キムタカ
なんだかフト思って取り寄せました。 読み進むうちにアレ! この本 私と随分縁がありそうだなと感じて 益々 興味が涌いてきて読みきりました。 その縁とは、一昨年私は この作者の故郷 小浜島で4日間滞在した事がありました。 作者の実家の うふだき荘という民宿の話しも知っていましたし、この島でサトウキビのボランティア刈り取りの話の映画も見ました。 もう一つ、 作者が公会堂の館長になったという勝連町のいグスク 勝連城には 昨年観光に行ったことがあります。 マーこんなわけで興味津々で読み進めました。
この作者の苦労はあまり伝わってこないほど、この方の活動は前向き、周囲をみんなその気に乗せる素晴らしい物があったようです。
この作者の原点は 先島諸島の小浜島における祭りだった。 『笛を奏でながら闇の中で同じ振りを繰り返し続けると、次第に現世から離れていくような感覚をおぼえる。』とあるが、これは新野の4日間夜通し踊るという世界に通じる物がありそうである。 そこには『濃密な生とその後にくる満ち足りた虚脱感。』 という世界が拡がるのであろう。
この作者は村起しに、行政からの補助金をもらわない。 『補助金があるんだから利用しないと損だよ などというのは愚の骨頂で、むしろ島を想う深さ という名の連帯でつながっていく企業や、島の人たちと、一生懸命にそだてていくことのほうが、もっともっと大切なのでは ・ ・ ・ ・ 』 とある。 ボランティア組織でも、資金が足りなくついつい行政に期待したくなってしまうようだが、 本当に社会に必要ならば何と自助努力すべきでしょうね。
子ども達だけの劇をたちあげる。 ここには 教育とは感動体験の異名なんです、という自負があるようです。この 劇を立ち上げる時、 不登校の子ども達にも勇気を与えてくれるようです。
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