カナヅチ専用プールです。
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と、見るとなぜかプールの底には出入り口が。
上から見ると、服を着たままの人が立ってるのがわかります。
ネタバレムービー発見!
A(^_^;
Amazing Japanese Fake Pool
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スイミングプール 金沢21世紀美術館
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そう、これじつはただのプールじゃないんですね。
金沢21世紀美術館にあるレアンドロのプールっていう、言ってしまえば現代アート?なんですねぇ。
地下通路側からプールを見るとこんな感じ。
汗
で、まぁ、やっぱり気になるのが、このあたりですよね。
金属のハシゴがとぎれてるでしょ?
水面直下にはガラスが貼ってあり、その上に薄い水の層。
底の浅さがばれないようにポンプで水を循環させて水流を起こし、さざ波が絶えないようにデザインされてます。
ガラスの厚さは数cmって感じでした。
それにしても気になるのが、ハシゴの左側。
ゴムパッキンが無くなってるんですよ。
こんなのわざわざ盗っていくやつが居るんだからねぇ....
世の中にアホの種は尽きまじ。
ま、それはさておき、ここに来たのは他のある物を見るためだったりして、そのついでにちょっと覗いてみたのだった。
それでもって、さらについでに「杉本博司 歴史の歴史」ってな展覧会も覗いてきたのだった。
解説を読まないとワケワカな作品群たち。
たとえばこれ。
海の写真ですね。
これがね、円形のホールにぐるりと並べられている。
でっかくて、画面の真ん中で空と海に2分されている写真。
それが少しずつ違う表情を見せている。
中央には仏像が立っている。
ホールは暗くて、写真の脇になにやら小さな文字盤があるのだが、何が書いてあるのか良くわからない。
あとでこんなポストカードセットも売られてるらしい事を知った。
エーゲ海 ピリオン、地中海 カシス、ミルトア海 スーニオン、カリブ海 ジャマイカ、南太平洋 テアライと言う解説を読んで、やっと納得。
ホールの展示は、地球のあちこちで撮影した物だったのだね。
でもね、写真に写ってる水平線だけではどこの海かってなことはわかりようがないのだよ。
ってか、そもそもそう言うことを表現したいのではない作品なんだから、文句を言っても始まらないか。
A(^_^;
僕はてっきり、定点観測で、変わり映えしない時間帯の微妙な海の表情の変化を撮ったのが並べられてるのかと思ったのだった。
いや、作品自体は好きなんですよ。
でもね、金払ってまで手に入れたいかって言うと、それはない。
じゃあ、自分で撮ってみたいかって言うと、それもない。
テキスト情報がないと理解できない作品ってイッタイ?って思ってしまうのだが。
もちろん、説明を読めばその広がりの深さを感じ取ることが出来るし、とても興味深い試みだというのも理解できるし味わって楽しめるし共感も出来る。
それでもなお、テキストに頼らざるを得ない作品という物に寄りかかるのは、僕には抵抗がある。
もちろん、めちゃくちゃ感心した作品もあった。
「時間の終わり」っていうシリーズ?のらしい。
現物を会場で見たのではなくて、場内で流されていたビデオで見たのだった。
ビデオの中で作者自身が説明する。
真っ白な画面には、長時間露光によって2時間余りの映画の映像が露光されているとのこと。
何も写っていないのではなく、そこにあるのは情報過多なのだと。
彼は続けて言った、「写真は、瞬間を切り取るだけでなく、もっと長い時間をも撮すことが出来る」と言うようなことを。
とても面白かった。
が、作品の真っ白な画面の写った写真だけ見せられても、それは僕には伝わりようのないことだった。
言葉による説明無しには伝えようのないこと。
写真と日常の言葉を使った総合芸術なんですね、つまり。
「存在することの不思議」を伝える方法って色々あるんだねぇって、考えさせられたのだった。
「存在することの不思議」と言えば、ある意味展覧会以上に興味があって(というよりは興味本位でと言った方が伝わるかな)何度も見に来た作品?もあったのだよ。
というか、誰も目を向けなくなってる物に敢えて目を向けるように仕組んだ装置、と言った方が良いのかな?
そこに足繁く通ったのだった。
もちろん、シャレ半分でね。
「シャレ半分」。
ここ重要、かも。
A(^_^;
まずはこれ。
2009年2月12日21時17分35秒の状況。
2009年2月14日13時25分47秒の状況。
..............なんだと思います?
空です。
四角い部屋の天上に四角い穴が開いていて、素通しで空が見える、そんな部屋からの眺めです。
夕暮れ時のタレルの部屋の様子はなかなかおつなものらしいですね。
でもねぇ、それを見せるためにわざわざ建物を建てて、そこに旅費を払ってまで東京からのこのこ出掛けて行く僕ってイッタイ?
もっとも、この部屋は無料で出入りできるんですけどね。
それにしても、空の移ろいをこんな風にして見せなければ仰ぎ見ることもしなくなった現代人って、いかにも病んでるって気がするんですけど、どうなのよ?
四角いチンケな空を見せるために、何億もの金をつぎ込む。
アートだねぇ.....。
汗