二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2017順位予想〈明治安田生命J1リーグ編〉

2017-02-23 | 蹴球
どこかの誰かの脳内架空新聞社・きょうえもんスポーツ。
性懲りもなく今年も編集部内の座談会を始めちゃったようですが…。

■ACL組どうよ?
デスク「今年もNNZKはじめるぞー」
記者C「NNZK?」
デスク「N(脳)・N(内)・Z(座談)・K(会)」
記者A「…やっぱりこの人頭おかしいと思われてますよ?」
記者C「もう3回目ですか。そろそろ飽きられる頃ですよね」
デスク「すべこべ言わずにちゃんと予想しろ。J1は今年から賞金が大幅アップして各クラブ鼻息も荒い」
記者D「いわゆるダ・ゾーンマネーだぞーん」
記者B「やはり注目を集めるのは“世界2位”の鹿島だ」
記者A「柴崎とファブリシオが抜けましたが、補強がものすごい」
記者C「レオシルバにペドロジュニオールに、元ブラジル代表のレアンドロ、韓国からGKも獲って、あとイケメン金森くん♡」
デスク「売り出し中の鈴木優磨もうかうかできないほど層が厚いな。だがACL組はやはり疲労が気がかりだ」
記者B「今年の陣容ならACLもリーグも戦える。ただ、鹿島で心配なのは石井監督」
記者A「CWC以降は名将扱いされていますが、カリスマ性のある指揮官ではないですからね」
記者B「今年の鹿島は超高性能エンジンを積むF1マシンみたいなもの。安全運転ドライバーの石井監督が扱いきれるかどうか」
記者D「救世主としてスペインから柴崎岳がカムガックしてりして」
デスク「その鹿島より昨季勝ち点15も多く稼いだ浦和はどうだ?」
記者C「2ndステージの安定感は抜群でしたね。基本的にそこから大きく戦力も変わっておらず、計算は立てやすい」
記者B「ミシャ監督もルヴァン杯でようやくタイトルを手にし無冠を返上した」
記者A「しかし浦和は大物を補強しなくなりまたね…。他に比べると地味だし、層も厚くない」
記者C「ACLでも過酷なグループに入ったんですよね。固定起用傾向のある監督だし、怪我人も抱えてるみたいだし、シーズン序盤の疲労は心配」
記者B「ゼロックススーパーカップでも勝負弱いところを見せてしまった。興梠や柏木を欠くと途端に苦しい」
デスク「浦和に死角あり、だな。風間監督が去った川崎はどうだ?」
記者A「大久保が移籍したものの、小林悠が残留したのは大きいですね」
記者D「川崎界隈ではあんぱんを崇める新興宗教・あんぱん教団が成立しているとか…」
記者B「家長や阿部が加入した中盤はかなり充実している」
記者C「あとは鬼木新監督の手腕ですね…。八宏離れして、ACL並行で戦うチームをマネジメントできるかどうか…」
デスク「ACL組みは大変だな。プレーオフからACLを戦ってるガンバは?」
記者A「日韓の代表クラスのFWにフラれ、阿部や大森も流出し、補強は上手く行かなかったようですね」
記者B「主力はしっかりしているが、ACLを視野に入れれば戦力層は薄い。特に前線は破壊力不足だ」
記者D「ドウグラスを狙ってるという噂がありますねー。一発逆転の一手をどう繰りだす?」
記者C「今のところは獲らぬ狸の皮算用ですが…。長谷川監督もそろそろマンネリ気味で、堂安あたりの成長は必須かと」
記者D「また宇佐美が帰ってきたりしてー。ぴょん☆」
デスク「ウサミミの仕草とかいいから」


