先日、浅草を散歩していて、偶然「墨田区壁面緑化コーナー」ってのを見つけた。
文字通り「壁の花」。
まんまやないけ!
まぁ、そうおっしゃらずに。A(^_^;
ヒートアイランド対策としても注目されてるんだからねぇ。
皆さんのお家にも、お一ついかがかし?
積極的な屋上緑化政策を展開しているのが墨田区>なんだそうな。
もう少し抜粋してみる。
<「下町密集地で緑が少ない墨田区では、区民の中に緑を育てたいという要望が強く、その対策として平成9年から『屋上に緑の帽子』キャンペーンをスタートした。>んだそうだ。
「エコガーデン」なんてのも造ってるんだね。
調べてみたら、この壁面緑化見本コーナー、2005年12月に「すみだ区報」で区内の事業者に向けて
「屋上緑化見本コーナー・壁面緑化見本コーナーを拡充するため」ということで展示モデルを募集してたんですね。
僕的に特に面白かったのが、他種類の組み合わせを試みている「入交産業モデル」。
これはもう、生態的な多様性を獲得していて、なかなか素敵だと思いましたね。
あと、イビデングリーンテックモデル も良かったな。
もう一つがややシンプルだけど「ドコーモデル 」ってのが良かったかな。
墨田区公式ウェブサイトの「壁面緑化見本コーナー」に、まとまって紹介されてました。
じゃ、お気に入りをいくつか紹介してみようかな。
まずはこれ。生態的な多様性を獲得していて、なかなか素敵だと思った「入交産業モデル」。
展示されてた中では、扱ってた種類がダントツに多かったですね。
それだけに成長速度や壁面を覆う速度はまちまちなんですが、それだからこそ多様な微少環境がモザイク状に組み合わさって様々なニッチを提供しています。
素晴らしい!!
使っている植物は、だいたいこんな感じ。
斑入りベアグラス、フェスツカ・ロンギフォリア、クリーピングローズマリー、デュランタライム、斑入りヤブラン、斑入りフユサンゴ、アイビー、ラミウム・ガレオブドロン、ロニセラ・ニティダ、ハイネズ、ヒメノウゼンカズラ、アスパラガス・スプレンゲリー、西洋ツルマサキなど。
つぎはこれ,イビデングリーンテックモデル 。
グラス系を使ってないので、仕上がりはさっきのよりはスッキリしてますね。
これも負けず劣らず他種類を植え込んで成功しています。
カロセファルス・ブロウニー、タイム、キンシバイ、イタビカズラ、ツルコウジ、ワイヤープランツ、ビャクシンの交配種メディア'ゴールド・ソバーリーン'、ティムス、斑入りツルニチニチソウ、スイカズラ、サントリナ、斑入りギンガイカ、斑入り西洋ツルマサキ、コクチナシ、チャボナンテンなど。
三番手になっちゃったけど、壁面をふんわりと覆っていて軽さがあって素敵だったのが、このドコーモデル 」。
ワイヤープランツ、アイビー、セダム、西洋ツルマサキ。
後はこんなのとか。
かなりシンプルですね。どこのだったかな。
オオバジャノヒゲがメインで、アスパラガス・スプレンゲリーとゼラニウムが少し。
後は、古典的な、アイビーやオカメヅタ1種類の物。
ササを使ってたのは、この先どうなるのかちょっと興味でした。
最後に、植物の扱いはわりにシンプルだけど、「熔岩パネル」を使った地肌とのバランスがとっても綺麗だったのが「日本ナチュロックモデル 」でした。
タマシダとアイビーがメインですね。
このまま時間が経てば、ヤブソテツの仲間だとか、イノモトソウなんかも生えてきそうな感じです。
湘南の海岸付近だったら、絶滅危惧種のハコネシダなんかも十分生育するでしょうね。
ざっと見回して思ったこと。
もっと元気に繁るかと思ったら、意外にしょぼかった植物もありました。
コバノランタナ。
何がいけなかったのなかなぁ?
意外に使われてなかったのが、エリゲロン。
四季咲き性が強くて賑やかだし、こんな環境だとこぼれ種でどんどん殖えるのにね。
あと、蔓物では、斑入りアメリカヤマホロシとかハゴロモジャスミンも良いと思うんだけどね、なぜか使われてませんでしたね。
デュランタを使うんだったら、プルンバゴの方が良いんじゃないの?なんて事も思いました。
まだまだ有望な素材はいっぱいありますが、長くなるのでこの辺で。
ひょんなきっかけでこちらを知り、的確な評価を記されたもう1つのblogを紹介できましたので、御礼を申し上げます。
お役に立てば何より。
そのもう1つのblogの方から親ホームページに遊びに来てみてくださいな。
これまた濃い内容のBBSもございますので。
A(^_^;
フットワークの軽さと広さ?には感心するばかりです。