庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

大根干しと藁塚のある風景

2014-12-06 17:43:47 | 日記・エッセイ・コラム
散歩の途中で、田舎でもないと今ではあまり見かけなくなった大根干し
と「藁塚」の風景に出会った、農家の軒先等に大根干しや「藁塚」のあ
る風景は、いかにも日本の晩秋から初冬を代表する、懐かしい光景の一
つだと思う。

大根干しの風景、実家にいた頃は干した大根をたくあん漬にしたものを、
まだ半漬かりの状態で、ボリボリと食べるのが好きだった。。


こちらは脱穀した稲藁を積み上げて作った「藁塚」、私の郷里新潟では
「にほ」と言っていた、機械化された現在ではコンバインで一気に刈り
取りから脱穀までやってしまうので、ほとんど見かけなくなってしまった。


子供の頃はこの「藁塚」で乾燥保存した藁で、かまどでご飯を炊いたり
したものだった、またこの藁を利用して大人は草履や米俵を造ったり、
子供達も夜なべ仕事に縄をなったりして、小遣い稼ぎをやっていた。

昭和30年代のまだ日本が貧しかった時代の、懐かしい思い出である。

稲が刈り取られてすっかり寂しくなった田んぼの風景、落穂から新しい
芽も出ているが、もう実る事はない・・・

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