大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

労働者自主福祉運動のすすめ(21)

2015年12月01日 | 労働者福祉

1987年1月に集約された1万人アンケートの第1位は、家族で楽しめる保養施設・スポーツ施設の建設希望が圧倒的で、全体の40%を示しました。
次いで旅行に関する要望も多く出されていました。
そこで県労福協は第25回定期総会において、新事業設立の方針を提案します。
ひとつは福祉事業部(野外総合研修センター構想)であり、ふたつめは旅行事業部の発足についての提案でした。

野外総合研修センター構想は途中で断念しますが、旅行事業については1989年7月に勤労者の余暇活動をサポートすることを目的に「静岡ユニオントラベル」が設立されます。
各団体(労働団体・事業団体・県労福協)より1200万円の拠出金をいただいてのスタートでした。
精神は協同組合原則に沿いつつも円滑な事業運営を考慮して株式会社としての設立です。

1992年には静岡県庁に「県庁営業所」を開設(2003年閉鎖)、1997年からギフトカードの販売、2001年には保険事業部を設置したりしながら、厳しい旅行事業業界の荒波に耐え業容を変化させて現在に至っています。