大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

一人ひとりにできること

2015年12月16日 | 労働者福祉
知人からいただいた「ビッグ イシュー」(ホームレスが販売する雑誌)に特集として「子どもの貧困 生まれる子ども食堂」が組まれていました。
そのなかにこんな一節がありました。
『…子どもの6人に1人が貧困状態にある今、私たち一人ひとりは一体、何ができるのだろう?
「すでに子どもの貧困についてご存知の方は、ぜひ、それを一人でも多くの人に伝えて欲しい、それが第一歩です。
子どもの貧困率が高まっていること、貧困は意欲の喪失や世代間の連鎖を招くこと、“子ども食堂”のような取り組みが始まっていることなどを話してもらいたいのです。
子どもの貧困の認識を浸透させ、何とかしなければならないという社会的空気を作っていけば、それが世の中を変えるうねりを生み出すと思うからです」…』

私たちが取り組んでいる「フードバンクふじのくに」の取り組みも同様です。
少しずつではありますが、確実に組織内の空気が変わっていることを実感します。
昨日も富士市から提供を受けた防災備蓄品280箱を連合静岡の街宣車を借用し、地区労福協や連合地協や労金の仲間たちの手を借りて静岡まで運びました。
また三菱アルミ労組50周年行事でフードドライブを実施していただいたり、菊川市の防災備蓄品の運搬に対しては駿遠運送労組の協力がいただけることも昨日お聞きしました。
感謝感謝です。

連合や労福協がそんなことまでしなくても…という声も時々聞きます。
その答えは「私たち一人ひとりは一体、何ができるのだろう?」という自問自答の向こう側にあるのではないでしょうか。
今の今日、私にできることは何なのか。
明日の今は誰にもわかりませんから、今できることをやるだけだと私は思います。
リーダーの役割は大切なことを一人でも多くの人に伝えることですし…とにかく行動しなければ見えるものも見えませんし、見えなければ人々に伝わりませんし…。