歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

国立科学博物館「空と宇宙展」に行ってきました

2011-01-09 18:56:32 | Weblog
 国立科学博物館で開催されている「空と宇宙展」を観てきました。
 日本の航空・宇宙開発の歴史を振り返るというこの企画展示の内容は、かなり技術寄りな地味なものです。しかし狭い会場は家族連れで溢れかえっており、小さな子どもたちの姿も多く見受けられました。

 
 この混雑は連休ということも影響していたとは思いますが、多くの家族連れが押し寄せるという事態はやはり今回の展示の目玉である「はやぶさ」の効果でしょう。「はやぶさ」の帰還が日本人の科学技術に対する意識に与えたインパクトの大きさはこれまでもマスコミで多く報じられていましたが、私もそれを強く実感しました。


 個人的には、「はやぶさ」の観測記録が手書きで書き綴られていたことが興味深かかったです。軌道の計算などは当然スーパーコンピュータで緻密に行われていたと思うのですが、手書きで記録するというアナログな手法もあわせて行われていたという点が実に日本的であるように思いました。


 それと思わず見入ったのがこちら。名機「ゼロ戦」のプロペラを成形するのに用いられた金型です。占領軍によって廃棄させられずによく残っていたものです。

 大変な混雑でじっくり見て回ることができなかったとはいえ、来てよかったと思います。