昨日付けで、厚労省からファックスが届き
夏以降麻疹風疹混合ワクチンが品薄になりそうとのことです。
一歳のお誕生日を迎えた赤ちゃんや年長さんの幼児はほとんど抗体を持っていません。
必ず予防接種を受けるべきお子さんたちにワクチンが回らないことになったら
それは気の毒な話ですね。
年明け以来、風疹の流行が続き
妊婦さんとそのパートナーの方が当院にも時々予防接種に見えられます。
これまでは、接種を希望された方には、検査のことを聞かれた場合
検査もできますが、二度手間になる可能性もあるので接種してしまってもよさそうです
とお答えしていたのですが、こちらの通達を受けて、
今後、まずは抗体価を調べていただくことをお勧めすることにしました。
厚労省のホームページにもありますが、
抗体を持っていない方は20-40代の女性4%(不十分な方も含めると11%)、男性15%だそうです。
そちらをみれば、抗体を持っていない人が多いとは言っても大多数の方は”もってる”ことが分かります。抗体があれば風疹にはかからないわけで、もちろん予防接種も必要ありません。
当院では検査費用は4090円です。
これで”もってる”ことが分かれば、注射を打つ費用より安いです。
まあ、”もってない”場合はさらに接種料金10500円かかってしまうので、
人によっては、余分に費用がかかってしまうわけですが、
その確率は低いですから、ご一考くださいね。