今年も、あと一日となった。
一年を振り返るとき、最もショックだったのは、
「この国のかたち」が崩れかけているのではないか?と思われることだ。
本来、この国は「日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて
行動し、われらとわれらの子孫のために・・・」を国是とする。
だが、その国会の代表者たち、特に自民党安倍派に裏金問題があって、
検察の捜査が入るという事態を知るところとなり、
こんな連中に国政を委ねている実態を知ることとなったのであった。
むかし、建武の中興のころ、
「このごろ都に流行るもの、夜討、強盗、ニセ綸旨、・・・」という
二条河原の落書なるものがあった。
今日版なら「このごろ永田町で流行るもの、パー券、うら金、キックバック」?
この事態のよって来たる処は、安倍長期一強政権の残滓と断じたい。
「美しい日本を取戻す」という耳障りのいいキャッチフレーズの下で、
モリカケ問題やサクラを見る会などなど疑惑も多かった。
くる年の国会では、崩れかけた「この国のかたち」を、
本来の姿に取戻して貰いたい。
いま一度、政治とカネについて徹底した議論を尽くし、
政治資金規正法の全面改正が全てに優先する一丁目一番である。