kyon's日誌

つれづれに・・・

「旅のラゴス」

2016年07月23日 | 日記
「旅」というキーワードって、魅力的に出来ているんだなぁ。
以前、「旅をする木」という本も読んでそう思ったのだが、「旅」を物語のモチーフにしている物語は結構あるねぇ・・・ワタシは「旅」というと、何故か憧れる。
「旅行」ではない・・・気がする。というか、そういう意味付けを勝手にしてしまっているのだが。

「旅のラゴス」筒井康隆・著。
筒井氏の作品は、多分、初めて読んだな・・・(^^ゞ
物語です・・・現実ではないが、何処かしら現代の文明の有りようや人の心の中はリンクしてる。
だから、創作なのにどこかしらリアルでもある。読み手がラゴスという主人公に気持ちの投影をしてしまうからね・・・もしかしたら、この気持ち、この場面・・・現実にも似たようなことがある、思い当たるなぁと共感できてしまう。淡々としてる文章だが、読みやすいからスイスイ読んでしまった(笑)
人生を旅に例えることはよくあることだが、つまりはザックリ言えばそういう物語。
ただし、今の時代ではない、遠い星からやって来たご先祖の残した痕跡を訪ねる旅であり、ラゴスの人生を語る物語でもある。
何だか、ほよよ~ん・・・とした気分になるのね(笑)
童話のような気分にもなる・・・現実ではないが、叶うとは思えないが、現実ならホントに面白いよなぁ~なんてね・・子供の頃に想像したような世界観の気分に戻る。妙に和む。
今居る場所から瞬間移動が出来て、全く違う場所に行くことだって夢ではない・・・そんな冒険的な要素もある。あまりに波乱万丈なラゴスの人生が、軽々と淡々とした生き方で・・・現実ならとんでもない世界だが、物語だしさ、しかも空想の世界だものね・・・な~んとなく楽しめました(^^ゞ
たまにはこんなお話もいいね(^^ゞ


さて、朝からヒンヤリとした冷気で肌寒いが空はピーカンの青空だ。
陽射しがキツそうだけど・・・チャリンコで行けそうよ・・
昨夜、ちゃんと足りなくなったバッテリーに充電したから、きっと快調だろう(笑)
そう、今日はわが身をリフレッシュ出来る貴重な日だからね、
まぁ、ボチボチ張り切って行って来ようっ(^^ゞ
コメント (2)
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