こころ カン サンジュン
また カンさんの高貴な文章と対峙するのかと身構えて手にしました。ところが普通の大学生に分かるようにかと、随分平易な文章と展開で始まっていました。この中で 私が心に残しておこうと思った節を以下に記しておきます。
人間は○か×か、白か黒かにきれいに弁別できるほど単純ではありません。もっと、混沌としたものです。 混沌というそのものが、まさに人間という自然でもあるのですから。
すべてを抱きしめて、生きるつもり。
混沌とした人間性を全て丸ごと受け入れて生きてゆく。
デスセービングによって、引き上げられた死体に個人としての過去、そして尊厳が与えられるようになる。その方の生きている間の輝き、尊厳に触れて、自分もまた精一杯生きよう!と思うのだ。
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