クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

カブトムシ捕りに行かなくなるのはどの時期だったか? ―はにゅう詩情―

2014年08月28日 | 民俗の部屋
夏の思い出で、楽しかったものの一つに数えられるのはカブトムシ捕り。
近所の里山に入って、
クヌギにたかるカブトムシやクワガタを捕るのは楽しくて仕方がなかった。

夜に里山に入ったことはない。
カブトムシは夜行性と言うが、当時は昼間でもつかまえることができた。
もちろん、ほかの虫たちもたくさんいた。
カナブン、チョウ、ハチ、ケムシなどなど、
昆虫図鑑を持って行ったのならば、世界はもっと広がったに違いない。

里山に入ったのは、羽生の夏祭りが過ぎた頃だ。
露店で売られているカブトムシに刺激を受けて里山に入るのがいつものパターンだった。

では、逆に里山に行かなくなるのはいつだったか?
実はよく覚えていない。
どのくらいの時期からカブトムシが姿を見せなくなっていたのか、
とんと記憶にない。
夏休みが終わったと同時にオフだったのだろうか。

お盆を過ぎて里山へ行っても、
見掛けるカブトムシの数は少なくなった気がする。
やはり活動期間のピークは過ぎたのかもしれない。
それは地域によって差があるだろう。
9月になっても里山に入っていた感覚はない。

今度、地元の男子に聞いてみよう。
ちなみに、近所に広がっていた里山は姿を消し、
いまは全く別の景色が広がっている。
時代の流れによるものだが、
その景色を見るたび、心にそっと秋風が吹く。
聞こえ始めたツクツクホウシの声が、秋の到来を告げている。

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