■補強に積極的だった勢
デスク「今オフの話題をかっさらったのは神戸だった」
記者C「ポドルスキ様!見たかったわ~夏には来るのかしら?」
記者B「ポドルスキ抜きにしても神戸はしっかりと補強した。特に渡部と田中順也はネルシーニョサッカーを知り尽くす」
記者A「カギはレアンドロの相方ですね。田中順也の復調もしくはウエスクレイが当たりなら破壊力は抜群。ダメでも夏にはポドルスキ」
記者C「去年の2ndステージ2位だった。これをベースに的確な補強ですから穴が少ないんですよね。高橋秀人とか田中順也とかハンサムも多いし♡」
デスク「大型補強といえばFC東京もそうだ」
記者B「大久保嘉人に永井謙佑、太田宏介に林彰洋に、高萩洋次郎…」
記者D「ああ…ガッツリ大盛てんこ盛りな食いしん坊補強ですぅ~」
記者C「特に前線のタレントは凄いですよね。それでも中島翔哉クンに期待したいわ~」
記者A「篠田監督が豊富なタレントを使いこなせるかどうか。どうもアビスパ出身の監督は勝ちきれないキャラなんですよね…」
デスク「元福岡出身の監督か…(遠い目)。他に補強が目立ったチームは?」
記者A「大物を獲ったという意味では、磐田ですかね」
記者B「俊輔が操る攻撃陣はロマンがある」
記者C「前線には男くささでムンムンしてる川又アニキ♡でも意外と心は乙女♡」
記者D「もし川又がハマらないと苦しいね。結局アダイウトンが一人でやって“あたい打とう”になっちゃう」
デスク「大物獲得に動いたが獲れなかったのがフィッカデンティ2年目の鳥栖だな」
記者C「名前だけはたくさん挙がりましたが…ブッフォンとか」
記者A「お金は用意できるのに買えないチーム。かつて神戸もそうだった…」
記者B「新戦力では小林祐三や小川佳純は計算できるが、それ以外は現在の実力が測りかねるな…新外国人も、権田も小野も原川も」
デスク「編成人数も少いし夏に大物獲ってくるんじゃないのか?某スポンサーの際限ないマネーで。大物補強で驚いたのは清武のセレッソ入りだ」
記者D「ついに来よったけ!」
記者A「古傷をいためて開幕は難しいようですが、現役日本代表の中心選手。本人もセレッソに恩義を感じてるようですし、やるでしょうね」
記者C「攻撃陣にタレントは豊富で天才型や気分屋が多いのですが、尹晶煥監督の目指す泥臭ストロングスタイルと合うかどうかは疑問ですね」
記者B「TMの出来は芳しくないようだ。鳥栖の時もそうだったが、戦術の浸透まで時間はかかるだろう」
デスク「電撃補強といえば工藤壮人の広島入りも驚いたな」
記者D「まーサッと決まりましたねぇ」
記者A「得点王だけどややこしいウタカとの契約に見切りを付け、工藤で話をまとめましたね。森保サッカーの1トップにはぴったりハマる駒ではないでしょうか」
デスク「2年目のアンデルソンロペスがどこまで戦術理解が進むかだな」
記者C「そのAロペスや柴崎などシーズン前に負傷離脱が続出したのは気がかりです」
記者D「移籍といえば大宮に移籍した大前元紀は元気らしいですよ?」
デスク「勝手に進行するな。しかし大宮は看板背負ってた家長と泉澤を抜かれたのは痛いだろう」
記者A「ただ、守備陣はしっかりしているのでしぶとく勝ち点を重ねていきそうな感じですよね」
記者C「イケメン江坂に加えて今年は群馬から瀬川を獲得。もう密輸ルートのような…」
記者D「渋谷監督のシブいサッカーは健在そうだね」


