花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

霧と小雨の御幸ヶ原に咲くヒイラギソウ

2013年05月11日 | 写真

御幸ヶ原のヒイラギソウ群落


背景にブナの巨樹を配して

御幸ヶ原のケーブルカー山頂駅の二階で開かれているビジター
センターは、5月中の土曜日、日曜日、祝日に開かれている
11日朝9時のケーブルカーに乗ったら、ビジターセンターの
ガイドをしている人達と偶然一緒になった。
先日の加波山観察会でTMさんから、あなたの写真も飾ってあったよ」
と言われていたので、寄って見る事にした。

展示品の準備をする人達


筑波山に咲く花の写真が展示されていた。


筑波山に生息する動物たちの剥製も展示されている

登った時は霧だけだったのに、準備を手伝ったりしていたら
小雨交じりの天気になった。
今日の撮りたい花は「東国三つ葉躑躅」と「柊草」だったが
この天気では小雨に煙る東国三つ葉つつじになりそうだ。

準備が終わったので、御幸ヶ原に撮影に飛び出したが、雨で
カメラカバーを掛けているので、思うように撮れない。
セキレイ茶屋前から降りてきたご婦人が、雨で濡れた石で
滑って転んだ。
同行者らしい二人が助け起こして、「大丈夫」と言っていたが
本当は痛かった筈だ。
せめてもの救いは、お尻から先に倒れた事だろう。

ガマ石前のヒイラギソウは、まだ咲き始めでダメだったが、土砂で
崩れても、下の方まで株が広がっていた。
竹藪の中に白い花が見えたので、のぞき込むと雪笹の花が咲いていた。

その竹藪だが、御幸ヶ原から女体山にかけての登山道脇は、花芽を
沢山付けている。
竹は、花が咲いた後、枯れるという。
昨年は、男体山の回りの竹がずいぶん枯れてしまった。


私がいつも撮影しているトウゴクミツバツツジの花は、反対側では
逆光で花の色が出ない。
やむなくこの位置で撮影したが、霧とジャモノで最悪だった。


霧の幻想・御幸ヶ原







11時過ぎ、ケーブルカーの宮脇駅に着いたら、乗客が
ホームからあふれんばかりに待っていた。

午後は、自宅回りの通学路を草刈りするつもりだったが
雨が降り続くので断念した。
久しぶりにWOWOWで映画を見た。
「はやぶさ遙かなる帰還」はやぶさの燃え尽きる瞬間の
テレビ中継を思い出して、目が潤んだ。