クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

出身地で見る“長渕剛”は? ―鹿児島―

2006年11月20日 | レビュー部屋
長渕剛の新曲が発売されました。
「太陽の船/月がゆれる」です。
以前このブログで、現在の長渕の歌は東京ではなく、
故郷に向かいつつあると書きましたが、
今回もその感を一層深めました。
すなわち、「太陽の船」は南の曲です。
北国ではありません。
2004年の「桜島コンサート」を経て、
彼の魂は想像以上に南へ向かっているのではないでしょうか。

長渕剛は昭和31年9月7日、鹿児島県日置市生まれ。
現在はスポーツ選手のような屈強な肉体をしていますが、
幼い頃は病弱だったそうです。
長渕のふるさと鹿児島は歴史古き土地です。
例えば、鹿児島の種子島にポルトガル船が漂着し、
鉄砲が伝来したのは天文12年(1543)のこと。
さらにその6年後の天文18年(1549)、
フランシスコ・ド・ザビエルが鹿児島に上陸し、
日本に初めてキリスト教が伝えられました。
すなわち、その後の日本史に大きく影響を与える外国の文化が、
鹿児島から伝わったのです。

そんな鹿児島で生まれ育った人間は、どのような性格なのでしょうか?
ひとつの資料として『出身地でわかる性格・相性事典』を見てみたいと思います。
(次の記述は鹿児島出身の“男性”に限ります)

(性格)
照れ屋でお世辞をいえるタイプではないから誤解されやすいが、
思いやりのあるやさしい人が多い。
「焼酎気質」といわれるのは、熱しやすく冷めやすいから。
保守的で、男尊女卑の思想が残っているところがあったり、
年長者の影響力が強かったり、年輩が後輩の面倒をよく見たりする。
ドライな現実主義者が多い。相変わらず西郷隆盛は人気絶大。

(仕事ぶり)
頑固で、不言実行型。辛抱強く、よく働く。
一本気で融通がきかないところがあり、愛想もいいほうではないので、
小売・サービス業には向いていないが、上司や先輩に対して口答えもしないから、
官公庁に入ると出世の期待大。自衛隊や警察官もいい。

(恋愛)
控えめな女性が好み。情熱的な人が多く、
本気になると猛烈にアタックするが、移り気なところも。
結婚は遅いが、結婚すると亭主関白になる。

ちなみに、鹿児島県出身の有名人は次の人物が挙げられます。
 稲森いずみ 吉田拓郎 国生さゆり 定岡正二 榎木孝明 森進一 西郷輝彦

“九州男児”という言葉があるように、
男気の強い人ばかりのようです。
今後の長渕剛の世界はどんどん南へ向かうのでしょうか。
発売されたばかりの新曲も、そのタイトルのごとく、
太陽のように明るくパワーに満ちあふれています。

参考文献
矢野新一著『出身地でわかる性格・相性事典』PHP文庫

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