長い間、お薬仕様の体だった私。薬を飲まなくなってから取り戻したと感じられるもの。
感情・・・人間には本来、喜怒哀楽があります。精神安定剤などを飲んでいるとボーっとしてしまい、上手く笑えなかったりしました。
心身症で「アレキシサイミア(失感情症)」というのがあるらしいのですが、この部分もかなり改善したと思います。
怒りや、寂しさ、楽しさ、嬉しさ、苦しさ・・・。失ってしまっていた感情を取り戻すことが大分出来てきたと思います。
感覚・・・心身症で「アレキシソミア(失体感症)」というのがあるらしいですが、自分で自分の体(足とか手)を触ると、なんか微妙に
感覚が鈍いような気がしていました。これは、ヨガを続けていた中で気づきました。繰り返しやっているとだんだんと感覚が戻っ
てくるような感じでした。さらに、施術で頭から足の先までほぐして整えてきて、本来の感覚が戻ったのかなと思います。私の場
合、足首の辺りをつねっても痛みがあまり感じられませんでしたが、今同じことをするととっても痛いです。季節の感じかた、風
感じかた、肌触り・・・。いろんな感覚が変わりました。
思考・・・薬を飲んでいると、思考制御、行動抑制などがあると思います。薬の量や強さによっても違ってくると思いますが・・・。
私が一番悩んだのは、「健忘感」健忘症とかではなかったのだと思いますが、物事が思い出せなくて困った時期がありました。
お風呂に入って、髪の毛を洗う。シャンプーをする→リンスをする→お風呂から出る→リンスをしたか忘れる→もう一度お風呂に
入る→リンスをする→お風呂から出る。数分前のことが思い出せないのです。ストレスが溜まりすぎると健忘症になるかもしれま
せん。こびりついていた変なネガティブ思考なども改善されて変わったと思います。そうなってくると、行動力も出てくるのだと
思います。
薬を手放してからのリハビリを続けていましたが、大分楽になりました。10年以上も薬を飲み続けて、はたして体から薬は抜け切るのか?
と、思ったこともありましたが、ひとつひとつ向き合うことで何とかなるものだなと思います。
精神科で向き合ってきたものは「疾患」
精神支持療法や薬物療法でした。
環境を変えてから向き合ってきたもの、向き合っているものは「体と心」
瞑想療法や施術療法(実際にあるのかどうかわかりませんが)
自分の中で、内因性から心因性に切り替えました。
自分の中で「精神心療内科」みたいにしてしまいました(笑)実際にはそんなものはありません。
精神科と心療内科。あまり詳しくありませんが、違いがあるらしいです。
心理的ストレスの改善解決。病気や薬を飲んでいた時期が長かったので、厄介と言えば厄介なのですが・・・。
だけど、そんな時期があったことに後悔とかありません。やっぱりとりあえず何か大きな山を乗り越えたように思います。