大黒さんの金魚鉢

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「70歳から年金支給」秘密計画が始まった

2015年12月18日 | 労働者福祉
「70歳から年金支給」秘密計画が始まった!の大見出し。
週刊文春12月24日号だ。
労働政策審議会での議論で雇用保険の65歳以上適用議論が始まったことから、年金の70歳支給開始への布石ではないかとの観測記事である。
確かにこれまでの経過を見るとそうなるであろうことは容易に推測できる。
まずは年金支給年齢を繰り上げて、10年以上かけてそろそろと定年年齢を引き上げる算段だろう。

ご覧のように年金繰上げ開始から完了までの期間は、55歳→60歳時も、60歳→65歳時も、12年から16年の長い時間をかけてきた。
その間に企業労使は交渉を重ねて定年延長を進めてきた。

年金支給55歳→60歳繰上げ時には、労働4団体が競い合って60歳定年延長の交渉に入ったが、なぜか連合結成後の65歳延長時にはその動きはなかった。
それが気がかりである。

いずれにしても近未来に年金70歳支給の時代になるであろう。
そうなると現在の健康寿命は男71歳・女76歳だから、老後の余生を楽しむことはできなくなる。
どうすればいいのか?
現役時代の過酷な働き方を変えて、真のワークライフバランスを実現するような労働政策が、労働組合には求められるであろう。