大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

地域の絆づくり

2014年04月14日 | 労働者福祉
2035年にはなんと40.8%が高齢者世帯となり、そのうちの37.7%が一人暮らしの高齢世帯となる日本社会。
故郷を離れて東京に居を構えた若者たちも例外なく年を取っていきます。
故郷に残る親も当然一人暮らしですが、東京では一人暮らし高齢者の比率が全国最多の44%になります。
これが1極集中・核家族化の現実です。
静岡県はどうかとみると、高齢者世帯の割合は43.4%(全国40.8%)、一人暮らし高齢世帯32.1%(全国37.7%)でした。

超高齢化社会を迎えて医療機関や介護保険施設の受け入れにも限界が生じています。
人間らしい穏やかな最後を迎えたいと、60%以上の国民は「自宅で療養したい」と願いますが、隣近所との接触のない都市部や過疎地では「孤独死」が増えているのが現実です。
死後数ヶ月たって発見されるようなケースも報道されます。

どうすればいいのかの答えは見つかりませんが、家族関係の見直しや、支援の受け手であると同時に支え手であるという地域コミュニティの相互関係の構築が大切ではないかと思います。
そしてその温かな地域コミュニケーションは今からつくりあげないと間に合いません。