くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

その如月の 望月の頃

2009-02-09 13:27:22 | ノンジャンル
2丁目「Bobbin」のマスターたかおさんが、昨日2月8日(日)17時57分
昨年夏からのすい臓癌との闘いを終え、永眠いたしました。
ここでもお知らせしておきます。


故 深澤尚夫 葬儀
通夜2/10(火)1830~
告別式2/11(水)1000~出棺1100~

場所 妙法寺 堀之内静堂
杉並区堀之内3-48-8
電話03-3313-3105

交通 丸の内線東高円寺下車歩15分
駐車場 30台まで可



ご供花 頌栄企画03-3343-1981へ2/10午前中までにご連絡ください。
とのこと、どうぞよろしくお願いします。





 願はくは
 花の下にて
 春死なん
 その如月の
 望月の頃
  西行

で、その2月の満月は今夜です。
しかも、今夜は月食の日なんだそうです。

02月09日 21時36分:半影月食開始(食の最大23時38分、食分0.925)


西行は建久元年(1190年)旧暦2月16日、満月の夜、彼の歌の通りに今を盛りと咲く桜のもとで73歳の生涯を終えた。

歌を通しての長年の友であった歌人、藤原俊成は、その歌集『長秋詠藻』に西行をしのんで次のように記しているそうな。

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彼の上人、先年に桜の歌多くよみけるに

 願はくは花の下にた春死なん
 そのきさらぎの望月の頃

かく詠みたりしを、をかしく見たまへしほどに、つひにきさらぎ十六日、望日(もちのひ)をはりとげけること、いとあはれにありがたく覚えて、物に書きつけ侍る。

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 望月の
 ころはたがはぬ空なれど
 消えけむ雲の
 行くへかなしな
  定家

今は、何も書きたくない気分なので、取り敢えずはこんな書き出しでやめておこうと思う。

14番目の月の夜に旅立った友に。