kurogenkokuです。
３７２冊目は・・・。
土光敏夫 信念の言葉
ＰＨＰ新書
以前、絶賛した「清貧と復興 土光敏夫１００の言葉」
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/3259.html
本書はその土光敏夫語録を人生、経営、行革という三つに分けて紹介しています。
随所にこれはと思うところがあります。
例えば
『計画とは「将来への意思」である。実現可能な計画はむしろ「予定」と呼ぶべきであろう。』
事業計画作成支援を頭に浮かべてみるとそうですが、実現可能な計画だけであればやはり「予定」なんでしょう。なんらの克服しなければならない課題があって、その対策を考える。どういう手順でどれくらいの成果を目指すのか、それが計画。
『どんな人でも若いうちから能力を上回るような仕事を与え、厳しく鍛える。そのような困難に立ち向かい、努力を重ね、苦労を積まねば人は育たぬ。実力と人間は形成されぬ。教育はキレイ事ではダメなのである。』
最近パワハラという便利な（？）言葉が登場しましたが、そことは一線画しつつ、やはり成長させるためにはある程度厳しく鍛錬することは必要じゃないかと。当然愛情が加わりますが。これは何も部下に対してだけではなく、自分に対しても言えることだと思っています。
ひとこと一言を自分の生活に置き換えて読んでいくと、なんとも味わいの深いものになるのが土光敏夫さんの言葉です。
【目次】
第1部 人生について
第2部 経営について1
第3部 経営について2
第4部 行革について
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