雲仙、長崎珍道中 その１

１１月に入り早や５日。今月は早々から不安定なお天気でキリギリス夫婦は折角の連休の筈だったのですが出足を挫かれ予定の狂った珍道中となってしまいました。
おまけにまたまたｐｃのご機嫌が悪く（多分私の無知が招いた所為かも・・）思うように草稿が捗らなくて時間ばかりが過ぎていきます。

出発そして雲仙へ

先週末はお天気が崩れ、予定していた雲仙普賢岳登山は叶わぬ夢となりました。
それでも宿を予約していたので１日（日曜）は午前７時に我が家を出発、雨の高速道路を西へ向かいました。
雨の為に何箇所かは８０キロ規制がされている程で
「ちょうど今、私等の上を前線が通っているのかもね」等と話しつつワイパーは動きっ放し。
二人とも目的の持てない旅になってしまったために何となくノリも悪く
「まぁしょうがない、こんな事もあるって。」
と同じセリフを何回も繰り返しつつ、それでも雨が小降りになったり少し止んだりする度に
「もしかしたらお天気も早く回復するかもよ・・」
何て話したり。（そんな訳ないし・・）

途中朝食、トイレ休憩もしながら１０時３０分ぐらいだったかな、長崎自動車道の諫早インターで高速を下りて国道５７号線を更に下ります。
車に傘が一本しか乗っていないのに気が付いて、途中でドラッグストアに立ち寄り店内をブラブラ。
更に下ると、何とまた同じドラッグストアがありこちらの方が大きくて新しい。
「トイレットペーパーが安いんちゃう？」
「おいおい！旅行に来て主婦すんなや」
「ほんまやなぁ。。トイレットペーパー積んでホテルもないわなぁ。ハハッ」


そうこうしつつやがて今夜の宿である小浜温泉を通過して雲仙に向かいます。
雨こそ小庸状態になったものの雲仙温泉に向かうくねくね道はガスの中。運転する相方さんはそれでも行くだけは行ってみようと先を目指します。
やがて温泉街を抜け、高度が上がるにつれガスも晴れては来たものの小雨は止まず展望は望めません。


（今年の４月から無料になった仁田峠循環道路）


仁田峠の駐車場に着きました。
大きな雨粒が見えますか？？

これではロープウェイで上に上がっても景色を楽しむことも出来ませんね。
雨合羽で完全武装された登山客の方々が何組も降りて来られました。
私達も諦めきれずしばらくロープウェイ乗り場で写真を見たりお土産を見たりしつつ、雨が小降りになるのを待って少しだけ散歩してみました。


展望台の横に普賢神社の拝殿がありました。
その横の鳥居をくぐって

先に進むと


左前方に何やら大きな岩山が・・

見上げるとドカ～ンと上の方まで切り立っていて思わずゾワッとするほどです。


後で解ったのですがこれが妙見岳（ロープウェイ上の駅がある所）でした。
そして私達が歩いている道は薊谷に続く登山道だったのですね。


少し歩いたけど、雨も降るし傘差してるから前見るのがやっとだし、人とも出会わなくて段々寂しくなって来るしで、早々に引き返すことにしました。

「お天気が良かったら気持ちの良い道なんに・・」

「しょうがない。体も冷えてきた事やし小地獄温泉にでも行こうや。」


と言う事で、仁田峠を後にする事に相成りました。。トホホです。


再び雲仙温泉を通過して数年来の念願だった「小地獄温泉館」にやっと浸かる事が出来ました。
このお天気にもめげずに何と入浴客の多いこと！多い事！！

山間のひなびた民宿が数軒あるその奥にちょっと変わった木造の六角形が二つくっついた形の建物の暖簾をくぐって中二階みたいな造りになった戸の先には硫黄臭漂うにごり湯が木の浴槽から溢れていました。
お湯は思ったより熱かったけど、何せ入浴客の多さに少々引いてしまいました。（私、実は気が弱いのです）随分待ってやっとシャワーの前に行き付くほどですから。。苦笑
それでもまったりと温まって、畳の休憩所でお茶をゆっくり頂いて、セルフサービスのおでんをつまんだりして足を伸ばしました。

さて！これからどうしようっか。。。