資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

マクロでみる借金からのランデブー

2010-11-05 08:48:00 | 投資日記


ここ数十年の国内の資金過不足の推移(@資金循環表/日銀)。法人部門(非金融)はバブル崩壊後、一貫して資金余剰を捻出。得られた利益は内部留保と借金返済へ。



こちらは法人(非金融)の負債の推移。(出典は忘れた、確か日銀)、得られた借入金がどんどん減っている。特損出しながら利益で返済してった暗い過去が見えてくる。で、バブルの際に借金漬けにされて返済に奔走する事20年、やっと完済したけど、もう借金はしない!そんな断固たる思いが伝わってくるグラフですね。意気込みは良いんだけど、なんでしょうね、この体の内側から来る感情は、、うーん憤り?

別に誰にも迷惑かけなきゃ良いんですよ。借金しないとか決めるなら決めたで結構。でも、結局割を食っているのは投資家じゃないか。いや、投資家だけじゃない、金融機関しかり、政府しかり、国民しかり、みんな、損をしてるんじゃないのか?

例えば投資家は最たるものだろう。得られた利益が借入金の返済に回っているんだから、投資家へのリターンはほぼゼロ。得られたリターンは当期利益ではなく、借金返済から得られる小さな利息分だよ?PER、PBR以前の問題。こんな状態で株価を上げろ何て言った所で、上がるわけが無い。上がった分だけバブルとカウントされるよ、例え、低PBRでもね。

政府も被害者だろう。量的緩和なんてした所で、借り手側がこんな姿勢じゃ全く意味が無い。確かにそうだよな。既に金庫には金がジャンジャン。さらに株主は腑抜けだから資本コストの計算も出来ないから、実質、資本コストはただ同然。ゼロ金利にしても手元資金がゼロ金利みたいなものだから、こっちで良いやっては無しですよ。

国民も被害者ではないか?いや、これは分からんな。国民=投資家ならばそうかもしれんが。。それでも、国内の資金循環が良くなれば、雇用創出や賃金向上なんかも見込めるはず?なのかもね。


んー何か、動脈硬化起してるよねー。経済の血管が詰まってるから健全な状態からは程遠いように見えます。21世紀は没落パターンですかね。この国は。次の世代(子孫達)に、他国へ移民できる準備を整えてあげたほうがいいかもね。
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