■補強の波に乗り遅れた勢
デスク「ダゾーンマネーで大型補強に乗り出すクラブがある一方で、比較的おとなしかったのが、札幌や仙台、柏、甲府あたりか?」
記者B「札幌は四方田体制継続で現有戦力の引き留めつつ、可能な範囲で補強という現実路線。ただ、攻撃面の迫力不足はいなめない」
記者D「高望みしすぎずコツコツ戦えば…とは思いますが、どーれすかね?」
デスク「どーれどれ、仙台はどーだ?」
記者C「シュミットダニエル!増嶋!タイプの違うイケメン揃えたよね~」
記者A「シュミットの復帰は大きいですが、ハモンロペスの穴は埋まってないですね。監督が海外視察して戦術的にいろいろ変わりそうとは聞いてますが」
記者C「進化するかもしれないけど、手薄な選手層と怪我人で苦しみそう」
デスク「そのハモンロペスを獲ったのが柏。ただ、それ以外の補強はおとなしめだ」
記者A「いろいろ移籍した上に、秋野なんかをレンタルで出したり。ただここには中谷や中山などアカデミー育ちの有望株がわんさかいます」
記者B「伸び盛りの若手+超強力ブラジリアン3トップだ」
記者C「ハマれば強そうだけど、年間を通じて安定しそうにないね」
デスク「甲府は稲垣を得意先の広島に獲られたものの、比較的出入りがおとなしい方だった」
記者A「恒例のブラジル人ガチャと兵働、堀米あたりの加入ですね」
記者C「問題は柏でも新潟でも結果を出せていない吉田達磨新監督」
記者B「カウンターサッカーからポゼッションサッカーへ転換したいという狙いだろうか」
記者D「今年の甲府に待ってる結末は、幸福か?降伏か?」
デスク「そして草刈り場のようになったのが新潟だ」
記者B「レオとラファエルの両シルバをついに失った」
記者C「仕方ないからブラジル人ガチャ回したよ。ただ、ここは何だかんだでいいブラジル人を引き当てる」
デスク「監督が三浦文丈というのはどうなんだ?J3長野でもチームを上手く掌握できていたようも思わないが」
記者A「層の薄い戦力+未知数の新加入組、計算できない監督と不安だらけですね」
記者D「もし躍進したらびっくりスるワン!」
デスク「昇格組の清水も補強は地味目だな。大前に出て行かれた分も補強しきれていない」
記者B「J2を席巻した超強力2トップが半分欠け、金子、北川ら既存選手の成長頼みになる」
記者A「2014年の徳島を思い出しますね…。そのチームを率いたのも小林監督。昇格マスターですがJ1では結果残せてないんですよね」
デスク「あとは横浜FMだな。チーム運営についてシーズンオフに話題になった」
記者C「俊輔は移籍したものの、蓋を開けてみれば中澤や栗原、齋藤学も残留。中位以上の戦力はキープできたような」
記者B「ただ新外国人は日本にフィットできるかわからないし、GKまで総入れ替えというのも未知数だ」
デスク「マンチェスターシティが送り込む外国人はとょっとクセがあるな…」
記者A「マリノスは世代交代の過渡期に入ったチームですね。ここを上手く乗り切れるかどうかはモンバエルツ監督次第でしょう」
デスク「名古屋に続く“びっくり降格枠”と予想する人もいる」
記者D「それはないですよ」
デスク「なぜだ?」
記者D「酉年だけにトリコロールはとりのこーる」
デスク「お前、今年はダジャレにキレがないな…」
記者A「ところでデスク、もしかしてJ2も座談会やるんですか?」
デスク「やるよ。ZADN(ザ・ダーン)だよ」
一 同「うええ…」




〈明治安田生命J1リーグ年間順位予想〉


1位予想 ヴィッセル神戸

→ネルシーニョ子飼いを集めつつ大型補強。DAZN時代の新強豪か。


2位予想 浦和レッズ

→独自のミシャ・システムも熟成。選手層や起用方法が気になる。


3位予想 鹿島アントラーズ

→他を圧倒する充実戦力。強大な戦力を持たされた石井監督大丈夫か?


4位予想 川崎フロンターレ

→風間監督や大久保が去ったが、やることは変わらない。家長次第。


5位予想 FC東京

→大盛り満腹補強を敢行。既存選手のハングリー魂に火は付くか。


6位予想 サンフレッチェ広島

→新エースに工藤を据え、森保戦術で勝負。怪我人が多いのと情報。


7位予想 大宮アルディージヤ

→攻撃の主軸を失ったが、安定した守備は健在。上位の座へ虎視眈々。


8位予想 柏レイソル

→アカデミー育ちの若手が台頭中。攻撃はブラジルトリオにお任せ。


9位予想 ガンバ大阪

→起爆剤となる補強ができず、ACL疲れも心配。逆転のドグ加入はあるか?


10位予想 横浜Fマリノス

→ゴタゴタしてそうだが、世代交代中。新外国人がハズレだと苦しい。


11位予想 ベガルタ仙台

→戦力薄めだが、渡邉監督の手腕は確か。新布陣がハマれば面白い存在。


12位予想 サガン鳥栖

→少数精鋭主義のフィッカ体制だが、未知数の戦力が多く読みづらい。


13位予想 ジュビロ磐田

→人心掌握術に長ける名波監督。カギを握るのは俊輔よりも川又か。


14位予想 セレッソ大阪

→尹監督の走力サッカーの浸透いかに。必要なのは才能ではなく献身性。


15位予想 アルビレックス新潟

→三浦文丈新監督に一抹の不安。選手層も薄く、新ブラジル人次第。


16位予想 北海道コンサドーレ札幌

→J2仕様から少し戦力を積み上げた状態。0-0でも我慢できるかどうか。


17位予想 ヴァンフォーレ甲府

→評価の芳しくない吉田達磨監督。選手層含めて不安いっぱい。


18位予想 清水エスパルス

→戦力的な上積みが乏しく、監督もJ1では結果が出せていない。