大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

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記憶の仕組み

2015年11月10日 | 日々徒然
組織風土の改善に興味があっていろいろな方々にお話を聞き始めました。
そのうちにその根本に「心理学」が存在していることに気づきました。
少しづつ勉強し始めていますがもの凄く間口が広くて最近戸惑っています。

そもそも勉強は好きではありませんでしたし、記憶力はどんどん衰えていきます。
でも途中で投げ出すのも悔しい!
そこでこのブログを「備忘録」として利用することにしました。

今日は「記憶の仕組み」です。
下図は直接関係ありませんが、脳科学の成果として整理しておきます。

認知心理学では記憶を、いくつかの種類に分けて考えています。
(1)感覚記憶
私たちは情報をまず感覚を通して受け取ります。
視覚・聴覚などの感覚器官は、非常に短期間ではありますが、入ってきた情報を保存しておく機能を持っています。
パラパラ漫画が読めるのはそのためです。
(2)短期記憶
感覚記憶に保存された情報のうちの一部は、短期記憶と呼ばれる記憶に送られます。
たとえばメモするまでは覚えておくというようなところですね。
短期記憶に保持しておける数とはどのくらいか実験した心理学者がいます。
それによれば多くの場合7個前後は再生できたといいます。
実験者ミラーは「マジックナンバー7±2」と名づけて、人が一時に意識できる事柄の数として指摘しました。
(3)ワーキング・メモリー
暗算や読書などでは、新たな情報をつけ加えて、記憶情報の内容を適宜更新していきます。
このような働きをする記憶を心理学者バデリーは、ワーキング・メモリーと名づけました。
(4)長期記憶
知識・経験などはすべて長期記憶に保存されます。
日常的にごく当たり前のこととして、長期記憶の中から今必要となった事柄が活性化されて意識化され、短期記憶あるいはワーキング・メモリーに呼び出され、活用されます。


そういえば10月の日経懇話会で聞いた「男と女の脳」の講演では、女性の脳の特性として、瞬時に昔の記憶が一斉にフィードバックされるという話がありました。
講師は脳の情報整理術として感情のヒモ付けがされているからと言っていましたが、長期記憶の情報整理術にも興味が湧いてきます。
こうして私の無知がますます広がるんですね。

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