資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

企業は成長するものだというマヤカシ。

2011-05-26 21:41:14 | 投資日記
企業は成長してなんぼ、というイリュージョン。

今の時代、株式投資と企業成長はワンセットになっているように思える。企業の成長に投資するのが株式投資の醍醐味。みたいな。で、それが当たり前のように受け入れられる。それはそれでいいんだけど、実際に企業は成長するかといえばまったく持って別問題。

現にGDPを見て欲しい。新興国でさえ、経済全体が二桁成長するのが難しいのに、企業が二桁成長し続けるわけが無いだろと。ましてや先進国でそれが起こり続けるわけがないだろうと。確かに、成長企業の傍らでつぶれる企業があるから、一部では長期的に成長できる企業もあるけど、全体から見ればそんな企業はごくわずかなわけで…さらに成長率も年々遁減していくのが分かりきっているのになんで、こうも成長がどうのというのだろうか。

で、この成長というのが最重要事項のように扱われるから、多少価格が張ってても言いという。本当に凄い。なんでそんなに短絡的な思考ができるのだろうか、その投資資金を稼ぐのにどれだけ時間をかけたのかと、その時間を一瞬で無にしているのだと…。少しエクセルで、現実的な数値を使って計算すれば分かる事なのに、それもしない。うーん、不思議だ。

成長というのはある意味麻薬なのではないかとも思う。人間の脳は、成長を欲する。成長に飢えている。だから思考停止して追ってしまう。円天もアムウェイも投資も似たようなものか。作られた倍々ゲームに誘い込まれ、後はミキサーで粉々に砕かれて、金を越し取られ、残りカスはゴミ箱に…みたいな。

だからこそ、今一度考えて欲しい。

そもそも、何で企業が成長しなければならないのか?
成長とは何か!成長が何をわれわれに与えてくれるのか!?
成長の為のリソース&コストは何か?成長はそのコストと見合っているのか!


企業の成長と、投資家の成長は違う。なぜか?
なぜかを良く考えて投資したほうがいいと思う。
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