タイ出張で訪問したローカル鋳物メーカーです。
工場の出入り口に張ってあったお札です。明らかに華僑の企業ですね。「報徳古堂 霊符平安」と書いてあります。道教のお札でしょうか。
砕石機械やセメントの生産設備に用いられる鋳鋼製部品の鋳造を行っています。自動車部品ほどは今回の不況の影響は受けていないそうです。
あまりきれいとはいえない工場ですが、同行いただいた専門家の方によるとなかなか良い技術を持っているとのことでした。同じローカル鋳物メーカーでもベトナム(たとえばこちらのベトナムの鋳物メーカー)とタイとでは大きな差があるように思います。
特殊な鋳鋼を生産する工場は日本ではかなり少なくなっているので、今後このようなタイのローカルメーカーと日本企業との関係が深まるかもしれません。