最近、写真機で撮った写真の整理をしました。20代前半から30代前半の写真。もういらないなぁと思う写真は捨ててしまいました。私は、
自分の子供の頃の写真はありません。過去に捨ててしまいました。病気が酷かった20代前半の時に燃やしました。それは今でも、後悔感など
は全くありません。
20代前半の時に撮った1枚の写真。何故か道路標識が写っています。右に行くとここですよ。左に行くとここですよ。直進するとここですよ
・・・。よく東京の江戸川区に定期的に逃げ込んでいた時期がありました。ある本を手にしたことがきっかけで。病気で物凄く辛い時期に
この本に出会って助けられたのですが・・・。環状7号線のある歩道橋からボーっと景色を眺めてました。そこからの景色を写真機で撮った
りしていました。精神的に辛すぎた時期でもあったのですが、何故かこの本と、その人と出会ってから、そして江戸川区に行くようになって
から自己愛を発していた自分や酷かったリストカットもなくなりました。1人でただただ景色を見つめていました。当時、何を考えていたの
かは思い出せませんが、辛い気持ちもその場所でその時だけはスーッと楽になり・・・。道路標識の真直ぐの先には、今住んでいる土地の
すぐ近くを指していました。人間って、どんなになってもやがて自分が行きたい方向を無意識に見ているのかなぁなんて今となってはそんな
ふうに思います。最近、「やじるし」という言葉を頻繁に聞くようになって、そんな10年以上前のことを思い出しました。
この本と、手紙はずーっとお守りのように今でも持っていますが、これは誰にも見せたことはありませんでした。だけど、最近素直に、誰か
に見せました。本も手紙も捨ててしまおうと思っていましたが、やっぱりお守りとして大事にしておこう。
ちなみに、この本の人、実際にお会いするまでは大嫌いでした(笑)だけど、実際にお会いしたら凄くいい人でした(笑)
あれから10年以上の年月が経って、色々な人に出会ったり、色々な事があったり・・・。だけど、その季節の中で、「自分」というものが
「変化」を重ねていき、変わっていったのだと思います。そして、「今」の自分がある。自分の行きたい方向、目指したい方向は誰かが教え
てくれるものではない。自分で探していくしかない。「自力」という時期を過ごして、最近では「他力」ということを学び始め・・・。
「自力と他力のバランス」なのかなぁなんて思います。
自分の中で、変な辛い引き出しが空いてしまったのかと思いましたが、とっても良い引き出しが空きました。辛い引き出しは空ききって、よ
うやく良い引き出しが空きだしてきたのだと思います。
もう、辛い引き出しは勘弁してケロケロケロケロ星人???ケロケロ星???どこにある星??どこの星??フィリピン??
カエルになっちゃった(゜Д゜;)!!
もう夏だ(笑)
松本英子「squall」