大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

今こそ「学問のすすめ」

2014年04月17日 | 労働者福祉
異次元の金融緩和やら、解雇の規制緩和やら、武器輸出の基準緩和やら、集団的自衛権の行使やら、ロシアや中国との国際関係やら、やらやらやらやら…でストレスが溜まってなりません。
国家の方向性を定めるような大切なことは、中途半端な憲法解釈などでお茶を濁さずに真正面から国民と向き合って決定すべきです。
今向き合っている課題は郵政民営化や消費税増税などの比ではなくて、きちんと選挙で国民の信を問うような大テーマばかりでしょうが…。
それが憲法改正問題につながるならばそれはそれでよし、それならそれで国民はしっかりと学べばいい訳です。

福沢諭吉は「学問のすすめ」でこう主張します。
「…西洋の諺に「愚民の上に苛き政府あり」とはこのことなり。
こは政府の苛きにあらず、愚民のみずから招く災いなり。
愚民の上に苛き政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり。
ゆえに今わが日本国においてもこの人民ありてこの政治あるなり。…」

大人の多くは社会に出ると学ぶことをおろそかにしがちです。
仕事が忙しいことも原因のひとつですが、学ぶ機会の提供がないこともひとつです。
でもよく世間を眺めてみると学ぶ場の提供はいたるところにあります。
今私がお世話になっている労政会館でも、社会人のためのナイトカレッジが提供されていました。

難しい学びに入る前に、まずは学ぶ楽しさから入ることが必要かもしれません。
Wokerers Library のイベント情報も時々はご覧ください