モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

ウルトラCはとりあげず封印


出張続きの日は走れません。今日は秩父勤務なので走ります。


どうもkurogenkokuです。


昨日は川口商工会議所で7件の経営相談に対応しました。収益力改善支援あり、経営革新支援ありと様々です。すぐに方向性が決まる案件があれば、継続支援になる案件も。

その中でも特に注意しなければならないのが資金繰り支援です。コロナの借換保証を希望する方が多いのですが、そこで作成する経営行動計画書の数値計画は実現性が高いものでなくてはなりません。数字だけ整えてもそれが現実的に達成不可能なものでは意味がありません。ですから「裏付け」は大切にします。

素晴らしい提案はもちろん必要ですが、それが成果を上げるまでに時間がかかってはいけません。短期的には「値上げ交渉」「役員報酬カット」など、「地代の引き下げ交渉」をお願いした企業もありました。この段階では数値計画を作成しません。半月くらいの猶予期間を設け、実際に交渉してもらった後に実現可能性を見て、数値計画を作成します。最低限の営業キャッシュフローを確保できる見通しが立ったら、数年後に攻めの計画を盛り込めばいいのです。

このように企業の置かれた状況により、ソリューションの内容はすべて異なります。帯同した経営指導員、金融機関の方も、kurogenkokuの意外に地味な提案に驚いたかもしれませんが、ウルトラCはその後にとっておけばよいのです。


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