、
気が狂ったのか?」と聞かれました。
ついに息子は思い切って、「いや、あの~、お母さんの足を洗いた
いんだけど」
それに対し母親は「なんだい?気持ち悪いね~!!」と話します。
こうして、その学生は、ようやく母親を縁側に連れて行き、たらい
に水を汲みお湯をたして準備をしました。
ところが、洗おうと左足を持ち替えた瞬間、あまりにも荒れてひび
割れた母親の足の裏に気づきます。
その学生は心の中で、「うちはお父さんが早いうちに死んでしまって、
お母さんが死に物ぐるいで働いて、自分と兄貴を養ってくれた。
この荒れた足は、自分達のために働き続けてくれた足なんだ!!」
と初めて気づき、こみ上げてきて胸が一杯になりました。
そして、「お母さん、長生きしてくれよな」と、思わず一言小さな声で
言うのが精一杯でした。
それまで、息子の「柄にもない親孝行」をひやかしていた母親は、
心から「ありがとう!!」と言ったまま黙り込んでしまいました。
そして、ポトリ、ポトリと息子の手に母親の涙が落ちてきます。
学生は、母親の顔を見上げることができなくなって、「お母さん、
ありがとう!!」と言って部屋に引きこもりました。
そして翌日、会社に報告に行きました。
「私はこんなに素晴らしい教育を受けたのは初めてです。社長、
本当にありがとうございました」としみじみと話しました。
「君は一人で大人になったんじゃない。
両親をはじめいろいろな人たちに支えられて大人になったんだ。
これからはなあ、自分一人の力だけで一人前になるのではないんだ。
私も、お客様や従業員や、いろいろな人達との出会いの中で、
一人前の社会人にならせていただいたんだよ。」と・・・。
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この本には書かれていませんでしたが、これは実話で、この社長さん
というのは東日本ハウス創業者の中村功氏のようです。
他にも著者自信のお客さんとのふれあいや、ディズニーランドのスタッフ
の心温まるエピソード等を紹介しながら、人間力というものの魅力につい
て語られていました。
ビジネス指南書というよりも、人としての生き方や考え方を学ばせて
もらいました。
不快指数もかなり高いだろう。
こんな日は冷房の効いた部屋でのんびりと本でも読むのがいい
だろうと書棚の本を探っていると、一緒に買い物に行ってくれと
妻が言う。
運転手兼荷物持ちですね・・やれやれ、はいはい。
買い物から帰宅して、さあクーラーをつけようとしたら、我が家
では“日中はクーラーをつけてはいけない法”と言うのが以前か
らあって(いつの頃からか妻が勝手にそう決めている)断念した。
涼しい部屋で優雅に読書という思惑があっさり崩れ去り、汗ばみ
ながら「美は乱調にあり」なんて文庫を寝転がって読んだ。
それにしても蒸し暑い。
雨もどうせ降るなら気温を下げて涼しくしてほしいもんだ。
「都に雨の降るごとく我がこころにも涙ふる」な休日でした。
やれやれ。
休み間はずっと妻の実家でのんびりしてた。
草花や虫と戯れてましたな(子供か・・・)
庭の鉢に植えてあったこの写真の植物。
葉っぱや茎一面が蜘蛛の糸のようなもので覆われている。
他の昆虫の仕業ではないようだ。
この植物の特性なのだろう。
で、なんて名前か義母に聞いてもわからないとのことだった。
知ってる方おられましたら教えて下さい。
暑くなると縁側で本を読んだ。
縁側は風通しがよくて冷房が無くてもいられる。
ここで寝転んで本を読むのが気持ちいい。
心地よく寝ることが出来る。
てことで、いろいろ買った割りに1冊しか読めなかった。
日高敏隆著「春の数えかた」。
動物行動学者のエッセイなのだが平明な書き方で分かりやすい。
それに面白い。これが大事だね。
特に昆虫の生態についての発見や解説が楽しかった。
研究者の目ってものはこんなにも厳格でまた優しいのかと感心。
むかしSF作家の筒井康隆がエッセイの中で日高先生の書き物は
面白いと書いていたが、その通りだった。
好みが似てるのか筒井康隆が良いと言ってる本は僕にも合ってる。
久し振りに次も読みたいなと思う人に出あったなあ。
久し振りに思い出した。
罹患中は高熱を出して夢うつつにもなるが、治癒したとたん
患っていたことも忘れるぐらい健康体になって再び罹ることが
ない・・と言うようなことだった。
どこかの評論家からの引用だったかも知れない。
その頃だな。「人間失格」を何回も読んでたなあ。
読む度に、ここはこうしたいと(大胆に)思うところがあって、
それは竹一がモジリアニの絵をお化けの絵だって言うところ。
僕はあのなで肩の婦人像からは内面の異形よりも哀愁を感じる
方が強い。確かに目は瞳の無い白目または青目なんだけど。
ま、竹一が言ってるのはそんなことじゃないんだろうけど。
で、ここはモジリアニではなくてココシュカの絵を推薦したい。
内面を暴露するかのような荒いタッチと色使いがこのモチーフ
に丁度のような気がする。
と、そこでココシュカの自画像を見てみる(と言っても文庫の
中の絵だ・・小さい)
うーん、やっぱり、ここはココシュカしゅかないと思うのだ。
ココシュカの絵は嫌いだけど、ただ1枚だけは魅入ってしまう。
題名が「風の花嫁」ココシュカの代表的な絵だ。
マーラー元婦人のアルマとココシュカの二人が小舟に乗ってい
る絵。背景は嵐なのかな。
アルマの恍惚とした寝顔に比べてココシュカの憂鬱で不安そう
な表情の対比がこれからの二人の未来を物語っていて、いろ
いろと思い巡らせてくれる。
えっと、それで太宰だけど、先日娘が「斜陽」を読んでいた。
やはり年頃には波長が合うものなのかな。
麻疹に罹らないといいんだけど。なんてちょっと思った。
と言っても、だいたいが推理もの戦国時代ものSFものがほとんど。
難しい本は苦手だ。
ユイスマンスやユングなんかも読んではみたが、どうも洋物も苦手だ。
どうも訳文がしっくりこないから頭の中で整理できない・・・と訳の
せいにしておく。
(まあ、和書でも夢野久作の「ドグラマグラ」なんて頭の痛くなる
ようなものもあるけど・・これは3回読むと精神に異常をきたすらしい
・・ホンマかいな)
で、ライブ後は昔の読書欲が出てきていろいろ買ってきた。
昨日読み終わったものに東野圭吾の「手紙」がある。
映画になるのだろうか。そんな写真が文庫本の帯にあった。
さて、その内容だが、強盗殺人犯を兄に持つ弟が苦悩する話だ。
内容が内容なだけに重い・・予想はしていたのだが、読めば読むほど
出口の見えないトンネルみたいに暗くなる。
希望が見えるのか見えないのか、それは読んだ人それぞれの判断と
なる。単なるお涙頂戴ものでも教訓めいたものでもない。
後々考えさえられる内容だ。
が、僕としては読後も考えさせられるものよりも、スカッと爽やか、
ハッピーエンドものがいいなあ、とあらためて思った。
まあ、たまにはじっくり考えることも必要だとは思うのだけど。
それはそうと、寝転がって読むのが習慣だが、そうするとネコのモミジ
が決まって顔を舐めにくる。気が散るからやめてほしいのだ。